唐突ですが皆さんはきちんと口臭対策してますか?
食後の歯磨きを欠かさない人でも、寝起きや、マスクの常態化によって自分の口臭が気になるようになったという方も多いのではないでしょうか。
基本的には衛生的で綺麗好きなイメージのある日本人ですが、他の先進国と比較して意識が低いと言われるのがオーラルケア(口腔ケア)だそうです。
[clink url=”https://www.sunstar.com/jp/newsroom/news/20141020103486/”]
[speech_balloon_left1 user_image_url=”https://cotonohablog.com/wp-content/uploads/2021/07/girl_16.png” user_name=””]口臭やオーラルケアは気になるけど、マウスウォッシュは種類も沢山あって、一体どれを選べばいいの?[/speech_balloon_left1]
今回は色々な商品を購入して、それぞれの商品の特徴に加え、実際に使ってみて感じた効果や味などをまとめてみましたので是非最後までお読み頂ければ幸いです。
尚、今回比較した商品は下記の4種類です。「洗口液」と「液体歯磨き」が混在してしまいましたが、口臭予防という観点を中心にご紹介していきます。
● リステリン トータルケア+(ジョンソン・エンド・ジョンソン)
● NONIO(ライオン)
● モンダミン プレミアムケア(アース製薬)
● G・U・M デンタルリンス(サンスター)
マウスウォッシュ(デンタルリンス)とは
まずマウスウォッシュ(デンタルリンス)についてですが、基本的には口の中に含んですすぐことで口内環境改善、口臭予防に効果に効果を発揮する液剤です。
見た目には判別しずらいですが、大別すると「液体歯磨き」と「洗口液」があり(ラベルには必ず明記されています)、歯磨き粉の代わりに使用する「液体歯磨き」に対し、「洗口液」は歯磨き後などのプラスワンで使用します。
[clink url=”https://cotonohablog.com/lifestyle/2021/08/doltz/”]
「洗口液」は、歯磨き粉のようにプラークやバイオフィルムの除去は出来ないものの、口腔内全てをケア出来るので普段の歯磨きと合わせて使うことで手軽にオーラルケア、口臭予防が出来るので是非習慣付けたいところです。
マウスウォッシュを使うタイミング
歯磨きと違い、道具や水を必要としないため、いつでもどこでも使用出来ますが、各社がおすすめしているタイミングは概ね以下の通りです。
● 歯磨き後
● 食事のあと(歯磨きの代わりに)
● 就寝前
● 口内をスッキリさせたいとき
歯磨き後
歯磨きでケア出来るのは歯の表面積である約25%と言われています。
歯磨きだけでは落とせない舌や歯ぐき、粘膜など口全体の汚れをキレイにするために歯磨の後に行うマウスウォッシュがお勧めです。(液体歯磨きは液剤で口をすすいだあとブラッシングをします)
ただ、歯磨き粉に配合される虫歯予防のフッ素成分は定着に時間がかかるようですので、歯磨直後より30分程度時間が経ってから使用するのが良さそうです。
[s_ad]
食事のあと(歯磨きの代わりに)
外出時などで食事の後に歯磨きをすることが出来ない場合の活用もお勧めです。
一時対策のガムやフリスクなどと違い薬用成分が配合されていますし、すすぐことで食べカスや油の洗浄効果も期待できます。
外食が多い方であれば是非、各社から販売されている携行用のミニボトルを活用しましょう。
就寝前
起床時の口の中が粘つき&口臭は唾液の減少による口内の乾燥と細菌の繁殖が主な理由です。(1日の中で最も口臭が強くなるのは寝起き時だとか!)
就寝前に歯磨きと合わせ、殺菌成分の配合された薬用マウスウォッシュを使用することで、細菌の繁殖を抑え寝起き時の口の不快感を軽減します。
就寝前にしっかりクチュクチュする(20〜30秒)ことで、朝の爽快感が変わってくるのでまずは習慣化をお勧めします。
口内をスッキリさせたいとき
マウスウォッシュは道具や水を必要としない為、いつでもどこでも好きな時に使えるメリットもあります。
喫茶や喫煙のあと、仕事の商談前、口の匂いが気になるときに加え、眠気覚ましや気分をスッキリさせたい時などにも効果的です。(但しアルコール配合商品の運転直前の使用は厳禁です)
|PR|暑い夏を快適に過ごしたいならバッテリー付きネッククーラーがお勧め!
