こんにちは、カナちひ(@kana_chihi)です。
会議や打ち合わせのメモ取りって、意外と大変ですよね。
聞き逃さないように耳を傾けつつ、要点をメモに残すのは思った以上に集中力を使うし、iPhoneで録音するにしても今度は後から聞き返すのが億劫で、結局そのまま…なんてこと意外と多いんじゃないでしょうか。
今回紹介するのは、そんな時におすすめしたいAIボイスレコーダー『FOSMET XNote Rec10』。

コンパクトながらクリアに録音できて、そのまま 文字起こし・要約・マインドマップ化 まで自動でやってくれる頼もしい一台です。
この記事では録音や文字起こしの精度もしっかり検証しつつ、会議などのビジネスシーンでどれだけ使えるのかも含め、使い勝手や気になる点まで正直にお伝えします。

FOSMET XNote Rec10 の概要

日本ではあまり聞き馴染みのない「FOSMET(フォスメット)」ですが、HUAWEI (ファーウェイ)やXiaomi(シャオミ)などと同じ、中国・深圳に本拠地を置くスマートデバイスメーカーで、2016年創設と歴史こそ浅いものの日本法人を持つなどグローバルに展開するブランド。

僕自身も以前、アウトドアスマートウォッチ「H5」を使っていて、低価格ながらデザインや機能面もしっかりした信頼のおけるブランドだと認識しています。
XNote Rec10はそんなFOSMET初のAIボイスレコーダーで、特にiPhoneとの連動性も強く意識した仕様。


ボイスレコーダーとしての性能はもとより、付属のMagSafe対応ウォレットを使うことで携帯性を向上。薄くて軽いアルミ製のボディもとてもミニマルで日常的にも使いやすいデバイスに仕上がっています。
仕様とスペック
このレコーダーの仕様については以下のとおり。
FOSMET XNote Rec10 | |
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サイズ | 86 × 54 × 3mm |
重量 | 約32g |
材質 | アルミニウム合金 |
ストレージ | 64GB |
バッテリー | 400mAh (最大35時間録音、166日スタンバイ) |
マイク性能 | アナログシリコンマイク+骨伝導マイク |
接続 | USB 2.0 / Bluetooth 5.3 |
録音フォーマット | MP3(32kbps) |
録音モード | CALLモード / NOTEモード |
AIモデル | GPT-4.1 / GPT-4.o / O3-mini |
言語対応 | 最大118言語 |
話者識別 | 対応(β版) |
テンプレート | 30種以上+カスタム対応 |
メーカー保証 | 2年間 |
Check |
注目したいのは、AIモデルに「ChatGPT」を採用している点。言わずと知れた文書生成AIで信頼性が高いほか、どうやら今後GPT-5など新モデルにも対応予定とのこと。アプリ更新だけで端末を買い替えなくても最新AIを使えるのは嬉しいですよね。
まだβ版だけど話者識別機能もあり、会議や打ち合わせで「誰がどんな発言をしたか」を自動で切り分けてくれるのもなかなか便利。この辺りの精度についてもこのあと検証してみたいと思います。


外観とデザイン
XNote Rec10の本体素材にはアルミニウム合金が使われていて、削り出し風の質感で価格なりの高級感があります。落ち着いたスペースブラックの色味も、ビジネスシーンで使いやすい印象。


本体サイズはクレジットカードとほぼ同じで、厚みもカード3枚分ほど。わずか約32gと非常に軽量なので、ポケットや財布に入れても全く邪魔になりません。




操作系はシンプルで、電源ボタンとスライドスイッチのみ。シンプルな分、会議中に誤操作しにくそうなのはいいですよね。
ディスプレイも小さいながらバックライト表示され、見やすいです。




マイクは一見するとSIMピンの穴程度の小ささですが、骨伝導+シリコンマイクの組み合わせで集音性能は十分。想像していたよりクリアに声を拾ってくれます。


充電とデータ転送に使える専用のマグネットポートは背面に配置。


特殊な端子のため、充電やデータ転送にも専用ケーブルが必要なのはちょっと面倒に感じますが、実際この厚みだとUSB-Cも挿せないので、合理的ではあります。


付属のMagSafe対応ケースもポイント。レザー調の質感で縫製も丁寧、本体にジャストフィットするので正直最初は取り出しに苦労しますが、使い込むほど馴染んで程よいフィット感に収まります。




MagSafeに対応しているので、iPhone背面に装着して「スマホとレコーダーを一緒に持ち運べる」のはやっぱり便利ですよね。


パッケージと同梱品はこんな感じ。




- XNote Rec10 本体
- MagSafe対応ケース
- MagSafeリング
- 充電&データ転送ケーブル
- USB Type-C変換アダプタ
- 引き抜き補助カード
- 取扱説明書
取扱説明書は完全日本語対応で、迷うことなく使い始められるのも安心ポイントでした。




