電動歯ブラシにおいて国内のシェアを3分割する「Phillips(フィリップス)ソニッケアー」「BRAUN(ブラウン)オーラルB」「Panasonic(パナソニック)ドルツ」。
我が家では5年間使った先代の「Doltz(ドルツ)EW-DE54」が突然死(使用中に停止し充電しても動作不能)に伴い 改めて3社を比較検討した結果、結局同じブランドの「Doltz(ドルツ)」を購入することにしました。
理由は3メーカーで唯一手磨きに近い「ヨコ磨き」が出来る点と、替えブラシが比較的安価な点。電動歯ブラシって本体よりも替えブラシのコストが意外に掛かるんですよね。
この記事では3社の現行モデルの電動歯ブラシの特徴と、今回購入した「Panasonic Doltz(ドルツ)EW-DP34」の実際の使用感などをレビューしてみたいと思います。
「Doltz(ドルツ)EW-DP34」について
こちらが今回購入した「Doltz(ドルツ)EW-DP34(15,664円)」。カラーは写真のホワイトとブラックから選ぶことが出来ます。サラサラとしたマットな質感で高級感もあり握りやすいです。
ドルツは手磨きと同じ方向にブラッシングする「ヨコ磨き」と、前後振動の「タタキ磨き」を同時に行う「W音波振動」が売りですが、なるほど確かに振動も強く磨き心地は結構ハードで磨き終わりの歯の表面がツルツルしてとても気持ちいいです。
上位モデルにはスマホアプリと連動した磨き方サポート機能がありますが、この「EW-DP35」は対応していません。代わりに30秒毎の小休止で磨き過ぎを教えてくれます。
磨きのパワーや振動については以前のモデルよりアップした感じですので、知覚過敏の方はノーマルかソフトモードでの使用をお勧めします。
ブラシのヘッドが薄くなり奥まで磨きやすい
手磨き用の歯ブラシも薄型が主流になりつつありますが、ドルツのブラシもヘッドが薄く奥まで磨きやすい形状に進化してます。
0.02mmの超薄型ブラシとの組み合わせによる歯周ポケットの磨きやすさは、大型ヘッドの「フィリップス ソニッケアー」や、回転ブラシの「ブラウン オーラルB」に勝るポイントだと思います。
もちろんブラシだけ別途購入すれば旧モデルでも新ブラシの使用自体は可能です。(底面が小さくなったので見た目の違和感は少しあるかも知れません)
替えブラシが安価でランニングコストが安い
ドルツのブラシは3メーカー中で最も安く維持費がかからない点も魅力です。
各メーカー数種類のブラシを展開していますが代表的なもので比較すると、ドルツは概ね他メーカーの半額以下の価格で購入出来ます。
メーカー | パナソニック | フィリップス | ブラウン |
型番 | EW0800 | HX6064 | EB50-5 |
イメージ | |||
セット数 | 2本 | 4本 | 5本 |
参考価格※1 | 682円 | 2,995円 | 3,737円 |
1本当たり | 341円 | 749円 | 747円 |
年間コスト※2 | 1,364円 | 2,995円 | 2,988円 |
※1 参考価格は2021年8月10日現在のAmazon価格 ※2 年間コストは3ヶ月に1回ブラシ交換をした場合の試算値(年4回) |
うちは家族4人ですのでフィリップスやブラウンであれば年間12,000円程度かかるコストが5,500円程度で済みます。このコストの差は結構大きいですよね。
動作音が低く小さくなった
以前のドルツは「ビーーン」と高音混じりで音も大きかった印象ですが「EW-DP35」は「ヴーーン」と低音で音も小さくなりました。(ここを文字で表現するのは難しい!)
僕は歯磨き時間が長くリビングで磨くこともあるのですが、テレビを観ている家族から「うるさいから洗面所で磨いて!」と怒られることも減りました。
フロート型の非接触充電スタンドは以前のものと同じ
ドルツの非接触充電スタンドはフロー型で、底面に付きやすい水垢などを防止してくれる上、安定感も抜群で気に入ってます。
品番を見ても5年前のモデルと全く同じものですが、それだけ完成された形状ということなのでしょう。掃除もしやすく見た目もスッキリしてて良いですよね。
実際に使ってみた感想
● ブラシは極細毛(ラージ)が良いかも
● タタキ磨きの振動は結構強い
● モード記憶機能は一長一短
ブラシは極細毛(ラージ)が良いかも
「ドルツ EW-DP35」のパッケージには、毛先0.02mmの極細毛ブラシ2種(コンパクト|ラージ)と、ステイン(着色汚れ)にも効果的なクリーン&ホワイトブラシが付属しています。
通常のブラッシングには歯周ポケットと歯間がしっかり磨ける極細毛ブラシがいいと思うのですが、個人的にはラージサイズがお勧めです。
一見ヘッドが小さいコンパクトの方が狭い場所も磨けそうですが、ブラシの横幅はラージの方が若干小さく奥歯が上手く磨けます。(「ラージ」が普通の歯ブラシのサイズ感です)
タタキ磨きの振動は結構強い
3つのモードのうち「W-CLEAN」モードのみヨコ方向のブラッシングに加え、前後方向に毎分約12,000ストロークの「タタキ運動」が加わります。
これによって「ヨコ磨き」では磨き難い歯間の汚れにアプローチするのですが、文字通り歯をブラシで叩くため結構振動が来ます。(使っていれば慣れるレベルですが)
個人的はしっかり磨けている感じがして嫌いじゃないのですが、知覚過敏気味の妻は『痛い!』と感じ「NORMAL」モードで使っているようですので、同じく敏感な方や子供には強過ぎるのかも知れません。(子供は「SOFT」モードで使うようにしています)
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モード記憶機能は一長一短
前回使用したモードを記憶し次回もそのモードからスタートしてくれるのですが、我が家のようにそれぞれが違うモードで使う場合には逆に面倒です。
購入者レビューを紹介
