仕事に追われ、ようやく我が家に辿り着いて目にするのは、ロボット掃除機が拭き残した床のホコリや髪の毛。時間的に自分でかけ直すこともできないし、スッキリしないままため息をひとつついてお風呂に向かう——
素足に残るざらざら感。水を引きずっただけのような水拭きの仕上がり。モップやステーションのどこかから漂う、生乾きとカビが混ざったような臭い。
カナちひ僕にとってロボット掃除機は長い間、便利さとストレスが同居する存在でした。
それでも手放せなかったのは、ひとつの家事を人任せにできるという蜜の味を覚えてしまったから。「掃除しないよりマシ」と自分に言い聞かせながら、不満を抱えたまま使い続けていました。
というわけで、今回レビューするのがこちらの『Dreame L40s Pro Ultra』です。

結論から言うと、これまで感じていた不満は全部なくなりました。確かに決して安くはない高級機。でも価格に見合う価値は確実にあると感じています。
今回は、スマート家電の分野で世界トップクラスのシェアを誇る「Dreame(ドリーミー)」のコアモデルの実力と、それによって僕の暮らしのストレスがどう解消されたのか。
実際の使用感とともに、じっくりとお届けしたいと思います。
Dreame L40s Pro Ultra 概要とスペック

「Dreame L40s Pro Ultra」は、スマート家電の最先端を走るブランド「Dreame(ドリーミー)」が手がける、実質的なフラッグシップモデル。
本体単体で高精度な吸引と水拭きをこなすのはもちろんですが、この製品の真骨頂は「PowerDock」と呼ばれる全自動クリーニングステーションで、毎日のゴミ収集から、モップの温水洗浄、熱風乾燥、洗浄液の自動補充、そして充電まで。
文字通り「掃除にまつわるすべての面倒」を、このステーションが完全に完結してくれます。
\ ブランドの概要はこちらをチェック! /

一見すると、エントリー機とは一線を画す「全部入り」のモンスターマシン。ですが、僕が本当に注目したいのは、ただスペックの数字が大きいことだけではありません。
「掃除の前後をどれだけ楽にできるか」という、日常に寄り添った細かな工夫が随所に施されている点にあります。
L40s Pro Ultraの主な仕様
| L40s Pro Ultra | |
|---|---|
![]() | |
| 最大吸引力 | 19,000Pa (第6世代TurboForceモーター) |
| メインブラシ | HyperStream 絡まり除去デュオブラシ |
| 水拭き機能 | デュアル加圧回転モップ |
| 伸長機能 | デュアルフレックスアーム (最大4cm伸長) |
| 障害物回避 | デュアルレーザー段差検知 |
| カーペット対応 | モップリフトアップ10.5mm モップ自動脱着 |
| 暗所LEDライト | |
| 段差乗り越え | 最大4cm (22mm+18mm) |
| 音声操作 | 内蔵+スマートホーム連携 (Alexa・Google Home対応) |
| ステーション機能 | 自動ゴミ収集(約100日分) モップ自動温水洗浄(75℃) モップ温風乾燥 洗浄液の自動補充 自動タンク給排水 自動充電 |
| 本体サイズ | 35 × 35 × 10.4cm |
| ステーションサイズ | 45.7 × 34 × 59 cm |
髪の毛が絡まりにくいデュアルブラシ構造や、家具の隙間などの暗所でも障害物を見逃さないLEDライト、汚水タンクの臭いを抑える消臭モジュール。
どれもカタログスペックを眺めているだけでは気付きにくい点ですが、毎日使う中でじわじわと恩恵を感じる機能ばかりです。



ここで気になるのが、2026年4月に発売された最新モデル「L10s Ultra Gen 3と何が違うの?」というところ。
結論から言うと、発売時期こそL10s Gen 3の方が新しいのですが、日々の使い勝手に直結する実用的な機能に関しては、上位モデルである「L40s Pro Ultra」が多くの面で上回っていると感じました。

