僕は定期的に審美歯科で歯のメンテナンスをするほど白い歯へのこだわりが強いのですが、普段の歯磨きやフロスなど日々のケアも非常に大事にしています。
“清潔感は歯に宿る” 第一印象では口元の印象が清潔感と直結することも多いので、できるだけ綺麗に保ちたいところです。
そんな僕は10年以上前から電動歯ブラシを愛用していて、これまでソニッケアーやドルツなど大手ブランドの商品を使ってきたのですが、今回メーカーであるEPEIOS(エペイオス)さんから「EPEIOS 音波電動歯ブラシET003」をご提供頂きましたので、商品の特徴とその実力を検証していきたいと思います。
EPEIOS ET003 総評と感想
僕が実際に「EPEIOS ET003」を 使ってみて感じた感想をもとにした評価は以下の通りです。
- ブラッシングの強さ・・・★☆☆☆☆
- モードの便利さ・・・★★☆☆☆
- 振動&音の静かさ・・・★★★★★
- 奥歯や隙間のみがきやすさ・・・★★★★☆
- みがき上がり・・・★★★★☆
フィリップスやパナソニックのしっかりとしたブラッシングと比較すると「EPEIOS ET003」はかなりソフトで優しく、正直最初は少し物足りない印象を受けました。
ただ使い続けるとブラッシングの気持ちよさや、歯間や奥歯の磨きやすさ、うっかり肢の部分が歯にあったっても痛くない点など良い部分に気づくようになり、みがき上がりも意外なほど歯がツルツルで磨き残しも少ない。
確かに力強い電動歯ブラシと比べれば時間はかかのですが、その分歯茎の負担やストレスは少ないし「きちんとした歯みがき」を意識できるので、時間がある時は「EPEIOS ET003」を優先して使うようにしています。
ブラッシング以外の印象では、とにかく静かです。(テレビやスマホを見ながらみがく人にはかなり良いかも)
モードの違いをあまり感じられない点や、子供や手の小さい女性には少し使い勝手が悪そうなサイズなどいくつかの気になる点はありますが、価格や電動歯ブラシ自体の品質の良さを考えると素晴らしいコスパで、「家電批評」での電動歯ブラシ部門2年連続ベストバイ受賞や5万本の販売実績※も納得の商品です。※2023年4月時点
この辺りのメリットデメリットは後半で詳しく紹介します!
EPEIOS ET003 の商品概要
メーカーであるEPEIOS JAPAN Co.,Ltd.は、中国や韓国にも拠点を持つ純日本企業で、アジアの生産力と日本の技術を組み合わせた高品質かつデザイン製の高い家電を多く製造しています。特に洗練された美しいデザインのFoElem Seriesは多くのメディアやファンからも注目されています。
カタログスペックと他社製品比較
基本性能を中心にカタログスペックを見ていきます。比較のために大手メーカー3社のプレミアクラスのモデルも一緒に掲載しています。
機種名 | ET003 | DiamondClean 9000 | EW-DP37 | iO6 |
商品画像 | ||||
メーカー|ブランド | EPEIOS | Philips|Sonicare | Panasonic|Doltz | BRAUN|Oral-B |
駆動方式 | 音波振動式 | 音波振動式 | W音波振動式 | 振動回転式 |
防水性能 | IPX7 | 不明 | IPX7 | 不明 |
ブラシ振動(回転)数 | 32,000回/分 | 31,000回/分 | 31,000回/分 | 推定9,900回/分 |
モード | クリーニング ホワイトニング センシティブ ポリッシュ | クリーン ディープクリーン+ ガムヘルス ホワイトプラス (各3段階の強度調整) | Wクリーン ノーマル ソフト | 標準クリーン しっかりクリーン やわらかクリーン 歯ぐきケア ホワイトニング |
サイズ | 25 x 2.8 x 2.8 cm | 25.2 x 3.1 x 2.8 cm | 23.5 x 3.5 x 2.9 cm | 23.9 x 3 x 3 cm |
過圧防止機能 | – | ◯ | ◯ | ◯ |
モード記憶機能 | ◯ | ◯ | ◯ | 不明 |
重量 | 132g | 134g | 110g | 137g |
付属品 | 交換用ブラシx2 充電用USBケーブル | 交換用ブラシx2 トラベルケース 充電器用グラス 充電器 | 交換用ブラシ 充電スタンド 電源アダプター 専用ケーブル(USB AtoC) | 交換用ブラシx4 トラベルケース 充電スタンド |
連続使用日数※ | 180日間 | 14日間 | 22日間 | 12日間 |
充電時間 | 4時間 | 24時間 | 3時間 | 12時間 |
拡張機能 | – | 専用アプリ連動 | – | 専用アプリ連動 |
標準ブラシ価格※ | 1,299円/2本 | 6,000円/3本 | 1,653円/2本 | 4,756円/4本 |
本体実勢価格※ | 5,980円 | 23,980円 | 23,633円 | 26,891円 |
商品リンク | 商品リンク | 商品リンク | 商品リンク |
※標準ブラシおよび本体実勢価格は2023年9月18日のAmazon価格
比較で「EPEIOS ET003」が優位と思われる点を赤字で表記していますが、やはり価格と使用時間は突出して優秀です。
また多彩なオプション機能はないものの、電動歯ブラシとして必要な機能だけをしっかり備えた実用性の高いモデルという印象。
ランニングコストになる替えブラシの価格が安いのもいいですね。
何より日本製で品質の高い音波電動歯ブラシが5,000円台で購入できるというのはとても魅力的です!
