普段仕事などでWindows OSを使っている方が、Macでマウスを使うときに戸惑うのが「スクロールボタンの方向」ではないでしょうか。

Macではトラックパッドとマウスのスクロール方向が連動していて、Windowsとはホイールボタンの動きが逆になるんですよね。
残念ながらMac自体にはトラックパッドとマウスの個別設定は出来ない仕様で困っている人も多いのではないでしょうか。
今回はそんな問題を解決する「Scroll Reverser(スクロールリバーサー)」というアプリと設定方法を紹介していきます。
各デバイスのスクロール設定について
まずは各デバイスの一般的なスクロール方向を確認してみます。
トラックパット:下にスライドで画面も下に流れる
タッチパネル:下にスライドで画面も下に流れる
マウスホイール:下に回すと画面は上に流れる
上記の通りマウスでのスクロールはトラックパットやスマホとは逆に設定したいのですが、なぜかMacは仕様で同一方向にしか設定できません。


これを解決するために必要なのが「Scroll Reverser」というアプリです。ここからそのアプリのインストール方法と設定手順を解説していきます。
Scroll Reverserのインストール手順
「Scroll Reverser」の導入はとても簡単ですが、順番に解説していきます。
アプリのダウンロード
「Scroll Reverser」は以下サイトより無料でダウンロードが可能です。
リンク先に以下の記載があるので、原則お使いのMacにあった最新バージョンをダウンロードしてください。(2023.4.16現在の最新ver.は1.8.2|Apple Silicon用)
For macOS 10.12 and later (Intel and Apple Silicon):
Download Scroll Reverser 1.8.2 (9 Mar 2022; release notes)
Languages: Chinese Simplified, Chinese Traditional, Czech, Danish, Dutch, English, French, German, Greek, Hebrew, Hungarian, Italian, Japanese, Korean, Nepali, Norwegian Bokmål, Polish, Brazilian Portuguese, Romanian, Russian, Slovak, Spanish, Swedish, Turkish, Ukrainian, Vietnamese.
簡素なページで若干尻込みするかも知れませんが、使っているMacユーザーも多いので安心してください。



データ量もわずか2.6MBと画像データよりも軽くどこかに悪影響が出るものではないですよ。
アプリのインストール
「Scroll Reverser」のダウンロードが完了したらMacにインストールしていきます。


Finderを開き、ダウンロードフォルダから「Scroll Reverser」を選択、左のタブの「アプリケーション」へドラッグ&ドロップします。


アプリケーションを開き、「Scroll Reverser」のアイコンをダブルクリック。


ポップアップで確認が入りますので、[開く]をクリック


インストールが完了するとMacのメニューバーに「Scroll Reverser」のアイコンが追加されます。
動作の設定
続いて動作設定をしていきましょう。


メニューバーの「Scroll Reverser」のアイコンをクリックし、[設定]を選択。


[Scroll Reverserを動作させる]にチェックを入れた上で、動作させる方向とデバイスを選択します。(通常のマウスであれば上記キャプチャ画像の通りでOKです)
以上で、マウスのみスクロール方向を逆にする設定は完了です。


まとめ


この記事では「Scroll Reverser」を使用してマウスのスクロール方向のみ逆転する方法を紹介ました。



MacBookはトラックパッドの操作性がいいので、そもそもマウスを使わない人も多いと思いますが、細かい操作やドラッグ&ドロップに関してはやはりマウスの方が有利な点もあるので、うまく併用していくのがいい思います。
Apple純正のMagic Mouseであれば不要な設定ですが、サードパーティ性のマウスをお使いの方は是非試してみてください。
それでは!
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