まずはふたつのモデルの主な違いを、分かりやすく比較してみます。
L40s Pro Ultra / L10s Ultra Gen 3 比較
| L40s Pro Ultra | L10s Ultra Gen 3 | |
|---|---|---|
![]() | ![]() | |
| 最大吸引力 | 19,000Pa | 25,000Pa |
| メインブラシ | デュアルブラシ | シングルブラシ |
| モップ自動着脱 | (リフトアップのみ) | |
| AI汚れ検知 | ||
| 暗所LEDライト | ||
| 段差乗り越え | ||
| 汚水タンク消臭 | ||
| 音声操作 | 内蔵+スマートホーム連携 | スマートホーム連携のみ |
| モップ洗浄 | 75℃温水洗浄 | 常温水洗浄 |
| 本体サイズ | 35 x 35 x 103.5cm | 35 x 35 x 9.7 cm |
| 通常価格 | ¥199,800(税込) | 159,800円(税込) |
| Check | Check |
正直「ここまでの機能は必要なの?」と思わず怯んでしまうほどの充実っぷり。
でも実際に使ってみると、どの機能もユーザーのリアルな声を反映して丁寧に設計されていることがよく分かります。
\ L10s Ultra Gen 3の詳細レビューはこちら /

Dreame L40s Pro Ultra レビュー

というわけで、ここからは僕が実際に体験した感動と、その理由をまとめていきます。
素足で歩きたくなる、ざらつきのない床
掃除が終わったはずなのに、素足で歩くと床がざらざらする……以前のロボット掃除機を使っていた頃、ずっと感じていた違和感の原因は、単純にモップが汚れたまま床を拭き続けていたから。
一度汚れを吸い取ったモップでそのまま走り続けるというのは、結局のところ汚れを部屋全体に薄く引き伸ばしているだけなんですよ。水拭き機能があるのと床がきれいになるのとは、イコールではなかったワケです。

その点、L40s Pro Ultraは構造自体から違います。
まず、デュアル加圧回転モップが床をしっかり押さえながら力強く回転して拭き取る。さらに「AI汚れ検知2.0」という賢いシステムが床の汚れをリアルタイムで検知して、通常の拭き取りでは落ちないと判断した箇所を、自動でもう一度拭き直す仕組みになっています。

しかも事前に決めた範囲を(距離)を掃除すると、自動的に一度ステーションへと戻り、モップを綺麗に洗浄した上で再び残りの拭き取りを再開してくれます。常に綺麗なモップだけで床を磨き上げてくれるのは、素直に気持ちがいいです。

掃除後に素足で床を歩いてみると、本当にざらつきがありません。それどころか、まるで新築当時の床のような、ツルツルとした清潔感がある。
同じ拭き取り機能を持つロボット掃除機でも、仕組みが変わるだけでここまで仕上がりが違うのかと、正直驚きました。
カナちひこの二度拭き機能を使うには、Dreamehomeアプリの「CleanGenius」モードをオンにする必要があります。初期設定ではオフになっているので、その点には注意。
衛生的で、嫌なにおいとは無縁
以前のロボット掃除機でいちばん耐えられなかったのが、においの問題。
吸引した湿ったゴミがダストバッグや配管を通ることで、カビと生乾きが混ざったような臭いが本体やステーションに蓄積していく。使えば使うほどその臭いはひどくなり、水やダストバッグを交換するたびに感じるこの悪臭にはずっと悩まされていました。

L40s Pro Ultraはどうかと言うと、驚くほど無臭。
その理由にひとつは吸引とモップが完全に分離された構造。本機はカーペットやじゅうたんを検知すると、一度ステーションに戻り、モップを置いてから吸引に向かいます。
「濡れたモップを引きずったままカーペットを踏む」というシチュエーションが物理的に起きないので、ゴミが濡れません。

