こんにちは、カナちひ(@kana_chihi)です。
「第一印象は歯で決まる」と言いますが、心理学的にも歯が綺麗なことが他人に与える影響は「清潔感」や「若々しい」「知的」といった好意的なものが多いようです。
そんなオーラルケアにおいて、もっとも身近で日常的なアイテムといえば、やっぱり電動歯ブラシ。
ということで今回は、超微細なマイクロバブルで歯の汚れを強力に除去する最新アイテム『RANVOO バブル電動歯ブラシ』をレビューしていきます。
この電動歯ブラシの特徴から、どんな人におすすめしたいのかをまとめると以下の通り。
- 優しいみがき心地が好みの人
- 歯に響くような振動が苦手な人
- 音の静かな電動歯ブラシを探している人
- 衛生面にも妥協したくない人
- 先進的な技術が気になる人
- 大手メーカー品にこだわりがない人
この記事では商品の機能や特徴のほか、他商品とのみがき心地の違いなど気になるポイントを詳しく紹介していきます。
RANVOO バブル電動歯ブラシの総評と感想
まずは僕が実際にこの電動歯ブラシを使ってみた感想を率直に評価したものがこちら。
項目 | 評価 |
---|---|
総合評価 | |
ハミガキ後の爽快感 | |
泡立ちの良さ | |
振動の強さ | |
静音性 | |
奥歯の磨きやすさ | |
ブラシモードの充実性 |
使ってみて最初に驚いたのは「泡立ちの良さ」や「みがき心地」といったみがき性能よりも「口の中に吹く風」。
このハブラシ、比喩ではなく実際にブラシの真ん中からエアーが出てくるんです。口の中が涼しいという感覚は初めて!
そしてこの気流によって生み出されるのが、この商品の特徴であるマイクロバブル。実際これまで使ってきたどの電動歯ブラシよりもよく泡立ちます。
感覚的には「磨いている」というより、「洗っている」という感じ。
もちろんこれはただのパフォーマンスではなく、泡が潰れる際に発生する消滅現象「キャビテーション効果」を応用した洗浄技術で、実際、ハミガキ後の歯を舌で触れるとつるつると滑るような爽快感が得られます。
一方ブラッシング自体はかなりソフトで、歯に響くような振動が苦手という人でも使いやすいはず。逆に僕のようにフィリップスやパナソニックといった比較的しっかりとしたみがき心地が好きな人には少し物足りなく感じるかも。
むしろ気になったのは、ブラシヘッドが大きく奥歯をみがく際に窮屈に感じる点。ブラシも含めた厚さが17mmほどあり、子供や口の小さいに人には少し使いにくいかも知れません。
とはいえ全体的にはよく出来たプロダクトで、価格に見合う機能性や心地良さを得られることは間違いありません。
RANVOO バブル電動歯ブラシの商品概要
この商品を手がけるRANVOO社は、中国深圳に本拠地を置く電化製品の開発企業で、国内でも爆発的ヒットを記録したAIウェアラブルネッククーラー「AICEシリーズ」でもお馴染みのメーカー。
関連 AIネッククーラー「RANVOO AICE LITE」レビュー
そんなハイテク技術を得意とするRANVOOが今秋、新たに投入したのが最先端のバブル洗浄技術を採用したこの「バブル電動歯ブラシ」です。
仕様とスペック
製品名 | バブル電動歯ブラシ PH3 |
---|---|
デザイン | |
カラー | ホワイト / グレー |
定格電力 | 3W |
バッテリー容量 | 1600mAh / 5.92Wh |
使用時間 | ソフトモード時:34~37日 クリーンモード時:28~30日 ホワイトニングモード時:30~33日 |
動作音 | ソフトモード時:50dB クリーンモード時:56.8dB ホワイトニングモード時:58dB |
防水性能 | IPX7 |
寸法 | 26.1 x 3.4 x 3 cm |
重量 | 150 g |
実勢価格 | ¥14,194 |
Check |