商品パッケージと同梱品、外観など
商品パッケージは白と黄色を主体とした今風のデザインでかなりしっかりした箱。
内容物はグリップ本体とブラシ2本、充電用ケーブルのみでトラベルケースや充電スタンドなどは付属していません。
- グリップ本体
- 標準ブラシ x 2
- USB Type-C to Aケーブル(充電用)
- ユーザーガイド
グリップ本体はパルテノン神殿の柱を彷彿させるイメージの円柱型で握りやすいけど、サイズはドルツ(EW-DP36)よりひと回り大きく、ちょっと重い。
ブラシとのジョイント部は独自の形状で、ほぼ隙間なくきっちりとはまる。
底面は充電用USB-C端子のキャップカバーになっていて、水が侵入しないようゴム製のパッキンが装着されています。
グリップの表面はサラサラとしたマットな質感で、4つモードとバッテリーインジケータはLEDで点灯する。
付属の標準ブラシはフィリップスのようなオーバル型で、真ん中が沈む凹型の形状。ひとつひとつにブラシカバーが付属するのは衛生的で好印象です。
デュポン製のブラシは触った感じもかなり柔らかめ。
EPEIOS ET003 の特徴とメリット
- 毎分32,000回の高速振動
- 大容量2200mAhバッテリー搭載
- 静音設計
- 丸洗いできるIPX7防水性能
- 柔らかで高密度のデュポン製ブラシ
- カラーバリエーションが豊富
- 5,000円台で買える最強のコスパ
毎分32,000回の高速振動
⾼周波振動モーターを搭載し、他社ハイエンドモデル並みの毎分32,000回の高速振動を実現。
これにより歯垢や歯の表面についた着色汚れを浮かせ、4つのモードで目的やコンディションに合わせた効果的なブラッシングを行います。
- ⻭を隅々まで磨き上げる”Clean”
- ⻭を⽩く磨き上げる(*)”White”
- 優しくブラッシングする”Sensitive”
- より丹念に磨き上げる”Polish”
個人的にはあまり違いを感じられませんでしたが、みがき心地として好きなのは”White”でした!
大容量2200mAhバッテリー搭載
「EPEIOS ET003」のバッテリーは2200mAhもの大容量で、連続使用時間は720分(180日分相当)と他を圧倒するタフネスさも特徴の一つ。
もちろん先ほど触れた通り振動が弱い分、みがき上がりに時間がかかるので、額面通りとは行かないと思いますが1回4分×1日3回でも2ヶ月程度は充電なしで使えるのは大きなメリットです。
僕は外出先でも電動歯ブラシを使うので、バッテリー切れしにくい点はかなりありがたいです。
ちなみにバッテリーの大きさはそのままグリップの重量やサイズに反映される訳ですが、とても握りやすいので磨いている途中で腕が疲れるということもないはずです。
静音設計
「EPEIOS ET003」の動作音は約55dB(デシベル)未満※とされていますが、実際の印象ではもっと静かです。
ここについては、Panasonic ドルツ(EW-DP36)との比較動画で検証していますので実際に聴き比べてみてください。(音声処理は行っていません)
実際、ドルツのソフトモードより静かです。
電動歯ブラシって意外と動作音が大きいのでリビングなどでは使いにくいのですが、これならこっそりテレビを見ながらみがけるかも。
丸洗いできるIPX7防水性能
「EPEIOS ET003」は防水保護等級の高いIPX7に対応しているのでお風呂場での使用も可能です。
これはハイクラスの電動歯ブラシでは基本機能と言えますが、「EPEIOS ET003」でもしっかり対応されているのは安心ですね!