さらに、モップ自体もステーション(PowerDock)に戻るたびに75℃の温水で自動洗浄され、そのまま温風で完全に乾かしきるので、雑菌が繁殖する隙がそもそもないんです。
L40s Pro Ultraは、さらに細かいところまで抜かりがなくて、
- 浄水タンク:銀イオン除菌モジュールを搭載
- 排水タンク:消臭モジュールを搭載

結果的に、ダストボックスを交換するときも、汚れた水を捨てるときも、あの嫌な悪臭とは無縁。
ただ床を綺麗にするだけでなく、掃除プロセスの衛生管理まで徹底的に設計されているのには素直に感心しました。
脱輪も、迷子も、騒音もなし
シンプルにロボットとしての賢さにも感動しました。
「自力でステーションに戻る」
「網戸に突っ込んで脱輪しない」
「家具にぶつかって傷をつけない」
そんな当たり前のことが当たり前にできることこそが、L40s Pro Ultraの賢さの証明。
複雑な地形も衝突ぜず回避


その優れた障害物回避を支えているのが、AI RGBカメラとデュアルレーザー3D構造化ライトを組み合わせた構成で、180種以上の障害物に対応しています。
さらに暗い部屋でもLEDライトで照らしながら動くので、夜間のスケジュール運転でも安心して任せられます。

段差は最大4cmまで乗り越えられます。
22mmと18mmの二段構成で段差をグリップしながら乗り越える仕組みで、以前は手前で引き返していたロの字型のダイニングテーブルの支柱の間もスムーズに通り抜けていきます。

ステーションへの帰還精度も別次元に優秀。
迷走も切り返しもなく、ほぼ一発でスムーズに戻ります。以前のように戻れなくなってそのまま力尽きるようなことは、一度もありません。

騒音についても、以前のゴミ吸引音が嘘のように静かになりました。走行中はもちろん、ステーションでのゴミの回収音も気にならないレベルで、リビングで寛いでいる時間でも、気兼ねなく稼働させられます。
柔軟性の高い足回りで走行音も静か


TÜV SÜDのベビー向け低騒音認証を取得しているというのも、納得がいく仕上がりでした。
すべてを任せられる、PowerDock
ここまで読んで「掃除自体はすごそうだけど、メンテナンスが大変そう」と思った人もいるかもしれません。
でも実際はむしろ、このロボット掃除機の本当の価値はPowerDockにあると言っても過言ではないくらい、掃除後の処理がとにかく楽なんです。
モップは75℃の温水で自動洗浄されて温風乾燥まで完了するし、ゴミは自動で回収される(最大100日分)。洗浄液も自動で補充してれるし、充電も自動。しかもモップを洗うウォッシュボード自体も、モップの回転でこすり洗いされ、自動洗浄される仕組み。

使い始めてからというもの、僕が自分でやっていることといえば、掃除終わりに汚水タンクの水を捨てることと、週に一度くらい浄水タンクに水を足すことくらい。消耗品の交換時期はアプリが教えてくれるので、うっかり忘れる心配すらありません。

この「ロボット掃除機を管理する手間が、ほぼゼロになる感覚」こそが、Dreame L40s Pro Ultraを選ぶ最大の魅力であり、初期投資に対するリターンなのだと実感しています。
カナちひ掃除後の排水もL40s Pro Ultraが音声で教えてくれるので、捨て忘れることもありません。
カメラとスマホで遠隔操作も可能
Dreame L40s Pro Ultraはスマホでの遠隔操作にも対応しているんですが、個人的に面白かったのが掃除の開始や停止といった一般的な機能だけでなく、まるでドローンのように掃除機のレンズ越しに景色を見ながらスマホで操作したり、写真や動画を撮影できる点。


この機能を使っている間は、撮影していることを繰り返し音声で発信してくれるので、監視カメラのような使い方はできませんが、ペット用の見守りカメラや、狭い隙間に入ったものを探す(ライトも手動で点灯可能)時など意外と活躍しそうだなと思いました。
カナちひL10s Ultra Gen 3には無かった機能なので、上位モデルだけのおまけ機能だと思います。
Dreame L40s Pro Ultra の気になった点

