ここ数年で僕の仕事のスタイルを大きく変えてくれたのが、AIボイスレコーダー。
メモに気を取られず、その場の会話に集中できるし、打ち合わせが終われば数分で要点までまとめてくれる。今や手放せない必須のアイテムです。
毎月数千円という地味な出費も「効率税」と考えれば、まあ必要経費。そう割り切って使ってきました。
ところが今回、そんなランニングコストがかからないAIボイスレコーダーがあると聞いて、さっそく試してみたのが、この『Comu Action Pro(コミュ アクションプロ)』。

文字起こしから基本の要約までは無料、しかも無制限。
これなら、これまで少しもったいなくて録音をためらっていた雑談メインの打ち合わせや、ちょっとしたアイデアのメモにも気兼ねなく使える。
もはや単なる会議支援ツールというより、日常の何気ない会話まで情報に変えてくれる、ちょっとしたバランスブレイカーです。
というわけで、この記事では、僕が実際に使い込んで感じたComu Action Proの魅力をレビューします。
普段から愛用しているPlaud Note Proとの違いや、購入前に知っておきたい気になるポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
Comu Action Proの概要

立ち位置とスペック
Comu Action Proは、旧ブランドComulyticから発売された第1世代「Comulytic Note Pro」の後継にあたる、第2世代の上位モデル。ブランド名も「Comu」に変更され、以前より覚えやすくなりました。
メーカーが掲げるコンセプトは「ポケットサイズのAIワークメイト」。
録音や文字起こしはもちろん、PPTのドラフト作成やフォローアップメールの作成までこなす、多機能なAIデバイスです。
ただ、僕がほかのAIボイスレコーダーと大きな違いを感じたのは、やはり毎月の利用時間を気にせず、好きなだけ記録を残せること。
録音、文字起こし、要約までが月額0円という気軽さは、AIボイスレコーダーを確実に日常のアイテムに変えてくれます。
| Comu Action Pro | |
|---|---|
![]() | |
| カラー | ブラック / シルバー / チェリーレッド |
| ディスプレイ | 0.95インチ AMOLED |
| マイク | MEMS×4 + VPU + 指向性マイク |
| ストレージ | 16GB |
| バッテリー | 1000mAh |
| 充電端子 | USB Type-C |
| 接続 | Bluetooth / Wi-Fi |
| 対応言語 | 113言語 |
| 連続録音時間 | 約70時間 |
| 充電時間 | 約2時間 |
| サイズ | 91 × 60 × 7.5mm(最薄部5.5mm) |
| 重量 | 51g |
| 公式販売価格 | 39,800円(税込) |
| Check |

外観とデザイン|チェリーレッド
今回僕が選んだのは、iPhone 18 Proの新色バーガンディに合わせた、チェリーレッド。
素材については、アルミなのか樹脂なのか、見た目だけでは正直よくわかりません。ただ、表面は金属のような質感で、安っぽさは感じない仕上がり。

色味はバーガンディよりも明るく、かなり鮮やか。
並べてみると違いははっきりしていますが、同系統のカラーなので意外と相性がいいんですよね。iPhoneの背面で主張しすぎず、ちょうどいいアクセントになっています。

ディスプレイには高精細で色鮮やかなAMOLEDを採用。1インチに満たない小さな画面ですが、発色がよく、明るさも十分。文字やアイコンも見やすく、視認性はなかなか優秀です。

右側には、録音の開始と停止を行う「録音ボタン」と、アプリを開かずにAIへ直接指示を出せる「AIボタン」を配置。
どちらも物理ボタンなので、画面を見なくても指先の感触で操作できます。

背面にはマグネットが内蔵されていて、MagSafe対応のiPhoneに直接吸着が可能。
MagSafeに対応していないスマホ向けにマグネットリングも付属しているので、幅広いデバイスで使えるのも嬉しいところです。


