こんにちは、カナちひ(@kana_chihi)です。
このブログではこれまでもさまざまなデスクチェアをレビューしてきましたが、今回はそのどれとも違う、斬新なアプローチで疲労を減らし、集中力を上げてくれるチェア紹介します。
それがこの「LiberNovo Omni(リベルノヴォ オムニ)」。

このチェアの特徴はなんといっても、姿勢に合わせて背面が自動でカタチを変えて追従してくれる「自動フィット機構」とモーターとバッテリーを搭載した「電動リクライニング機能」。
従来のように体型や姿勢に合わせて毎回調整する必要がなく、さらに作業で固まった身体をほぐしてくれる脊椎ストレッチ機能まで備えた、なんとも贅沢なワークチェアなんです!
この記事では、そんなLiberNovo Omniを実際に使ってみた感想やポイント、気になったところまで、実体験をベースに詳しくレビューしていきます。
LiberNovo Omni 製品概要

LiberNovo(リベルノヴォ)は、中国・香港を拠点にロボットメーカー出身のエンジニアたちが立ち上げた新しいワークチェアブランド。
”カラダに合わせて自動的に「動く」チェア”をコンセプトに、背骨データの研究や多関節リンク構造の開発など、かなり技術寄りのアプローチで製品づくりを行っている新進気鋭のメーカーです。
今回紹介するOmniは、その研究成果を詰め込んだフラッグシップ的モデルで、現在はMakuakeで展開中ですが、先行して実施された米・Kickstarterではチェアカテゴリー歴代No.1となる13億円超の支援額を記録するなど、世界的に注目を集めたプロダクトです。

かなり多機能なチェアですが、その中でも特に印象的なのが以下の4つの機能。
- 自動フィット機構(AutoFit)
バッテリーで動く8枚のフレキシブルパネル+14箇所のデュアルリンク構造を採用。背面のS時カーブに沿って自動で形を変え、ケーブルレスで自由度の高い作業環境がつくれます。 - 姿勢に合わせて変化する“ダイナミックサポート”
背もたれ・ヘッドレスト・アームレストが連動し、身体の動きに合わせて支持点を自動調整。前傾から後傾、ひねり姿勢まで接点が途切れない快適な座り心地を保ってくれます。 - 脊椎ストレッチ機能
電動で背中をゆっくり伸ばしてくれるSpine Stretch(脊椎ストレッチ)を搭載。5分間の短いリセット時間で、固まった背中がふっと軽くなる体験が味わえます。 - 最大160°リクライニング
ほぼフルフラットに近いリクライニングで、高級マットレス並みのリラックス体験を実現。別売りフットレストと組み合わせれば、仮眠やリラックスシーンにも十分使える快適さです。
LiberNovo Omniは、「自動で体を支える動的なワークチェア」という従来とはまったく違う方向性で、ワークチェアの概念そのものをアップデートしてくれる、そんな独創性の高いプロダクトに仕上がっています。
\ LiberNovo Omniの公式動画はこちら! /
スペックと仕様
LiberNovo Omniのサイズ感や主な機能は以下のとおり。

座面の奥行きは異なるサイズのラインナップで対応する仕様ですが、その他はエルゴノミックチェアらしい細かな調整機能をしっかり搭載。
今回はMサイズを選びましたが、174cm・68kgの僕でもとくに窮屈に感じることはなく、むしろちょうど良いフィット感が得られました。

フットレストは別売りの独立型。普段からステップとしても使えるので、個人的にはセパレートであることのメリットの方が大きいと感じました。
カナちひ珍しい電動機能に目を引かれますが、シンプルにワークチェアとしての完成度もかなり高いと思います。
外観とデザイン
ミニマルな正面からの印象とメカニカルな背面からなる両面性は、どこかHerman Millerの「エンボディチェア」をイメージさせるデザイン。この独特な個性、正直嫌いではありません。


と、思いきやデスクにセットしたときの佇まいは、意外と部屋のトーンを邪魔しない絶妙なバランスだったりします。


そしてこの背面こそがOmniの最大の特徴。
8枚のパネルが等間隔に並ぶ蛇腹構造は、見た瞬間に「これはただのチェアじゃない…」と感じさせる圧倒的な存在感がありますよね。


そんな背面を支える伸縮式の電動アクチュエーターは比較的コンパクトで、なんとも言えない機能美を感じます。
この機構全体が滑らかに伸縮する様子は、まさにロボティクス技術者による設計を色濃く感じられる部分だと思います。


