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薄型×Qi2×半固体という選択。『CIO SMARTCOBY SLIM II Wireless2.0 SS5K』レビュー

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今や誰もが当たり前に持ち歩くモバイルバッテリー。

その一方で、夏場の高温やバッグの中での圧迫、充電しながらの使用など、意外と過酷な環境で使われるガジェットでもあります。

海外ニュースなどで発火・爆発事故を目にすると、「これ、本当に大丈夫かな」と少し気になってしまう人も多いはず。

今回紹介するのは、そんな不安にひとつの答えを提示してきた、CIOの新製品『SMARTCOBY SLIM II Wireless2.0 SS5K』です 。

CIO SMARTCOBY SLIM IIとiPhone16Pro

薄型でQi2対応。
いわゆる“今どき”のモバイルバッテリーらしいスペックを備えつつ、他と少し違うのが「半固体系バッテリーセル」を採用している点。

従来の薄型バッテリーと比べて、発熱やトラブルを抑える方向で設計されており、安心して使えることを重視した一台です。

この製品の特徴
  • 半固体系バッテリーセル採用
  • 高速ワイヤレス充電Qi2対応
  • 約8.7mmの薄型・軽量設計
  • 金属製の美しい筐体
  • パススルー対応で一台二役
安全重視の新基準バッテリー!

この記事では、実際の使用感や検証を交えながら、その実力を分かりやすくレビューしていきます。

CIO
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目次

SMARTCOBY SLIM II|商品概要

今回レビューするSMARTCOBY SLIM II は、CIO が展開するモバイルバッテリーシリーズ「SMARTCOBY」の中でも、薄型 × Qi2対応 を軸にしたモデルです。

容量は5000mAh。
iPhoneをちょうど1回充電できる、日常使いにぴったりの容量で、マグネット吸着によるi2ワイヤレス充電と、USB-Cでの有線充電の両方に対応しています。

iPhoneへの有線充電の様子
有線での急速充電にも対応

半固体系バッテリーとは

この製品の大きな特徴が、「半固体系バッテリーセル」を採用している点。

ざっくり言うと、薄型モバイルバッテリーによく使われているゲル状のリチウム・ポリマーの液体成分をさらに抑えることで、破損時の液漏れや発火といったリスクを軽減できるよう設計されています。

半固体系バッテリーとリチウムポリマーバッテリーの違いを示した図解

関連 半固体系バッテリーセル採用 次世代モバイルバッテリー|CIO公式

さらに、CIO独自の安全基準「NovaCore C2」に基づき、加熱や衝撃、串刺しといったさまざまな試験をクリアしたうえで製品化。

CIOの安全基準
引用:connectinternationalone.co.jp

それでも「絶対に安全」というわけではありませんが、薄型モバイルバッテリーを日常的に使う前提で、危険性を少しでも回避できるというのはとても魅力的だと感じました。

カナちひ

「半固体電池」について、2025年12月現在 公的基準や統一定義はないので、その点は理解しておきましょう。

スペックと仕様

SMARTCOBY SLIM IIの主な仕様は以下のとおり。同クラスの売れ筋モデルとあわせて並べてみました。

CIO
SMARTCOBY SLIM II Wireless2.0 SS5K
Anker
Nano Power Bank
(5000mAh, MagGo, Slim)
MATECH
MagOn Ultra Slim 5000
発売日2025年12月2025年7月2025年4月
バッテリーセル半固体リチウム・ポリマーリチウム・ポリマー
容量5000mAh5000mAh5000mAh
サイズ約 102 × 70 × 8.7 mm約 102 × 71 × 8.6 mm約 102 × 68 × 6.9 mm
重量約 121 g約 110 g約 110 g
有線出力最大 20W(USB-C)最大 20W(USB-C)最大 20W(USB-C)
無線出力Qi2 最大 15W
(MagSafe互換)
Qi2 最大 15W
(MagSafe互換)
Qi 最大 7.5W
(MagSafe互換)
パススルー充電
充電所要時間約130分非公開約120分
製品保証12ヶ月 + 12ヶ月
(製品登録時)
18ヶ月 + 6ヶ月
(製品登録時)
12ヶ月 + 12ヶ月
(製品登録時)
公式サイト価格¥6,980¥6,990¥6,990
CheckCheckCheck

サイズや価格もほぼ横並びですが、なんとなくこんな住み分けができそう。

  • 薄さ・軽さ重視ならMATECH
  • 実績に裏付けられた信頼性ならAnker
  • 薄型×Qi2に加えて、安心感も重視したいならCIO

実際、SMARTCOBY SLIM IIは、スペック競争で抜きん出るタイプではありませんが、日常的に使うモバイルバッテリーだからこそ「安心を買う」という選択肢で選ぶのはありだと思います。