充電端子はUSB Type-C。専用ケーブルを用意する必要がなく、普段使っているUSB-Cケーブルで充電できるのは、いざという時にも安心です。

本体の上下側面には、全指向マイクが4つ。左側面には志向性マイクとリセットボタンが配置されています。

ちなみに、Plaud Note Proと並べてみるとこんな感じ。Comu Action Proのほうがひと回り大きく、少しだけ存在感があります。

パッケージと同梱品は以下のとおり。


- Comu Action Pro本体
- USB-Cケーブル
- マグネットリング
- クイックスタートガイド
Comu Action Pro レビュー

ここ1週間で、合計22件の会議や打ち合わせで使ってみました。
その上でいちばんの気付きは、会話を録るハードルが完全に消えたこと。そこに広がるのは、気負わない圧倒的な日常感でした。
文字起こしが無料・無制限
AIボイスレコーダーを使っていて、地味にストレスだったのが「残り時間」でした。
月1,200分のProプランまでは必要経費として割り切れます。ただ、そこから追加で600分・2,000円のパッケージに手を出すのは正直ちょっと気が引ける。
その結果、月末が近づくにつれて、録音する場面を選ぶようになって「この会議は確認だけだから、やめておこう」「今回は自分でメモを取るか」なんて、妙な節約意識で作業が増えて、後から後悔する。多分あるあるです。

その点、Comuは、文字起こしから基本の要約まで、時間も回数も気にせず使えます。この安心感は、想像以上に大きいものでした。
雑談メインの打ち合わせも、ふと思いついたアイデアも、気軽に残せる。録音のハードルが下がると、あとから振り返れる情報が、どんどん増えていきます。
もちろん、音声データさえあれば、GeminiやClaudeでも同じようなことはできるんですが、そのひと手間がないことに価値があるんですよね。
カナちひ「使いたいときに使える。」その手軽さこそがComuの一番の魅力です。

面談の記録が変わった
会社員でもある僕は、メンバーとの定期的な面談も大事な仕事のひとつ。
単なる雑談ではなく、前回から何が変わったのか、決めた改善案はきちんと進んでいるのか。そうした変化を継続して確認する意味もあるんですが、さすがに10数名のメンバーとの会話を覚えておくのは無理があります。
以前はPCでメモを取っていたんですが、これが結構しんどい。話に集中すると手が止まるし、タイピングしながらだと話が入ってこないんですよね。相手の表情も見れないし。
今はAIボイスレコーダーに任せているので、余計なことを考えずに対話に集中できます。

そして、Comu Action Proが便利なのは録音したあと。
音声データ・文字起こし・要約を、それぞれ個別にワンタッチでエクスポートできるので、僕はそのままClaudeに送って、前回の面談からの変化や進捗をリスト化するところまで、半自動化しています。
カナちひ単に記録を残すだけでなく、その後のAI活用まで考えた形でデータを取り出せる。ここも今どきのAIボイスレコーダーならではの強みです。
要約はシンプル。でもこれでいい
Comuの基本的な要約は、最初に全体の概要をざっくりまとめ、そのあとに話題ごとに整理された内容が、箇条書きで並ぶ形。
インサイトやToDoリストの作成といった、もう一歩踏み込んだ分析機能は有料のPremium向けですが、無料のStarterプランでも月3回までは試せます。

つまり、普段は要約だけでさっと内容を確認して、重要な打ち合わせや会議のときだけ、インサイトやToDoを使う。そんな使い分けが、無料プランの基本的な運用になりそうです。
要約・インサイト・ToDo



Plaudのように、初手からマインドマップやAIからの提案を添えてくれるわけではありませんが、僕にとって大半の目的は、あくまで会話の内容を整理するためのもの。
元になるデータはシンプルなほうが、AIに渡すのにも扱いやすいという利点もあります。
ここは考え方次第ですが、少なくとも日常的な使い方なら、リッチなアウトプットより無料であることの方が、メリットが大きいと思います。
録音品質と声の拾い方
Comu Action Proは、4つの全指向性マイクに加えて、指向性マイクと骨伝導センサー(VPU)を搭載した6アレイの収音システムです。
実際に使ってみて感じたのは、話している人の声の大きさに左右されにくいこと。