正直、機能面では文句のつけどころのないDreame L40s Pro Ultraですが、導入面ではいくつかのハードルは存在します。
ステーションのサイズ感
まずひとつめは、ステーションのサイズ感。これだけの機能なのである程度のサイズは許容する必要はあります。
ちなみに個人的に気になったのは、60cm近い高さよりも設置面積。ケーブルもあるので壁にぴったりと付けることは出来ないし、掃除機本体の帰還のために左右もある程度は空けておかないといけません。

まあ、清潔感のあるミニマルなデザインで風景のノイズにはなりにくいと思いますが、設置スペースは購入前にしっかりチェックしておいた方が良いと思います。
初期投資と、ランニングコスト
あとは、やはり定価199,800円(税込)という価格と、その維持費。
初期投資については、公式ストアやAmazonなどのECサイトで大幅に値引きされるセール時を狙うことで、ある程度緩和はできます(2026年6月21日執筆時点でも50%OFFの¥99,800(税込)で販売中)。

ですが、毎日使うことを考えると気になるのはむしろランニングコスト。床掃除を完全に意識の外へ追いやるためには、定期的な消耗品の補充が欠かせません。
Dreame L40s Pro Ultraの交換パーツも含めた交換時期と価格は以下のとおりです。
主な消耗品とランニングコスト
| アクセサリー | 交換時期 | 通常価格 | 1ヶ月分目安 |
|---|---|---|---|
| ダストボックス(3枚入り) | 最大100日分/枚 | ¥2,999 | 約300円 |
| 床洗剤(1L) | 約400回分 | ¥2,999 | 約225円 |
| HEPAフィルター(2個入り) | 約150回/個 | ¥2,280 | 約228円 |
| サイドブラシ(2個入り) | 約200回/個 | ¥1,980 | 約148円 |
| 絡まり防止デュオブラシ(1セット) | 約300回/個 | ¥4,980 | 約498円 |
| モップパッド(4枚入り) | ー | ¥1,880 | 約157円※ |
| 銀イオン除菌モジュール | 1年毎 | ¥1,500 | 約148円 |
| 汚水タンク消臭モジュール | 1年毎 | ¥2,680 | 約223円 |
| 消耗品計 | ー | ー | 約1,927円 |
消耗品も定期的にセールを行なっているし、交換時期を超えても使い続けることもできますが、タイミングによっては一度に数千円程度の出費になることも。

カナちひロボット掃除機の維持費はDreameに限った話ではないけど、さまざまな機能を搭載したハイエンドゆえに、購入時のハードルと、使い続けるための維持費は頭に入れておきたいところです。
まとめ

仕事から疲れて帰ってきたとき、ドアを開けた瞬間に広がる清潔な床の感触。かつて僕を悩ませていた「ざらつき」や「嫌なにおい」、そして「迷子になった本体を捜索する手間」は、この「Dreame L40s Pro Ultra」によって文字通りすべて過去のモノになりました。
約20万円という定価や毎月の消耗品費という現実的な導入ハードルは確かにありますが、Amazonや公式ストアのセールのタイミングを上手く活用できれば、これ以上ないほど費用対効果の高い投資になりうると思います。
何より、床掃除と掃除機のメンテナンスという「暮らしのノイズ」を完全に消し去ってくれる価値は、数値以上のリターンをもたらしてくれるはずです。
- 今使っている水拭きロボット掃除機の生乾き臭に不満を感じている人
- 掃除が終わった後の床のざらつき、拭き残しが許せない人
- 「メンテナンスの手間」すらゼロにしたい効率主義の人
- 複雑な間取りや家具が多く、従来の掃除機では掃除が困難な人
かつて僕がそうだったように、「ロボット掃除機なんて、結局どこか妥協しながら使うものでしょ」と諦めかけている人にこそ、試してみてほしい。
そう素直に感じられる、ロボット掃除機でした。




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