競合商品と比べてやや大柄で重さもありますが、その分バッテリー容量に余裕があり一度の充電で1ヶ月以上も使えるのは便利ですよね。
後述しますが、本体には端子もなくいつでも丸洗いできるのも衛生的で嬉しいポイント。
それでは近未来的なデザインと爽快なみがき心地を誇るこの電動歯ブラシの外観を紹介します。
パッケージと本体デザイン
商品パッケージはブランドカラーの赤を前面に押し出した店頭売りでも映えそうなデザイン。
しっかりとした箱を開けると、電動歯ブラシ本体が行儀良く収まっています。
こちらが中身。ブラシヘッドにはひとつひとつ保護カバーがセットされています。
- 電動歯ブラシ本体
- ソフトブラシヘッド(2個)
- マグネット式壁掛けブラケット
- USB-AtoCケーブル(50cm)
- 取扱説明書
本体にブラシヘッドを装着するとこんな感じ。特徴的な白とオレンジの配色と丸い操作パネルが印象的です。
グリップは根本部分が太く、徐々に先細りしていく形状。
太さもありそれなりの重量ではあるのですが、支点がグリップのちょうど中間あたりにあるのでバランスは悪くありません(握った時に重さを感じにくい)。
サイズ感については、現在僕が使っているドルツ「EW-DP34」と比較してみると一目瞭然。操作パネル分しっかり大きい感じですね。
操作パネルとブラシモード表示
重さはブラシ込みで約150g。まあ見た目の印象通りの重さ、といった感じ。
ブラシヘッドには質の高さに定評のあるデュポン製の0.01mm超極細毛ブラシを採用。ブラシの中心部に穴が開いた特殊な形状をしていますね。
フレーム部分は柔らかいシリコンで覆ってあるので、歯に触れたときの不快感は少なめ。
「RANVOO バブル電動歯ブラシ」の外観をぐるっと観察してみましたが、外部端子などは一切ありません。
つまり充電はワイヤレスで専用ブラケットに引っかける形で行います。
ブラケット自体はマグネットで簡単に脱着できるので、使わない時は外しておけば邪魔になりません。
充電頻度が高くないので、洗面台に物を増やしたくない場合は自室に設置しておいてもOK。
RANVOO バブル電動歯ブラシの特徴とメリット
- バブル洗浄による高いクレンジング性能
- 歯や歯茎に優しいみがき心地
- 抗菌防カビ加工で衛生的
- リビングでも使える静音性
- 長期間充電不要のロングライフ設計
バブル洗浄による高いクレンジング性能
冒頭でも触れた通りキャビテーション効果で汚れを落とすバブル洗浄ですが、泡の発生はブラシの振動によるものだけでなく本体内から強制的に送り込まれるエアーによって増強されています。
実際の泡の発生について、超音波式ブラシと比較してみた動画があるのでご覧ください。
この構造により口を閉じていても次々と泡が発生・崩壊を繰り返し、直接ブラシが当たりにくい歯の隙間や磨きにくい場所の汚れもしっかり掻き出してくれます。
歯並びが悪いひとや歯列矯正中のひとにも良さそうですね。
歯や歯茎に優しいみがき心地
指で触れると結構な振動を感じる「RANVOO バブル電動歯ブラシ」ですが、ブラッシングは意外にもソフト。
デュポン製の柔らかいブラシとシリコンに覆われたあたりの良いブラシヘッドで、歯や歯茎に負担をかけずにみがく事ができます。
歯ぐき下がりが気になるひとや、知覚過敏で歯に響くような振動はムリ、という人でも安心して使えると思います。
抗菌防カビ加工で衛生的
口の中に入れて使う歯ブラシは衛生管理にも充分気を使いたいところ。
「RANVOO バブル電動歯ブラシ」は、ナノ抗菌・防カビ加工が施されていて、「気づいたらカビだらけ!」みたいな心配はなさそうです。
水深1mで30分以上心酔しないIPX7等級の防水設計で、本体ごと丸洗いできるのも若干潔癖気味な僕には嬉しいポイントです。
リビングでも使える静音性
常に洗面所でハミガキする人にはあまり関係ないけど、「リビングなどでゆっくりハミガキしたい」という人には静音性も気になるところですよね。