もちろん、録音した音声そのものを聞き返す機会はそれほど多くないんですが、収音性能はそのまま文字起こしの精度にも直結するので、マイク性能はわりと重要だったりします。
というわけで、試しにiPhone 18 Proのボイスメモと同時に録音してみました。
\ iPhone 18 Pro /
\ Comu Action Pro /
実際のところ、iPhoneで収録した音声のほうが耳当たりは自然。人間の耳で聞くぶんには問題ありませんが、雑音が多くこのままAIに渡すと余計なノイズが入りそうです。
一方、Comu Action Proで録った音声は、周囲の音としっかり分離されていて、話し声の大小に関係なく、声そのものがはっきり聞こえる。これが会話を正確に拾えるチューニングなんだと思います。
カナちひ収音範囲も公称約7mと広めなので、大きめの会議室でも使いやすいと感じました。

AIボタンの使いどころ
最初は、いまいち使いどころが分からなかったAIボタン。
ボタンを押しながら話しかけると、その内容がアプリ内のAIチャットへの指示として送信され、回答はチャット画面に返ってきます。
本体から音声で返事があるわけでもないし、音声入力自体はアプリからもできるので、最初は「これ、わざわざ専用ボタンが必要かな?」と思っていました。

ところが、使い慣れてくると意外と便利なんですよね。
たとえば、会議が終わった直後。AIボタンを押しながら「今の会議で出た、次回までの改善点をまとめておいて」と伝えるだけ。
あとは時間のあるときにアプリを開いて、チャットの内容を確認すればOKです。
アプリを開く手間すらなく、思い立った瞬間に、その場で指示を出せる。このちょっとしたショートカットが、毎日使っていると結構効いてきます。
今ではけっこう使っている機能になりました。
PPT・メールも叩き台には十分
Comu Action Proは、録音した内容をまとめるだけでなく、その後の資料作成まで手伝ってくれます。たとえば、会議の内容からスライドを作ったり、フォローアップメールの下書きを書いてくれたり。
こちらが打ち合わせを録音して、自動生成したスライドです。








AIチャットから「PPTを作成して」と指示すると、プレゼンの目的やページ数、テンプレートなどを提案してくれます。
基本的には、そこから選んでいくだけ。
生成されたアウトラインを確認してOKを出すと、1〜2分ほどでスライドが完成します。
テンプレートのパターンも多くないし、内容によっては少しピントのずれた部分がフォーカスされることもあるけど、テキストはあとから編集できるので、叩き台としては十分。ゼロから作るより、ずっとラクです。
メールの下書きも試してみました。

少し整いすぎていて、いかにもAIが書いたような印象はありますが、言葉づかいや文章の流れは自然。ちょっと手を加えれば、そのまま送れるレベルです。
しかもこれ、無料のStarterプランでも利用できます。
PPTやメールの作成には月500クレジットの範囲で対応でき、インサイトやToDoなどの高度な分析機能は月3回まで。
Comuのプランと料金
| 項目 | 無料(Starter) | Premium |
|---|---|---|
| 料金 | 0円 (本体購入のみ) | 月1,733円 (年払い・年額20,800円) |
| リアルタイム文字起こし | 無制限 | 無制限 |
| 基本の要約 | 無制限 | 無制限 |
| エージェントクレジット | 月500 | 月5,000 |
| AIスライド作成 | ○ | ○ |
| AIメール(下書き・編集・送信) | ○ | ○ |
| AI文書作成 | ○ | ○ |
| インサイト・ToDoなどの高度な分析 | 月3回 | 無制限 |
| リアルタイム翻訳 | 月1回 | 無制限 |
| 用語登録 | — | ○ |
| AI会議準備 | — | ○ |
| スマート分類 | 手動 | 自動 |
| 対応言語 | 113言語 | 113言語 |
| AIモデル | GPT5.2・Gemini 3.1 pro・Azure Speech | GPT 5.6 Sol・Claude 4.8・Gemini 3.1 pro・Whisper・Azure Speech |
カナちひまずは無料で使い始めて、必要に応じてPremiumを検討するくらいでよさそうです。
MagSafeにそのまま装着、充電もUSB-C
Comu Action Proは、MagSafe対応のiPhoneにそのままくっつきます。

Plaud Note ProもiPhoneの背面に付けて使っていましたが、カバーを挟む必要があって、そのぶん厚みが出るんですよね。
その点、背面にマグネットが入っているComuは、本体だけでOK。重さも実測で50.6gと、ケースに入ったPlaud Note Pro(実測56.3g)より5.7gほど軽くなっています。

