超高コスパのワイヤレスノイキャンヘッドホン「SOUNDPEATS Space」レビュー|カジュアルユースの最適解

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電車内やカフェなど外出先でも音楽を楽しみたいなら、周囲の騒音や雑音を効果的に遮断してくれるノイズキャンセリングヘッドホン(イヤホン)はもはや必須のアイテム。

ただAppleやソニーなどいったメーカーの上位モデルは数万円というモノもザラで、なかなか手が出ないと言うひとも多いのではないでしょうか。

今回、手頃な価格ながら品質の高いイヤホンを多数展開するSOUNDPEATSサウンドピーツさんから、同社最新のワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン『SOUNDPEATS Space(スペース)』をご提供頂きましたので使用感などレビューしてみたいと思います。

カナちひ

結論から言うとフラットな音質や実用性のあるノイキャンなどヘッドホンとしての性能は良いです!あとは見た目の好みの問題…かな。

  • 40mmドライバーによる伸びのある音質
  • ▲35dBのアクティブノイズキャンセリングに対応
  • 123時間連続再生可能なタフネス設計
  • Bluetooth 5.3による低遅延再生
  • 6,000円台という超高コスパ
2024年5月15日まで使えるAmazonクーポンコード配布中!「Space4505」で5%OFF

この記事はメーカーさんから商品提供を受けて執筆していますが、内容については一切の誇張や忖度なく、僕自身の見解と感想を正直にまとめています。

目次

SOUNDPEATS Space|商品概要

「SOUNDPEATS Space」はイヤホン専門ブランドとして14年の歴史と世界中で3000万台以上の販売実績を誇るSOUNDPEATS社の最新ワイヤレスヘッドホンで、40mmの大口径ドライバーと、最大▲35dBのアクティブノイズキャンセリング機能を搭載しながら6千円台という低価格を実現した高コスパモデルです。

自宅でゆっくり音楽に浸りたいときはもちろん、通話ノイズリダクション機能やマルチポイント接続などスマホでの使い勝手にもこだわった設計で外出先でのヘッドセット的な使い方にも最適。

装着感が良くて長時間の使用でもストレスなし

価格やデザインなど全体的にカジュアルな印象ですが、AUXケーブルで繋げばハイレゾにも対応。少しでも良い音で楽しみたいというニーズにも応えられる仕様になっています。

@amazon
SOUNDPEATS Space 製品紹介動画 SOUNDPEATS Space 製品紹介動画

カタログスペック

SOUNDPEATS Spaceのスペックは以下の通り。

商品名SOUNDPEATS Space
商品画像
カラーブラック / ホワイト / ベージュ
タイプ‎無線・有線
形式オーバーイヤー型
ドライバー方式40mmダイナミックドライバー
再生周波数帯域20Hz 〜 20KHz
対応コーデックAAC / SBC
Bluetooth規格Bluetooth 5.3
最大再生時間通常モード:123時間
ANCモード:61時間
充電時間約2時間
サイズ165 x 187 x 85 mm
重量約 264 g
充電コネクタUSB Type-C
ハイレゾ
(AUXケーブル接続時のみ)
ANCノイズキャンセリング
(最大-35dB)
通話ノイズキャンセリング
マルチポイント
ゲームモード
(65ms 低遅延)
専用アプリ
付属品ワイヤレスヘッドホン本体、Type-C充電ケーブル、3.5mm AUXケーブル、日本語取扱説明書
実勢価格¥5,933
Check
実勢価格は2024年4月12日現在のAmazon税込価格

機能的な部分は別途触れるとして、数値的には高額な商品と比較しても見劣りしないスペックで、弱点という弱点は見当たりません。

さすがに3〜4万円を超える高級機のような何万倍という再生周波数帯域や空間オーディオには対応していませんが、一般的には充分な機能性(価格を考えると贅沢なくらい!)を持ったワイヤレスヘッドホンと言えるはずです。

カナちひ

常にノイキャンONの状態でも60時間以上再生できるのは凄いですね!

パッケージと外観

商品パッケージは箔押しが施されたおしゃれで高級感のあるデザイン。Apple製品みたいに箱の密閉性が高くてなかなか開かないのも品質が高い証!?