デザインと外観

SMARTCOBY SLIM II Wireless2.0 SS5Kは、いわゆる「薄型MagSafeバッテリー」らしいフラットで主張の少ないデザイン。

表面にはアルミニウム合金が使われており、なかなかの高級感があります。

CIO SMARTCOBY SLIM II Wireless2.0 SS5K 本体

手触りもさらっとしていて、指先にわずかなひんやり感があるのも金属筐体らしいポイント。

CIO SMARTCOBY SLIM II アルミニウム筐体の質感とロゴ
CIO SMARTCOBY SLIM II 背面デザイン
背面は柔らかいラバー仕上げ

ロゴや表記も控えめで、上品な佇まい。

MagSafe対応バッテリーの中には、装着すると一気に存在感が出てしまうものもありますが、本機はあくまで脇役に徹したデザインという印象で、iPhoneにもよく馴染みます。

iPhoneに装着したSMARTCOBY SLIM II カメラ非干渉の様子
当然カメラにも干渉しません

厚みは約8.7mm。数値だけ見ると極端に薄いわけではありませんが、実物を手にすると想像以上にスリムです。

CIO SMARTCOBY SLIM II 側面から見た薄さ

外装に5つのLEDライトがあり、充電状態やバッテリー残量を表示してくれます。

CIO SMARTCOBY SLIM II バッテリー残量表示LED

本体右に電源ボタン。バッテリー残量を表示させたり、使用中の出力オフに使用します。

CIO SMARTCOBY SLIM II 電源ボタン位置

パッケージと付属品は以下のとおりです。

CIO SMARTCOBY SLIM II パッケージ
CIO SMARTCOBY SLIM II 付属品一式
同梱品
  • CIO SMARTCOBY SLIM II 本体
  • USB-C to Cケーブル
  • 取扱説明書

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SMARTCOBY SLIM II|レビューと検証

ここからは、SMARTCOBY SLIM II Wireless2.0 SS5Kを実際に使ってみた感想と、検証結果を中心にまとめていきます。

装着したままでも苦にならない薄さ

薄さについては、先ほど比較した競合モデルほどのインパクトはないものの、手に取ると数値以上にスリムでコンパクト。

CIO SMARTCOBY SLIM II を装着したiPhoneを操作する筆者

iPhoneに装着した状態でも片手操作の邪魔になりにくいサイズ感で、普段からMagSafe対応のウォレットやスタンドを使っている人であれば、バッテリーの存在をほとんど意識せずに使えるレベルだと思います。

SMARTCOBY SLIM IIとAnker MagGo Power Bankの厚み比較
左:Anker MagGo Power Bank(5000mAh, 7.5W, Stand)
SMARTCOBY SLIM IIとMOFT 8-in-1多機能スタンドの厚み比較
左:MOFT 8-in-1多機能スタンド

マグネットの保持力もしっかりめで、スクロールやタップ、文字入力といった日常的な操作くらいでズレることはありません。

SMARTCOBY SLIM II MagSafeマグネットの吸着力

持ち替えたときにうっかり外れてしまうという不安が少ないのは、安心感に直結しますね。

充電速度はスペックどおり優秀

充電性能については、以下のパターンをチェックしていきます。

充電テスト項目
  • Qi2ワイヤレス充電
  • USB-C有線充電
  • Qi2+USB-C有線充電

まずはQi2でのワイヤレス充電から。

公称最大15Wに対して、実測は12.3Wとほぼ仕様どおり。このくらいの速度なら「遅くてストレスを感じる」ということはないはずです。

SMARTCOBY SLIM II Qi2ワイヤレス充電出力(12.3W)
充電出力12.3W

次にUSB-Cポートからの有線充電。

こちらは最大20W出力に対応しており、実測もぴたりと一致。短時間で一気に充電したいときはこちらが推奨です。

SMARTCOBY SLIM II USB-C有線充電出力(20W)
充電出力20W

SMARTCOBY SLIM IIはワイヤレスと有線の同時充電にも対応しています。

とはいえ、それぞれの出力は5Wずつの仕様なので、スマホ2台というより、AirPodsやApple Watchなどの低容量デバイスと分け合うような運用になると思います。

SMARTCOBY SLIM II ワイヤレスと有線の同時充電の様子
分配充電も可能
SMARTCOBY SLIM II ワイヤレスと有線の同時充電出力(3.1W)
充電出力3.1W