FOSMET XNote Rec10 の使用感をレビュー


ここからは実際にXNote Rec10を使ってみた感想や操作感、文字起こしの精度などを紹介します。
シンプルな物理ボタンで直感操作が可能
音声収録はXNote Rec10本体のみで行いますが、その操作は単純明快。電源ボタンを長押しして起動、スライドスイッチで録音を開始するという2ステップで完結します。
このタッチパネルではなく、ボタンとスイッチというのがポイントで、ポケットの中やスマホの裏に装着した状態でも指先の感触だけで操作できるというのが、実に快適。


録音の開始時と停止時には、バイブレーションでフィードバックしてくれるのもポイント。
会議中に「ピッ」という音を立てることもないし、誤操作のリスクも少ないので、録音しっぱなしにしてしまったり、逆に録音できていなかった…というありがちな失敗もちゃんと防いでくれます。



小さなモニターもついているので、本体だけで録音状態やバッテリー残量が一目で分かるのも安心ですよね。
シーンに合わせて選べる2つのモード
肝心のボイスレコーダーとしての集音性能ももちろん及第点。
通常のシリコンマイクと骨伝導マイクを切り替えることで、会議室などの広い範囲から通話まで、小さな筐体からは想像できないほどクリアに収録してくれます。


録音モードの切替は手動で行いますが、電源ボタンの長押しだけで簡単に切り替えられるので、それほど手間には感じないはず。
録音モードの特徴とサンプル
- CALLモード
-
通話や1対1の会話など、至近距離の音声を収録するのに適したモード。スマホの裏に装着した状態でも相手の声までしっかり拾えるのは骨伝導マイクの恩恵。駅構内など雑音のある環境でも声は十分識別できました。
\ 音声サンプルはこちら /
- NOTEモード
-
会議や講義など、半径3mほどの範囲を拾うモード。複数人の声が混ざる場面でも聴き取りやすく、議事録や講義ノートにちょうど良いクオリティ。屋内の反響音もそれほど気にならないと思います。
\ 音声サンプルはこちら /
ノイズキャンセリング機能はなく周囲の音もそのまま拾ってしまいますが、声自体は明瞭に聞こえるので文字起こしには充分な品質だと感じました。
文字起こしと要約は「DOWAY」アプリで
録音した音声は専用アプリ「DOWAY(ドゥウェイ)」を使って文字起こしします。
Bluetoothでペアリングしておけば、アプリ起動時に自動的に保存された音声ファイルが認識されるので、対象ファイルを選んでアイコンをタップするだけで同期を開始。1時間ほどのデータでも約5分で取り込み完了します。


文字起こし自体は、テンプレート(30種類以上)と使用言語を選ぶだけのシンプルな手順。処理が始まると、「文字起こし」「要約」「マインドマップ」が同時に生成される仕様。






この生成にかかる時間もかなり早く、1時間分で1分程度。
精度に関してもさすが文書生成に優れたChatGPTベースのAIモデルだけに、そのまま資料化できるほどの完成度で仕上げてくれるのはさすがというほかありません。
テンプレートは「会議議事録」「講義」「インタビュー」「医療相談」「討論」などシーンごとに最適化されていて、議事録ならToDo形式に、講義ならポイント整理に、といった形で自動的に構成を変えてくれるのも実用的ですね。それぞれ手順どおり選択していくだけなので、導入直後から即戦力になってくれるはずです。


文字起こしの精度と話者識別機能
XNote Rec10の文字起こし精度は、会議室など半径3m以内であれば十分実用レベルです。複数人が順番に話すような会議であれば、かなりの精度でテキスト化してくれます。