電力供給はこの小さなバッテリーから。当然、動きに制限のあるケーブルは不要で、一度の充電で1ヶ月ほど使えるようです。


座面はウレタン性でしっかりと厚みがあり、お尻と太ももをふんわりと包み込むような柔らかさ。とはいえ、沈み込みすぎることもなく、姿勢維持に影響しない絶妙なバランスに仕上げられています。


座面の高さやリクライニングの角度調整レバーは、座面下・右側に配置。その下にあるリクライニングテンション調整バーも含め、座ったまま操作できる位置取りです。


電動系の操作は左側アームレストに集約されており、ここでランバーサポートの強弱や脊椎ストレッチの開始などを行います。


ヘッドレストも高さや前後位置などを細かく調整でき、かつ左右方法の頭の動きにも柔軟に対応できる仕様。
ヘッドレストのクッションは座面よりもさらに柔らかく、もちもちでふわっふわ。そのまま横を向いても「耳が当たって痛い!」なんてことは、まったくありません。


全体として、未来的でメカニカルな外観なのに、座り心地や触感はどこまでも優しい。そのギャップもLiberNovo Omniの魅力のひとつと言えるかも。
組み立て手順
電動パーツを備えていることもあり、LiberNovo Omniの組み立て工程は、一般的なデスクチェアと比べるとやや多め。ただ、ひとつひとつのパーツが軽く、ひとりでも充分に組み立てられる作業レベルです。


発売時には日本語マニュアルが同梱される予定とのことで、実際に組み立てる際はそちらを見てもらえばOKですが、配線を出す位置など一部注意したいポイントもあったので、そのあたりも含めて簡単に作業手順を紹介しておきます。
タップして組み立て手順を開く
キャスターベースを逆さにし、キャスターを押し込んで取り付ける(合計5ヵ所)。


キャスターベースを元の向きに戻し、ガスシリンダーを差し込む。


シリンダーのキャップを外しておく。


バックサポートバー(背骨パーツ)をガスシリンダーの位置に合わせてはめ込む。




バックサポートバーからジョイントロッドを引き出し、付属のネジでモーターに取り付ける。




ジョイント位置を確認しながら座面ベースをフレームに乗せる。




付属のネジで、フレームと座面の左右2ヵ所を固定する。


前方にあるジョイントパーツもネジで留めておく。


座面後方の端子にUSBケーブルを差し込む。


座面にリクライニングスイッチを取り付ける。


動かないようにカプラーでしっかりと固定。


リクライニングテンション調整バーを奥まで差し込んで取り付ける。


フレーム上側の留め具を外し──


バックレスト(背もたれ)のサポートバーを溝にはめる。


先ほどの留め具を元に戻す。


フレーム下側も同様にサポートバーをセット。


付属のゴムパーツを──


内側から差し込み、サポートバーを固定。


フレームにヘッドレストを差し、奥まで押し込む。


座面下のスロットにバッテリーを差し込み、カチッと音がするまで押し込む。


以上で組み立ては完了です。
公式YouTubeで日本語翻訳済みの組み立て動画がアップされているので、こちらも参考にしてください。
LiberNovo Omni レビュー


ここからは、LiberNovo Omniを実際に使ってみて感じたポイントを、機能ごとにレビューしていきます。
電動で背面が動くという珍しいワークチェアですが、基本の部分もしっかりと作り込まれていて、使い始めてすぐに「なるほど、こういうことか!」と納得させられる瞬間がいくつもありました。
体全体が包み込まれるような座り心地
ここ数日間毎日座って感じたのが、とにかくふんわりと包み込まれる座り心地のよさ。
姿勢を変えるたびに、背面パーツがスッと寄り添ってきて、まるで大きな手で優しく支えられているような安心感があるんです。


その心地よさを作り出しているのが、座面や背面、ヘッドレストに採用されたもちもちの「体圧分散ウレタン」。
指で押すとしっかり沈み込むのに、底付き感がなく、体重のかかるお尻まわりはやや硬め・太もも側はソフト寄りといった絶妙なゾーニングがされています。


さらに感動したのが、背もたれの動きに連動して自動で滑らかに調整されていく座面やアームレストなどの調整パーツ。チェア全体がまるで生き物のように寄り添ってくれる様子は、まさに「カラダに合わせて自動的に「動く」チェア」。