そんな動作音についても先ほどのドルツと比較してみましたが、「RANVOO バブル電動歯ブラシ」はかなり静かめ。
一番音が大きいホワイトニングモードでも56dBくらいなので、テレビの音も邪魔せず、家族に怒られることも無さそうです。
音の大きさ | 感じる音の目安 | 音の具体例 |
---|---|---|
20dB | きわめて静か | 木の葉の触れ合う音、雪の降る音 |
30dB | 静か | 深夜の郊外、鉛筆での執筆音 |
40dB | 閑静な住宅街の昼間、図書館内 | |
50dB | 普通 | 家庭用エアコンの室外機(直近)、静かな事務所の中 |
60dB | 走行中の自動車内、普通の会話、デパート店内 | |
70dB | うるさい | 高速走行中の自動車内、騒々しい事務所の中、セミの鳴き声(直近) |
80dB | 走行中の電車内、救急車のサイレン(直近)、パチンコ店内 | |
90dB | きわめてうるさい | カラオケ音(店内中央)、犬の鳴き声(直近) |
長期間充電不要な省エネ設計
1600mAhの大容量バッテリーと省電力設計で、どのモードでも1ヶ月程度は無充電で使うことができます。
専用ブラケットに引っかけるだけで充電できるので面倒には感じませんが、好きなところに置いておけるし、持ち歩く際も長期間充電しなくていいのはかなり便利ですよね。
RANVOO バブル電動歯ブラシの気になったところ
ここからは導入した後で気になりそうな点を3つほど紹介します。
- ブラシヘッドが大きい
- 自動停止機能が煩わしい
ブラシヘッドが大きい
ブラシの中にエアーを通すという構造上仕方のない部分ですが、ブラシヘッドの大きさや厚みはブラッシングにおいて気になるポイントです。
ブラシが大きい分、奥歯を磨く時はかなり大きく口を開ける必要があるし、特に子供や口の小さな女性だと磨きにくく感じるかも。
またグリップが太く、先端に向けて細くなる形状は重量バランスこそ良いのですが、使っている内に滑って下にズレていく感覚があります。
これは実際に棒状のものを握ってみると分かるのですが、手の構造的に小指側が細く人差し指側が太い方が収まりが良いです。
グリップの形状的にドルツの方が握りやすい
これらの点を考慮すると、どちらかというと口や手の大きい男性向けの商品と言えるかも知れません。
自動停止機能はいらないかも
もうひとつ気になったのが、約2分で自動的に停止する仕様。その度に毎回タッチパネル操作で再スタートを強いられるのは正直ちょっとストレスです。
他メーカーのように一瞬止まって時間を教えてくれるか、難しいようであればもう一度操作するまで継続してくれる方が個人的にはありがたいかも。
磨きすぎ防止の機能であることは分かるのですが、さすがに2分は短すぎる気がします。
まとめ
ということで今回は、微細なマイクロバブルで歯の汚れを除去する最新電動歯ブラシ『RANVOO バブル電動歯ブラシ』をレビューしてみました。
正直デザインやブラッシングの強さでは好みは分かれそうですが、歯ブラシの苦手とする歯間の汚れに対し、泡と水流でアプローチするという設計は合理的でとてもよく出来てたプロダクトだと思います。
あと口の中が涼しいと感覚は斬新で、慣れると爽快感があって癖になりますよ。磨き上がりの歯もつるつるで気持ちいい!
同メーカー初の電動歯ブラシゆえに、長期間の使用にどれだけ耐え得るかは未知数ですが、以下のような人はきっと満足できる商品だと思うので、気になったらぜひ試してみてください。
- ソフトなみがき心地が好みの人
- 歯に響くような振動が苦手な人
- 音の静かな電動歯ブラシを探している人
- 衛生面にも妥協したくない人
- 先進的な技術が気になる人
- 大手メーカー品にこだわりがない人
以上、カナちひ(@kana_chihi)でした。
コメント