[clink url=”https://cotonohablog.com/gadget/2021/06/neckcooler-evo/”]
マウスウォッシュの選び方のポイント
マウスウォッシュを選ぶ際のポイントは大きく分けて下記の通りです。
● 医薬部外品かどうか
● アルコールの配合有無
● 薬用成分
● 香料&味
● コストパフォーマンス
医薬部外品かどうか
![]() |
マウスウォッシュは薬事法で、薬用成分が配合されていない「化粧品」と、配合された「医薬部外品」に分類されています。
せっかく使用するのであれば虫歯予防や口臭予効果などしっかりオーラルケアが出来る「医薬部外品」と表記されている商品を選びましょう。
アルコールの配合有無
![]() |
マウスウォッシュの「溶剤」として刺激や爽快感の高いエタノールを使用している「アルコールタイプ」と、刺激の少ないマイルドな「ノンアルコールタイプ」が存在します。
個人的にはスッキリする「アルコールタイプ」がお勧めですが、使用直後は酒気反応が出るようですので運転前の使用は厳禁です。また誤飲を考えると子供の使用も控えた方が良いでしょう。
アルコールの有無で殺菌力には違いはないそうなので、上記も含め基本的には用途と好みで選べば良いと思います。
薬用成分
![]() |
マウスウォッシュの「薬用成分」には、CPC(塩化セチルピリジニウム)と、IPMP(イソプロピルメチルフェノール)のタイプが存在します。
それぞれの成分の特徴や違いは以下の通りです。(参考記事:デンタルスタイル)
薬用成分 | CPC | IPMP |
性質 | イオン性 | 非イオン性 |
特徴 | 浮遊性・表層細菌に効果的 | 浸透殺菌性に優れる |
持続性 | 高い | 低い |
即効性 | 普通 | 高い |
いずれも殺菌性は強くどちらが良いかは分かりませんが、国内メーカーの多くでは「CPC配合」を謳っている商品が多いです。
香料&味
香料&味は感覚的なところが多く、実際に試して比べるしか無いのですが毎日使うことを考えると僕は結構大事だと思います。(不快に感じるものを使い続けるのは苦痛です)
後ほど私感ではありますがそれぞれの商品の使用感をまとめていますので、色々試して買うのは面倒だという方はそちらを参考にして頂ければ幸いです。
コストパフォーマンス
もちろん毎日使っていく上でコストパフォーマンスも大事な要素です。
例えば「リステリン トータルケア+」は実売価格で一回当たりおおよそ22円なのに対し「モンダミン プレミアムケア」は12.8円と商品によってかかるコストは違います。
とはいえ、安くても自分に合わない商品を使い続けるのはストレスだと思うので、やはり実際に使ってみて最もコスパの良い商品を選びたいものです。
マウスウォッシュ商品比較
それでは各商品の比較をしていきましょう!