特にリクライニング時は顕著で、一般的なチェアにありがちな“背中だけ後ろに引っ張られて体が置いていかれる”感がほとんどありません。
背中・腰・腕のポジションが連動して動き、体全体がスッと素直に沈み込んでいく感覚。


普段の作業姿勢でもこの“追従性”はしっかり効いていて、後ろの資料を取ろうと体をひねったりするときでも、背もたれが邪魔をせず、そのまま支え続けてくれるもこのチェアならではの強みだと感じました。


実用充分な手動調整パーツと可動域
特徴的な「自動フィット機構」や「電動リクライニング」に目が行きがちですが、実はLiberNovo Omniはエルゴノミックチェアとしてもちゃんと優秀。
手動で調整できるパーツも多く、可動域の広さをみても、かなり高い完成度を誇ります。
シーンごとに使い分ける4段階リクライニング
Omniのリクライニング角は105° / 120° / 135° / 160° の4段階調整。以下のようにシーンに合わせてしっかり使い分けができます。
- ディープフォーカス(105°)
背筋が真っ直ぐに伸びる、集中してデスクワークをしたいときにぴったりの角度。 - ソロワークモード(120°)
読書をしたり考え事に最適なややリラックスした姿勢。個人的にはこれくらいが日常の作業モード。 - ソフトリクライニング(135°)
一般的なワークチェアの最大リクライニング角。のんびり映画を見たりゲームを楽しみたい時におすすめ。 - スパインフロー(160°)
体感的にはほぼフルフラット。別売りのフットレストと合わせると睡眠もできる超リラックスポジション。








よくある「角度で固定するリクライニング」とは違い、体重を預けると自然に倒れ、設定した角度で止まる構造も実用的。
ロッキング状態のまま倒れる範囲を指定できるので、伸びをした時にそのまま後ろの仕切りにぶつかったりすることなく元のポジションに戻れるのは、狭い自宅オフィスなどではとても便利だと思います。
自由度の高い4Dアームレスト
背もたれに合わせて自動的にポジションを変えるアームレストですが、さらに手動で上下・前後・幅・水平角度の4軸での調整が可能です。








- 高さ:約8cm / 11段階
- 前後:約10cm / 18段階
- 左右:約7.5cm / 3段階
- 水平角度:内側40° / 外側10°
これだけの可動域があればデスクの高さやキーボードの幅にもピタリと合わせられるし、ゲームパッドを持ったり、肘を預けてスマホを操作したりといった用途ごとにも細かく調整できて助かりますよね。
ひねりにも対応できる3Dヘッドレスト
ヘッドレストは比較的シンプルな構造で、高さ・前後・角度調整に対応。






- 高さ:約13cm / 無段階
- 前後:約6cm / 無段階
- 上下角度:内側32° / 無段階
さらに顔の向きに合わせて左右15°の首振りにも対応可能です(角度固定は不可)。ふわふわのクッションとの相性もよく、寄りかかったときの感触は、ほぼ枕のフィーリング!


電動リクライニンチェアのイメージが強いLiberNovo Omniですが、こういう基本構造がしっかりしているからこそ、クラウドファンディングで多くの支持を集めているのだと実感しました。
中毒性のある「電動脊椎ストレッチ」
ほかのチェアにはないLiberNovo Omniだけの魅力が、この「電動脊椎ストレッチ」機能。
リクライニングを最大(160°)まで倒し、足をフットレストに乗せたら、右側のアームレストにある「Spine Stretch」ボタンを一回押す──
それだけで、これまで体験したことのない心地よい脊椎ストレッチが始まります。




今回体験してみるまではマッサージチェアような感覚を想像していたのですが、良い意味でまったく異なります。
実際には“背骨を下から押し上げて、ゆっくり下す”、この繰り返しの5分間。
ただそれだけなんですが、確かに背中の奥の方からじんわりと解きほぐされていくような感覚で、作業で固まった体が少しずつリセットされていくのが分かります。


これが本当に中毒性があって、僕自身も気分転換したいときや、午後の集中力が落ちてきたタイミングでほぼ毎日のように使っています。
動作音も驚くほど静かで、ガチャガチャしたり、モーター音が響くこともなし。マンションでも深夜に気兼ねなく使えるレベルです。



単なるおまけ機能ではない、毎日のコンディションを底上げしてくれる「リセット装置」として素晴らしいギミックだと思います。
独立型フットレストも超快適
実際に使ってみて「これはセットであった方が絶対いい」と強く思ったのがこの専用フットレスト。