開封してみると特にケースなどはなく緩衝材で保護されたヘッドホン本体がそのまま入っています。

中身をすべて出すとこんな感じ。充電用のUSB-C to AケーブルとAUXケーブルはヘッドホンのカラーに合わせた物が付属されているようです。(ベージュには白が付属)

取扱説明書は多言語化されていて日本語にも対応。

同梱品
  • SOUNDPEATS Space本体
  • Type-C充電ケーブル
  • 3.5mm AUXケーブル
  • 取扱説明書(日本語対応)
  • アプリケーションガイド
USB-C to AとAUXステレオケーブルが付属

ヘッドホン本体のデザインはロゴやテキストなどがはっきり印字されたカジュアルな印象。色とシルバー(グレー)で統一されているので派手さはありませんが、ターゲットは比較的若者向けかな?

本体の操作ボタンは左右合わせて3つ。端子は充電用のUSB-CポートとAUX端子が用意されています。

写真にはありませんが、左右のイヤーパッドの上部にマイク用と思われるスリットが開いていました。

イヤーパッドはムレを軽減してくれるプロテインレザーと低反発クッションで構成。かなり柔らかめで付け心地は良好です。

インナーには分かりやすいL/Rの文字を配置。

少し気になったのは可動部分。剛性は問題なさそうですが、ネジや繋ぎ目の処理など細かい部分の作りがややチープです。

Bluetooth機器には必須の技適マークはしっかり印字されています。

重さは実測で259gと比較的軽量。ワイヤレスヘッドホンはバッテリーが内蔵されている分どうしても重くなりがちですが、このくらいであればストレスは感じないはずです。

カナちひ

さすがに高級感こそありませんが、全体的な作りは良く安っぽい感じはしません。ただやっぱりデザインは若者向けかな…

設定やイコライジングは専用アプリ「SOUNDPEATS」で

僕はデフォルトでもまったく音質に違和感がなく必要を感じませんでしたが、専用アプリを使えば簡単なイコライジングも可能です。

SOUNDPEATSサウンドピーツ」アプリで出来るのは基本的に本体からも操作できるANCやゲームモードの切り替えと音響設定だけですが、少しでも自分好みに調整したいという人は試してみてください。

カナちひ

初期設定時にユーザー登録が必要なので不要であれば無理に使わなくても大丈夫。

SOUNDPEATS Space|特徴と機能性

ここからはSOUNDPEATS Spaceの特徴と機能性について、僕が実際に使ってみた感想も含めて紹介していきます。

  • 自然な音質表現を可能にする40mmドライバー
  • 最長123時間使える大容量のバッテリー内蔵
  • マルチポイント対応で2台のデバイスと同期
  • 周囲の雑音をしっかりカットするANC機能
  • 人間工学に基づいた軽量デザイン
  • 最強のコストパフォーマンス

自然な音質表現を可能にする40mmドライバー

ヘッドホンの心臓部とも言えるドライバーの口径(振動板の口径)は30〜55mmが一般的とされています。

基本的には口径が大きいほど低音に有利で音質も向上するのですが、比例してイヤーパッド自体も大きく重くなっていくので、40mmという口径は実用的でバランスの良いサイズと言えます。

ただ昨今のワイヤレスヘッドホンのドライバーは大半がこのサイズなので特別感はないのですが、実際ナチュラルで聴きやすい音質はこのドライバーの恩恵であることは間違いありません。

カナちひ

Bluetooth接続時の音質は比較的高音と低音がはっきりとした印象ですが、音自体は変に弄ってないというかクセのないフラットな印象です。

ちなみにドンシャリ感が苦手という人は場合はAUX接続がおすすめ。Bluetoothより音の諧調が滑らかなので音楽鑑賞に向いていると思います。

Bluetooth接続とAUX接続で異なる音質

最長123時間使える大容量のバッテリー内蔵

バッテリーでの再生可能時間は最大123時間。往復1時間程度の通勤通学なら3〜4カ月は無充電で使える計算です。

普段使ってるAirPods Proは3日に1度くらい充電しているので、これはかなり便利ですね。(もちろんサイズも全然違うけど)

カナちひ

一日持ち出して使ってみましたが確かにバッテリー残量が全然減らなくて逆に表示を疑ってしまうレベルです。

マルチポイント対応で2台のデバイスと同期

マルチポイント対応で2台のデバイスと同期できてBluetoothの切り替えなしで使えるのも◎。

通信規格のBluetoothのバージョンは5.3。

最新でこそありませんが、ゲームモードで65ms(65/1000秒)の低遅延を実現。リズムゲームもストレスなく遊べるはずです。

遅延が少ないのでゲームとの相性も抜群

周囲の雑音をしっかりカットするANC機能

ANC(アクティブノイズキャンセリング)強度は可聴域で最大▲35dB。

あくまで数値上ですが、地下鉄や電車の車内(80dB)でも、図書館(40〜45dB)にいるくらいの静けさに抑えられるイメージです。

ちなみにノイズキャンセリングの強度については数値化されていない商品も多く単純比較は難しいのですが、普段使っているAirPods Pro(第2世代)やAnker Soundcore Space Q45よりはわずかに劣る印象。