当ブログの商品紹介記事の定番ですが、多角的な視野で見て頂くためにもAmazonの購入者レビューからいくつか参考になる投稿をご紹介したいと思います。
概ね高い評価が大半なのですが、否定的なレビューとしては「パワーが強すぎる」「価格が高い」という意見が多い印象です。この「EW-DP35」には搭載されていませんがBluetooth機能が無駄というコメントも目立ちますね。
[speech_balloon_left1 user_image_url=”https://cotonohablog.com/wp-content/uploads/2021/03/girl_04.png” user_name=”Aquatieさん”]「歯垢付着スコア大幅減!」★★★★★
結論から言うと、歯のメンテナンス時間が大幅に減り、歯医者さんへの通院をしなくて良くなりました!手磨きに比べて大幅に磨き残しがなくなります。この商品利用する前と後での歯医者さんでの磨き残しスコアをまとめます。
・利用前-歯垢付着スコア45%
手磨き20分+ジェットウォッシャー+ロス(磨き時間30分程度)
・利用2日目-歯垢付着スコア15%
極細毛2分+ステイン除去ブラシ2分+歯間ブラシ1分+ジェットウォッシャー+フロス(磨き時間15分程度)
・利用1ヶ月-歯垢付着スコア9%
極細毛2分+ステイン除去ブラシ2分+歯間ブラシ1分+ジェットウォッシャー+フロス(磨き時間15分程度)[/speech_balloon_left1]
[speech_balloon_right1 user_image_url=”https://cotonohablog.com/wp-content/uploads/2021/03/boy_03.png” user_name=”スタバ猫さん”]「歯がツルツルする。全ての歯ブラシの頂点の存在」★★★★★
ドルツ3台目です。ソニックケアとブラウンも試しましたが一番使い勝手が良かったのがドルツです。ソニックケアはブラシが大きく磨きづらい、ブラウンは磨き残しが感じられます
その点ドルツはパナソニックが手がけただけあって日本人向けに設計されており不便を感じません。
一つ前のモデルから乗り換えての感想。ヘッドがコンパクトになり今まで届かなかった奥歯の裏まで届き、まだ磨き残しがあった!と実感。
これまで手磨きの方にもおススメしたい、歯磨きの大切さを感じるにはこの上ない歯ブラシだと思います。[/speech_balloon_right1]
[speech_balloon_left1 user_image_url=”https://cotonohablog.com/wp-content/uploads/2021/03/girl_01.png” user_name=”momotanさん”]「女性の口サイズにはパナソニックかブラウンかなと。」★★★☆☆
初めて電動歯ブラシを使用するにあたり、女性の口に合う電動歯ブラシはブラウンかパナソニックかなと思い調べた結果、ブラウンは付属歯ブラシの種類が少ない、奥歯まで届きにくいの口コミをみたのでパナソニックにしました。
【購入の条件】
女性の口にあう小さめサイズ、充電式、奥歯まで届く、持ちやすさ、歯ブラシの種類
【良かった点】
4種類の歯ブラシが付属
女性の口でも奥歯まで届く
1回の充電で数日は使用可能
【悪いと思った点】
購入価格が高い
30秒で一瞬止まるため、一箇所にどれだけ当てていたら良いのかわからない
勢いが強く口を閉じて磨いてもビリビリひびく。ブラシの横が歯に当たるとビリビリひびく
音がうるさい
でも、磨いた後はツルツル感があり、トータル買って良かったです。[/speech_balloon_left1]
[speech_balloon_right1 user_image_url=”https://cotonohablog.com/wp-content/uploads/2021/03/girl_07.png” user_name=”Xignさん”]「薄型ヘッドが最高」★★★★★
いままで、前シリーズ以前のドルツや、ブラウンのオーラルBをつかっていましたが、
この薄型ヘッドになって劇的に磨きやすくなりました。
奥歯のほうまで綺麗に磨けています。
他のメーカーよりも持ちやすく扱いやすいのが最高ですね
あとは、価格をもうちょっと抑えていただければよいのですけどね[/speech_balloon_right1]
[speech_balloon_left1 user_image_url=”https://cotonohablog.com/wp-content/uploads/2021/03/person_15.png” user_name=”名無しさん”]「強すぎる」★★☆☆☆
長持ちはまだ買ったばかりなのでわかりませんが以前もドルツを使用してました。今回の商品はパワーがすごすぎて歯磨き粉が飛び散ってしまうので1番小さい振動しか使ってません。
付属のブラシも大きくて細かいところが磨きにくいのでひとつしか使ってません。逆にもうひとつランクを落としたほうが使いやすいのかもしれません。
以前使っていたもののほうが普通に磨くにはよかった[/speech_balloon_left1]
まとめ
「Phillips ソニッケアー」や「BRAUN オーラルB」は使用したことがない為、比較は出来ないのですが、ずっとドルツを使い続けているのはそれだけ満足度が高いと考えて頂いて結構です。
日本人の意識が低いと言われるオーラルケアにおいて、手磨きの10倍の洗浄効果という電動歯ブラシは無くてはならない商品。だからこそしっかり自分に合うものを選んで使い続けたいですよね。
もしまだ手磨き中心 or 今の電動歯ブラシに満足出来ていない人には是非お勧めしたい、そんな「Panasonic Doltz(ドルツ)」のレビューでした。
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