というのも、LiberNovo Omniの座面は最下段でも約44cmと、一般的なチェアとほぼ同じ高さなんですが、身長174cmの僕でちょうどかかとが床につくくらい。多分もう少し小柄な人だと足が浮いてしまうこともあると思います。
そうなると太ももの裏に体重が集中してしまい、どれだけ座面のウレタンが優秀でも、長時間の作業では痛くなったり姿勢が不安定になる可能性も。
そこで役立つのがこのフットレスト。価格は1万円超えと少し悩ましいラインではあるのですが、有ると無いとでは快適性が大きく変わってきます。




軽量で持ち運びやすく他のチェアでも使うことができるし、下の段では踏み台に、上の段では座椅子ようなポジションも取れるなど汎用性も充分。




予算が許すならぜひセットでの導入をおすすめします。



個人的には最初からセットでもよいくらいのマストアイテムだと思います。でもやっぱり価格は気になりますよね。
LiberNovo Omni の気になった点


LiberNovo Omniは同メーカー初の量産モデルとは思えないほど、完成度の高いワークチェアですが、斬新なコンセプトゆえに誤解しやすい点や好みが分かれそうなポイントも。
性能的なデメリットではないですが、簡単に紹介しておきます。
センサー制御で自動追従すると誤解されやすい
僕も最初そうだったんですが、「電動チェア」+「自動フィット」と聞くと、どうしても“センサーか何かで姿勢を検知して、能動的に動くチェア”をイメージしてしまうと思います。
ただこれは完全な誤解。
実際はセンサー制御ではなく、内部にある電動アクチュエーターと多関節リンク構造によって、背中を押す力に合わせて座面や背もたれ、アームレストなどが自然に形を変える仕組みなんですよね。


Makuakeや公式サイトでも「リアルタイムにフィット」「姿勢変化に追随」といった表現が使われていますが、これらは“メカ構造がしなやかに動く”という意味で、能動的に動くタイプのロボットチェアとは性質が異なります。
仕組み自体はとてもよくできていて、使いやすいものですが、名前や表現から連想されるイメージとは少し違うため、この点は購入前の期待値とのギャップが生まれやすい部分だと感じました。



あえてそう誘導している訳ではないと思いますが、やっぱり日本語の表現って難しいですよね。
ウレタン座面はやや熱がこもりやすい
もうひとつ気になったのが、座面や背面まわりの「熱こもり」。
LiberNovo Omniに使われている高密度ウレタンは、座り心地が本当に素晴らしく、質感や肌触りもこれ以上ないくらい上質ではあるのですが、どうしてもメッシュ素材と比べると通気性で劣り、長時間座っていると太ももから腰のあたりに少し熱が溜まってくる感覚があります。


とくに暑がりの人は、暖房の効いた部屋や夏場だとちょっと汗ばむこともあるかも。
これはOmni特有の欠点というより、ウレタン座面のチェア全般に共通する性質なので、仕方がない部分ではあるのですが、もし熱こもりや汗が気になる人は、別売の「クーリングシートパッド」を併用したり、夏場だけ薄手のカバーを使ったりといった対策をしておくと安心です。




まとめ|既存の概念を超える未来型チェア


LiberNovo Omniは「バッテリーで動き、チェアが身体に合わせてくれる」という、ちょっと未来を感じるワークチェア。
電動アクチュエーターと多関節リンクが連動して、背中の動きに合わせて自然と形を変えてくれる“自動フィット”は、これまで触れてきたどのチェアとも違うアプローチ。姿勢が変わってもフィット感が途切れない安心感は、長時間作業の強い味方になってくれるはずです。


さらに、160°リクライニングと電動脊椎ストレッチの組み合わせは、作業の合間にほんの少し挟むだけで気持ちを切り替えられるほど快適で、ワークチェアでここまでの「リセット体験」が得られるものなのかと、本当に驚かされました。
- 長時間のデスクワークが多い人
- 腰や背中に疲労が溜まりやすい人
- 作業と休憩を一台で切り替えたい人
- エルゴノミックチェアを検討している人
- 体へのフィット感を重視する人
とくに1日中座って働くライフスタイルそのものをアップデートしたい人には、かなり有力な候補になるはずです。
今ならMakuakeでお得に応援購入できるタイミングなので、気になっている方はぜひ12月16日のプロジェクト終了前にチェックしてみてください。
以上、カナちひ(@kana_chihi)でした。



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