右側はAnker Soundcore Space Q45(14,990円)
カナちひ

とはいえ価格差を考えると満足できる性能で、電車や機内でも充分に使えるレベルです。

人間工学に基づいた軽量デザイン

使用時の快適さに直結する装着感ですが、イヤーパッドはプロテインレザーと低反発素材を組み合わせたソフトな仕上がりになっています。

重量は264gとワイヤレスヘッドホンとしては軽い部類。側圧は軽めですが動いてもズレる感じはありません。

さすがに長時間付けているとややイヤーパッド内が蒸れますが、締め付け感は少なく快適性は保たれている印象です。

最強のコストパフォーマンス

なんといっても最大の特徴はこれだけの機能性を持ちながら、6千円台という圧倒的なコスパの高さ。

このあと気になった点もいくつか紹介しますが、それを差し引いても間違いなくお得感のある価格設定です。

カナちひ

少なくとも安かろう悪かろうの廉価品とは一線を画す品質のワイヤレスヘッドホンです!正直、性能だけなら倍の価格でも買いだと思います。

SOUNDPEATS Space|気になった点

改めて価格と品質を考えると満足度の高いSOUNDPEATS Spaceですが、もちろん気になった点もあるので参考までに紹介します。

  • ややカジュアル感が強いデザインと質感
  • 操作性にもう一工夫欲しい
  • ケースが付属していない

ややカジュアル感が強いデザインと質感

ブランドロゴが大きく配置されたSOUNDPEATS Spaceのデザインはいかにもカジュアルでスポーティ。

作り自体は悪くないのですが、いかにもプラスチックな質感が少し気になります。

ロゴはお洒落だけど好き嫌いが分かれそう

この辺りは「気兼ねなくガンガン外に持ち出して音楽を楽しんで欲しい」と言うメーカーの意図かも知れないし、好みの問題もあるので一概にデメリットとは言えませんが、せっかく良い音なのでもう少し素材の質感が高いと嬉しかったです。

カナちひ

価格を考えると求め過ぎかも知れませんが、音響面にこだわりを感じるからこそより高い品質を期待してしまいます。

操作性にもう一工夫欲しい

SOUNDPEATS Spaceの操作ボタンは両側のイヤーカップの側面に配置されていますが、少ないボタンに多くの機能を振った結果、操作がやや複雑な印象。

少ないボタンに若干機能の振り過ぎ感がある

特に気になったのが電源ボタンに機能を割り振り過ぎ(電源ON/OFF、再生/一時停止、通話切り替え/音声確認、ゲームモードのON/OFF、着信拒否)ていて、何回押せば何の機能に切り替わるのかがなかなか覚えられません。

アプリを併用すれば解決するのですが、やっぱり本体だけで操作できる方が利便性は高いのでこの点は要改善という気がします。

カナちひ

電源OFFやペアリング時の5秒間の長押しも少し長過ぎる気がします。

ケースが付属していない

ANC機能然り外出先での利用を想定されているはずなのですが、持ち運ぶためのケースが付属していないのも少し残念です。

仕方がないので丸めてバッグに押し込んでいます

通勤通学に使う場合はさすがにずっと首に掛けてはおけないので、多少価格に転嫁しても専用ケースが付いている方がメリットが高く感じます。

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まとめ

この記事ではコスパ最強のノイズキャンセリングワイヤレスヘッドホン『SOUNDPEATSサウンドピーツ Spaceスペース』について、まとめてみました。

SOUNDPEATS Space
総合評価
( 4 )
メリット
  • 自然で伸びのある音質表現
  • 最長123時間使える大容量バッテリー
  • マルチポイント対応で2台のデバイスと同期
  • 周囲の雑音をしっかりカットするANC機能
  • 人間工学に基づいた軽量デザイン
  • 最強のコストパフォーマンス
デメリット
  • ややカジュアル感が強い
  • 操作性にもう一工夫欲しい
  • ケースが付属していない

ANCヘッドホンといえば数年前ほど前まで3万円以上はしてあたりまえでしたが、今はもうこれほどの機能性を持つ商品が6千円台で手に入るんですね。

これくらいの価格ならある程度雑に扱える(日常使いの道具はこれが大事!)ので、外出先でも大好きな音楽を思う存分楽しみたいというひとは是非チェックしてみてください。

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