ただし、背面キャップがきちんと閉まっていることが絶対条件です。充電後はキャップに緩みがないかしっかり確認しましょう。
柔らかで高密度のデュポン製ブラシ
「EPEIOS ET003」のブラシは米国の大手化学メーカーDu Pont(デュポン)社製で、電動歯ブラシ用としてはかなり柔らかめですが、毛量も多く歯一本一本をしっかりとブラッシングできます。
本体に付属する標準ブラシ「EPA2004」は、オーバル型で真ん中が凹んだフィリップスっぽい大きめのブラシですが、別売りの替えブラシとしてより細かくアプローチできる小型の「EPA2008」も用意されています。
「EPA2008」は僕が普段から使ってるドルツに近い形状で、個人的には違和感が少なく使いやすかったです。
カラーバリエーションが豊富
デザインの高級感に加え、カラーバリエーションの豊富さも「EPEIOS ET003」の魅力です。
僕の知る限り同一モデルで8色のラインナップがある電動歯ブラシは他にはないので、「デザインで選ぶ」という新たな選択肢はユーザーにとっても嬉しいポイントかも知れません。
既存の6色に加え、今年2023年8月1日に新たにプレイフルカラー2色が追加され、ますます選ぶのが楽しくなりそう!
5,000円台で買える最強のコスパ
「EPEIOS ET003」の最大の魅力はなんと言っても、日本製で大手メーカーとほぼ変わらない品質の電動歯ブラシが税込5,980円で購入できるというコスパの高さ。
もちろん、価格を考えなければ多機能でより高品質な商品もありますが、実際毎日使うのは基本的なブラッシング機能だけなので、そこでしっかり勝負できる「EPEIOS ET003」はメリットの大きい商品と言えそうです。
一般的に2〜3ヶ月で交換が必要な替えブラシも一本あたり600円程度と安価なのも嬉しいですよね。
EPEIOS ET003 の少し気になった点
まず前提としてこれまで紹介した通りとても良い商品であることは間違いないのですが、個人的にはいくつか気になる点もあったので紹介します。
- 歯みがきに時間がかかる
- スタンドがなく充電が面倒
- 子供や女性には大きいサイズ
- 家族で使うには工夫が必要
歯みがきに時間がかかる
デュポンの高密度ブラシは気持ちよく歯垢を除去してくれるのですが、いかんせん柔らかく本体の振動も控えめなので磨き上がりに時間がかかります。
試しに推奨されている2分間で磨いてみましたが、どうしても歯間や磨きにくい場所のみがき残しが気になるので、やはり上下合わせて4分は磨く必要があると感じました。
朝の忙しい時間の4分はなかなかの時間なので、連続使用時間が短くなってもブラッシングの強いモードがあれば良かったかも。
ただし、この点については僕自身が強いブラッシングに慣れてる点も考慮する必要があって、本来は歯茎を痛めないために優しく丁寧にみがく方が良いのは間違いありません。
スタンドがなく充電が面倒
1回の充電で720時間も使えることを考えるとそれほど充電を気にする必要は無いかも知れませんが、充電スタンドがなく、毎回グリップのキャップを開けてUSB-Cケーブルを挿すというのは手間に感じます。
逆に 置き場所を選ばない点はメリットと捉えることもできるかも知れませんが、個人的には置いて終わりの方が簡単で無駄がない気がします。
子供や女性には大きいサイズ
成人男性の僕の手にはとても握りやすいグリップですが、電動歯ブラシとしてはやや重く大きいので子供や女性には取り回りにくいかも知れません。(我が家でのヒアリングベース)
逆に電動歯ブラシは軽すぎるとグリップ側にも振動が伝わるので、最終的には使う人の好みの問題かも。
家族で使うには工夫が必要
我が家では家族4人で電動歯ブラシを使うのですが、ドルツのように根元のリングなどで色分けができないのは結構不便です。
まあ、シールを貼るとかマジックで書くとか工夫はできなくはないですが、出来れば商品側で何らかの工夫をして欲しいところです。
ブラシの共有は衛生的にもリスクがあるので、確実に見分けられる仕組みは必要です
まとめ
さて今回は圧倒的コスパで評判の「EPEIOS 音波電動歯ブラシET003」についてまとめてみました。
改めて僕が感じたメリットとデメリットを整理すると以下の通り。
優しくソフトなブラッシングは好き嫌いを選びそうですが、歯や歯茎の負担を考えるとゆっくり丁寧に磨くことはとてもいいことなので、あまり時間を気にせずしっかりハミガキをして欲しいと思います。
僕もこれからはET003でいつもより丁寧なハミガキと、ツルツルの仕上がりを楽しみたいと思います。
電動歯ブラシを始めて使う人や買い替え予定の人は「EPEIOS 音波電動歯ブラシET003」を検討してみてはいかがでしょうか。
それでは、また。
コメント