尚、比較表の「効果」「持続性」「刺激」「味」については僕の完全な私見ですが、メーカーの商品情報では分かり得ない部分ですので、商品選びの参考にして頂ければ幸いです。
商品 | LISTERINE トータルケアプラス |
NONIO | モンダミン プレミアムケア |
G・U・M デンタルリンス |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
メーカー | ジョンソン・エンド ・ジョンソン |
ライオン | アース製薬 | サンスター |
用途 | 液体歯磨き | 洗口液 | 洗口液 | 液体歯磨き |
分類 | 医薬部外品 | 医薬部外品 | 医薬部外品 | 医薬部外品 |
溶剤 | エタノール | エタノール・PG | エタノール | 濃グリセリン エタノール |
香料 | クリーンミント | クリアハーブミント | プレミアムミント | ハーブミント |
薬用成分 | IPMP・塩化亜鉛 | CPC | CPC・TXA・GK2 | CPC・GK2・BKC |
刺激※1 | ★★★★★ | ★★ | ★★★ | ★★ |
甘み※1 | ★★★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ |
清涼感※1 | ★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★ |
持続性※2 | ★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★ |
参考価格※3 | 1,098円 | 798円 | 830円 | 855円 |
内容量 | 1,000ml | 1,000ml | 1,300ml | 956ml |
適量 | 約20ml | 約20ml | 約20ml | 約10ml |
コスト/回※3 | 約22円 | 約16円 | 約12.8円 | 約8.9円 |
商品リンク | 商品リンク | 商品リンク | 商品リンク | 商品リンク |
※1:刺激&甘み&清涼感:それぞれ最大5〜最低1レベルで記載(私感) ※2:持続性は就寝前に洗口した際の起床時の口内環境で検証(私感) ※3:参考価格は2021年7月4日現在のAmazon価格 |
LISTERINE(リステリン)トータルケア+
ジョンソン・エンド・ジョンソンから販売される「LISTERINE(リステリン)」はマウスウォッシュのパイオニアとして135年以上の歴史を誇り、現在世界50ヶ国以上で愛用されています。
そのLISTERINEブランドの中でも「トータルケア+(プラス)」は国内売上No.1を誇り、マウスウォッシュを使う人であれば1度は使用したことがあるのではないでしょうか。
「殺菌力No.1」を謳う有効成分IPMPはバイオフォルム(細菌の塊)を強力に殺菌、虫歯・歯肉炎・口臭予防に効果を発揮します。
刺激 ★★★★★
他商品と比較しても刺激はかなり強く、すすぎ中にも痛いくらい、洗口後も歯茎と口腔粘膜がキシキシするレベルで「殺菌されている感」は相当です。
甘み ★★★★★ | 清涼感 ★★
甘みや香料はかなり強めで口の中に残るため爽快感はありません。(ジュースを飲んだ後のような残味があります)
持続性 ★★★
起床時の口内の不快感は確かに軽減されます。ただやはり口の中に少し甘みが残っている感じがして個人的にはいまいちでした。
コスパ ★★
コストも1回当たり約22円と、比較した商品の中では最も高くなっています。個人的に感じる効果は他商品と大きな違いはない為、コスパでは星2つとしました。
ややクセが強いものの「とにかく刺激が強い方が好き」「殺菌効果で選びたい」方にはお勧めの商品です。
NONIO(ノニオ)
「生活と健康を科学する」ライオンから販売される洗口液「NONIO(ノニオ)」。
川口春奈さん、成田凌さんを起用した爽やかなCMでお馴染みの商品ですが、実力も確かで口臭原因菌を殺菌&増殖を抑制するPCPを配合し、気になる口臭を長時間予防してくれます。
フレーバーには合成香料を使わず天然ミントを使用しておりとても爽やかなマウスウォッシュです。
刺激 ★★
アルコールを配合していますが、他商品と比較するとかなりマイルドです。
今回比較した商品の中では一番低刺激でした。
甘み ★★ | 清涼感 ★★★★★
天然ミントのお陰か甘みも香りも自然で後に残りません。
普段の歯磨き後の清涼感をUPしてくれるような爽やかさで正直僕はかなり好みです。
持続性 ★★★★