充電中の発熱と安全性

充電性能と並んで、薄型モバイルバッテリーで気になるのが充電中の発熱。特にQi2対応モデルはワイヤレス充電時の出力が高いため、しっかりチェックしておきたいポイントです。

発熱テスト項目
  • Qi2ワイヤレス充電時

結論から言うと、発熱はかなり抑えられています

Qi2ワイヤレス充電時でも終始35〜37℃程度で安定、手で触れるとほんのり温かい程度でした。

SMARTCOBY SLIM II Qi2充電時の表面温度測定(36.4℃)
カナちひ

充電効率のよいUSB-C有線接続時や、SMARTCOBY SLIM II本体の充電時は、さらに低い温度で推移します。

発熱の少なさはそのまま充電効率の高さにつながるということもあり、電力を無駄なく使えるのもモバイルバッテリーとして大きな魅力だと思います。

完全パススルー対応で運用もラク

SMARTCOBY SLIM IIは完全パススルー充電に対応しているので、スマホを充電しながら、バッテリー本体の充電が可能。

本体が満充電になると、バッテリーを介さずに電力を供給する回路へ切り替わる設計で、デスクでの繋ぎっぱなし運用がしやすいのも特徴です。

SMARTCOBY SLIM II パススルー充電中の様子

これにより、

  1. 寝る前に充電器へつなぐ
  2. スマホはMagSafeでそのまま装着
  3. 朝になったらそのまま持ち出す

という使い方が可能になり、いざという時に「モバイルバッテリーの充電がない」というケースがぐっと少なくなるはずです。

カナちひ

「持ち歩くバッテリー」としてはもちろん、「据え置きの充電器」としても使えるのは、ちょっとお得感もありますよね。

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SMARTCOBY SLIM II|気になった点

サイズ感、出力、安定性、デザインと、いずれもぼく好みのSMARTCOBY SLIM IIですが、「ここがもう少しこうだったら……」という点もあったので紹介しておきます。

スタンド機能は非搭載

まずひとつ目は、スタンド機能がない点。

MagSafe対応モバイルバッテリーの中には、動画視聴やビデオ通話を想定したスタンド一体型モデルもあって、例えば、Anker のMagGoシリーズなどはその代表例。

スタンド付きMagSafeモバイルバッテリーの使用例
なんだかんだ便利なスタンド

SMARTCOBY SLIM IIはあくまで「薄さ」と「装着感」を優先した設計なので、

  • 動画をよく見る
  • デスクで立てて使いたい

といった用途がメインの人は、スタンド付きモデルや、別途スタンドを併用する前提で考えたほうが良さそうです。

カナちひ

とはいえ、スタンドを搭載することで厚さや重さが増えるのも悩ましいので、ここは完全にない物ねだりです。

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薄さ最優先なら別の選択肢も

8.7mmという薄さは十分スリムですが、競合モデルの中にはさらに薄いものが存在します。

またCIOでは、昨年「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」という 厚さ4.98mm の超薄型モデルMakuakeで展開しており、今後さらに薄型路線の選択肢が増えていく可能性も。

SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K 超薄型モバイルバッテリー
引用:connectinternationalone.co.jp

SMARTCOBY SLIM IIの場合、Qi2対応、半固体系バッテリー、パススルー対応といった総合的な強みがありますが、
「とにかく最薄を選びたい」という基準で見ると、最有力候補にはならないと思います。

カナちひ

リチウム・ポリマー系と比べると、わずかに重くなるのも、半固体系バッテリーの特性と言えるかも。

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まとめ

iPhoneに装着したSMARTCOBY SLIM II Wireless2.0 SS5K

SMARTCOBY SLIM II Wireless2.0 SS5K』 は、薄型・Qi2対応・5000mAhという、いわゆる今どきの条件をしっかり押さえつつ、そこに「半固体系バッテリーセル」という安心感を加えた、執筆時点で唯一のモバイルバッテリーです。

薄さや重量、価格といった個別評価では他の選択肢もあるのですが、それでも本機を選びたくなる理由は、やっぱりその安心感。

こんな人におすすめ
  • 薄型のMagSafe対応バッテリーが欲しい
  • Qi2対応のワイヤレス充電を使いたい
  • 発熱や安全性も重視したい
  • パススルー対応でデスクでも運用したい
  • スペックより使い心地を重視したい

日常的に使うものだからこそ、ポケットやカバンの中で安心して持ち運べるというのは、ほかには代えがたい魅力だと感じました。

正直、この分野のスペックは頭打ち気味。
わずかな数値の違いにこだわるより、シンプルに安心感で選ぶ、というのも悪くない選択だと思います。

以上、カナちひ(@kana_chihi)でした。

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