そして、もうひとつ嬉しかったのが、充電端子。
Plaud Note Proは専用のポゴピンケーブルなので、出先でケーブルを忘れると普通に詰みます。
対してComu Action Proは、USB Type-Cのケーブルがそのまま挿せる。普段から持ち歩いているし、いざというときは人に借りられるという安心感もあります。

バッテリーも公称約70時間の連続録音に対応。毎日何度も使っている僕の場合でも、充電は週に1回程度で済んでいます。
こうした細かな手間が少ないことも、Comu Action Proを気に入っている理由のひとつです。
Comu Action Proの気になった点

ここまで便利なところを中心に紹介してきましたが、もちろん気になる部分もあります。
ディスプレイのキズが心配
まず気になったのが、前方に少し張り出したディスプレイ。見た目のアクセントにもなっていますが、そのぶんキズが付きやすそうです。

iPhoneに貼り付けたまま運用するなら、保護フィルムを貼っておいたほうが安心かもしれません。
ちなみに僕は、使い終わったら毎回iPhoneから取り外して、ガジェットポーチに収納しています。ただ、これも意外と面倒なんですよね。

せっかくケースなしで手軽に使える設計なのに、傷を気にすると結局ケースが欲しくなる。
なんとも悩ましいところです。
Appleの「探す」に非対応
もうひとつ、惜しいのがAppleの「探す」に対応していないこと。
実は以前、Plaudをカフェに置き忘れたことがありました。そのときは「探す」のおかげで、無事に取り戻せましたが、Comuには、この保険がありません。
小さいうえに、充電するときなどにiPhoneから取り外す機会も多いデバイスなので、置き忘れが本当に怖い。

定価4万円近い本体もさることながら、仕事の会話や重要な情報が入った音声データまで失くしてしまうのは、どうにか避けたいところです。
公式サイトではプライバシーに配慮した設計をうたっていますが、個人的にはデータの管理だけでなく、そもそも本体を失くさないための仕組みも欲しかったです。
AIボイスレコーダーとしては高額
最後のハードルはやっぱり価格。参考価格が39,800円(税込)というのは、いくら機能が充実していても安い買い物ではありません。
ただ、執筆時点の2026年10月31日には、Amazonで25%OFFの29,800円で販売されているなど、結構変動も多い印象なので、急いで購入する必要がなければ、セールのタイミングを狙うのもありだと思います。

また、文字起こしと基本の要約が無料で無制限に使えることを考えると、毎月たくさん録音する人ほど、月額課金が必要なモデルよりもお得になる可能性も。
カナちひ本体価格だけで判断せず、毎月どれくらい録音するのか、どんな使い方をするのかも含めて考えて選ぶのが、賢い買い方だと思います。
まとめ

ここ数日間、Comu Action Proをじっくり使ってみて、いちばん魅力に感じたのは、やはり録音・文字起こし・基本の要約が月額0円で無制限に使えること。
残り時間を気にせず、いつでもどこでも気軽に会話を録音できる。この安心感のおかげで、AIボイスレコーダーがこれまで以上にぐっと身近な存在になりました。
MagSafeでスマホに直接くっつき、充電もいつものUSB-Cでサクッと終わる身軽さ。
会議のあとにスライドやメールの下書きまでパパッと作ってくれる働きぶりは、もはや単なる録音機を超えて、優秀なアシスタントそのものです。

- 会議や面談が多くて、毎月たくさん録音する人
- 文字起こしの回数や時間の制限が、そもそもストレスだった人
- iPhoneにそのまま付けて、身軽に持ち歩きたい人
一方で、ディスプレイのキズ対策や、「探す」非対応による紛失リスク、本体価格の高さなどは、買う前に知っておきたいポイント。とくに置き忘れが心配な人は、普段の持ち歩き方も考えておいたほうがよさそうです。
それでも、これからAIボイスレコーダーを導入するなら、Comu Action Proは十分有力な選択肢になると思います。
毎月のサブスク代を気にせず、仕事の記録から日常のちょっとしたアイデアまで残しておきたい。そんな人は、ぜひチェックしてみてください。
以上、カナちひ(@kana_chihi)でした。



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