起床時の爽やかさも今回比較した商品で一番だと思います。
この商品は味も香りもとにかくマイルドなので使用後に水ですすぐ必要がなく、その分効果が長く続く感じがします。(本来洗口液は水ですすぐ必要はありませんが、残味があるとついついすすぎたくなってしまいますよね)
コスパ ★★★
1回当たりのコストはLISTERINEに次ぐ約16円とやや高めですが、効果や継続性を考えるとまあ納得のコスパです。
「アルコールの刺激は欲しいけどキツすぎるのはイヤ」「自然なフレーバーが好き」な方にお勧めしたいマウスウォッシュです。
MONDAHMIN(モンダミン)プレミアムケア
「お口、クチュクチュ、モンダミン」のフレーズでお馴染みのアース製薬の「MONDAHMIN(モンダミン)ブレスケア」。
日本でまだ洗口液が一般的ではなかった1987年に誕生し、30年以上の歴史を誇るマウスウォッシュです。
今回比較した商品の中でもG・U・Mと並び有効成分が最も多く配合(CPC・TXA・GK2)されておりすすぐだけで、口臭・むし歯・歯肉炎・歯ぐきからの出血・歯垢付着など、口のトラブルをまるごと予防してくれます。
刺激 ★★★
溶剤にアルコールを配合しており国内メーカー品としては刺激が強めで、洗口中も舌先などが少しヒリヒリします。
ただその分、使用後はひんやりとした爽快感があり僕は好きな感じです。
甘み ★★★ | 清涼感 ★★★★
やや甘みは強く感じますが、使用後はあまり残らず歯磨き後のような爽やかさが続きます。
ミントの香りもやや強めで相乗効果で清涼感を増してくれます。
持続性 ★★★
起床時の口内の不快感を軽減してくれます。
ただ「NONIO」よりは効き目が薄い気がしますので★3つとしました。
コスパ ★★★★
適量20mlの商品では12.8円/回と最もコストが安く、内容量も1,300mlと長持ちします。
但し、注ぎ口の形状が悪く、洗口液をキャップに移す際にかなりの確率でこぼれます。(上手く注ぐ方法があれば教えて欲しいレベル)
本来であればコスパは星5をつけたいところですが、このこぼれる分を考慮して−1としました。
比較的安価で有効成分の多い「MONDAHMIN(モンダミン)プレミアムケア」は「コスパに拘りたい」方にはピッタリの商品ではないでしょうか。
G・U・M(ガム)デンタルリンス
「G・U・M(ガム)デンタルリンス」はオーラルケア商品を中心に販売するサンスターのマウスウォッシュです。
同ブランドは、マウスウォッシュの他、ペーストタイプの歯磨き粉や歯ブラシ(手動|電動)、歯間クリーナーなどに至るまでデンタルケア商品を広く展開しているのが特徴です。
「G・U・M」シリーズは歯周病予防のための「歯茎エイジング」に着目しており、CPCによる歯周病菌の殺菌だけでなく、ビタミンEnやビタミンB6を配合し、歯茎の血行促進・代謝を促します。
刺激 ★★
こちらもアルコールを配合していますが、比較的低刺激で使いやすい商品です。
甘み ★★★ | 清涼感 ★★★
甘みや香料の感じは「モンダミン」に近いですが、少し残味があります。
また「G・U・M デンタルリンス」は「液体歯磨き」に分類される商品で少し泡立ちがあるため、使用後は水ですすぎたくなります。
持続性 ★★
起床時の口内への影響は限定的です。(僕の場合はあまり効果を感じませんでした)
適量が10mlと他商品の半分な点が影響しているのかも知れません。
コスパ ★★★★
今回比較した商品の中で唯一適量が10mlと1回当たりのコストは圧倒的です。(8.9円/回)
ただ適量が少ない分、どうしても他と比較して薬用成分量も少なく効果は少し物足りない感じがします。
刺激が少なくコストも安いため、初めてマウスウォッシュを使う方や歯磨き+マウスウォッシュが面倒な方は「液体歯磨き」として活用するのは良いかも知れません。
まとめ
さて、日々の口臭予防に効果的なマウスウォッシュについてまとめて来ましたがいかがでしたでしょうか。
商品によって口臭やオーラルケアに対するアプローチが異なるものの、いずれも効果は高く最後は使用感やフレーバーの好みで選んで問題ないと思います。
ちなみに僕が実際に使ってみてもっとも良かったのは「NONIO(ノニオ)」です。刺激はさほど強くないですが残味が少なく、とにかく使用後の清涼感が素晴らしかったです。持続性も◎!
これからマウスウォッシュを使っていこうという方はまずはNONIOから試して頂ければいいかなと思います。
まだまだマスクの外せない環境で少しでも快適に過ごすためにも、口臭対策やオーラルケアをしっかりやっていきたいですね!
それでは。
コメント