実際に、YouTubeで公開されていた「」の音声アーカイブをDOWAYで文字起こししたところ、確認できた誤認は133ワード中13箇所のみ。 介護福祉経営士全国会議2021
誤字率(WER)は10%未満で、スピーカー経由の聞き取りにくい音声を考慮すると、これは非常に優秀な結果だと思います。
テキスト化された内容(タップで開く)
00:00:01 – 00:00:36
ゆるゆるとですね。始めていきたいと思いますが、まあ、テーマにありましたように、コロナということで、まあ、事業環境で大きくも影響世代を負えなかったと思いますが、まあ、実際どんなことあって、どんな対応しましたっていうところぐらいからで、またちょっとお話していただきたいと思いますが、ちょっと、あの、特性上指名じゃないと、なかなか話しづらいであって、そして、ちょっとバラバラ当てていきたいと思いますが、逆に今度江口さんの方から起きた時、そして、まあ、休館も最近海外に流れる中でも結構ですので、どんな状況だったか教えていただければと思います。
00:00:37 – 00:01:18
まあ、あの、コロナということで、未知のウイルスというところで、1番初め、初動の対応は非常に難しかったかなというふうに思っております。また、皆さん、あの、前後からお集まりの中で、あの、良いかと思うんです。東京は神奈川と同じ経済圏なので、まあ、あの、悪化すると一緒に悪化するというところで、まあ、例えば、東京で500人などと、神奈川県大体500人500人ぐらいになってくると、そっちの職員も全員総数で550人ぐらいなんですけども、大体1人当たりというか、家族が感染し始めたりだと、か、え、ご利用者も2000人くらいいるので、ご利用者が感染し始めたりだとか、様々な、まあ、対応が必要になってきたかなというところではあります。
00:01:18 – 00:02:10
で、1番大きいのはですね、まあ、今も、あの、え、国会とかでも、えっと、国の方からも言ってますけれども、面会が、まあ、ずっとできていないという状況が1番大きいかなというふうに思っております。ワクチン接種に関してはスムーズに5月ぐらいから進んで、ご利用者も家族もご利用者も2回接種できてるというような感じですね。え、その中で対応として変わったのは、まあ、えっと、オンライン、また、あの、え、デジタルトランスフォーメーションから僕は設置しました。<話者交代>具体的にはそんなところありますか?そのデータプラスフォーメーションに関して、代表的なとこで、まだ深掘りはこれからということで。はい、えっと、一つはですね、まあ、あの、ズーム面会とか、まあ、一般的になってきましたよね。で、あの、ズーム面会だけではなくて、まあ、職員の中の、あの、連絡通知か、でも、
00:02:10 – 00:02:32<ここは話者交代していない>
え、ラインを活用したりだとか、研修に関しても、え、ユーチューブを使ったりであったりだとか。まあ、あの、えっと、どちらかというと、職員が馴染んでるもの、一般的に馴染んでるものを、通勤にいろいろ進めてきて、今はですね、あの、ロボット関係もやってたり、あの、シルエットセンサーをやってたりだとか、いろいろあの、そういう関係もやってますね。
00:02:33 – 00:03:17
はい、ありがとうございます。そういう質問になりますけども、溝口さんのところはどのようなコロナっていうものを迎えて、その前後ですとか、現在どんなことになってるでしょうか?<話者交代>あ、はい、えっと、まあこコロナ禍の当時ですね。やはり今までデータです。やリハビリ機能訓練逆に私立から行かれてた方が、どうしてもストックになってしまうのかということがございました。で、その中で、えっと、メーカーさんから、まあ、今回の件で、ちょっと社名出してもいいということだったので、出させていただきますが、あの、パナソニックさんがですね、あの、ここをリハビリロボットを、あの、あの、春に、あの、成立しておりまして、
00:03:17 – 00:03:43<ここは話者交代していない>
で、それを導入しました。で、そのパナソニックさんのほこ、リハビリロボットを導入することによってですね、あの、aiが繋がっているということなので、より一つひと1人1人の、あの機能訓練にあったものだったりとか、あと負荷が5段階でできるので、そういった負荷が合わせたものだったりとかですね。あとはご家族様やご親族、
00:03:43 – 00:04:18<ここは話者交代していない>
そしてマネージャーさんも。じゃ、どういったリハビリ訓練をしてどれだけ効果があったのかというところに関しましては、あの、オンライン上や、もしくはそのデータ上でですね、あの、見える化の機能が繋がっておりますので、そういった意味では、まあ、担当者会議がオフラインでできない中ですね、あの、オンライン上で、あの、精度の高いそのリハビリだったりとか、どういった訓練を、まあ、今後すべきなのかというところが、あの、その商品を利用して、あの的に可能になったということです。
00:04:20 – 00:04:38
はい、ありがとうございます。じゃあ、普通ということにですね、見える化で、まあ、事前にそのに見せられるようなところ前後向けでした。話すんですが、大コロナになって、上川さんとかも。上原さん。やっぱ住宅とかデイサービスなんか本当にね、大変だったと思いますが、上田さんの方はいかがでしたか?
00:04:39 – 00:05:29
え?私たち。え、法人の方もですね、主にあの、デイサービス事業主に行っていますので。え、コロナ、この前コロナの前は、え、リハビリを特化え、もしくは行事行事を中心に、え、行事のリハビリを中心に行っていましたので、あ、この1年半に関しましては、え、スーパーへの買い物会であったり、え、遠方への外出等が、え、全て自粛え中心になるような形になりまして。それで、まあ、違った形で、え、まあ、屋外での屋外歩行、また屋外での日光を浴びながらの、え、少人数での体操等を含めて、まあ、職員、そうですね。みんなで色々知恵を絞って、え、サービスの、え、内容も少しずつ変わってきたのかなと思っております。
00:05:30 – 00:06:02
明日はまた利用者様、地域向けとしましては、あのだい材質が減ることで、まあ、ストレスが溜まったり、まあ、認知機能面が認知機能面の低下を防ぐために、えー、移動販売という形で、え、実際取り組んでおりまして、また、その他にも配食サービスであったり、買い物代行も含めて、また違った形で地域放流。また利用者様に対して、え代わりのサービスを行っている状況になっております。<話者交代>はい、ありがとうございます。
00:06:03 – 00:06:35
利用者さんに対しても当然ながらですね。色々書いていかないといけなかった。事業運営も含めて色々あろうかと思うんですけども、あの、今ちょっといろいろな情報をしている中で、最後に。皆さん自治体ですね。あの、コロナを達成してっていうのは全体のところでコロナって出たよねっていう自社でコロナっていうところが、キーワードで、まあ、職員のマネージメント色々こう体験があると思いますので、そこら辺ちょっとお話しさせていただいてよろしいですか?
00:06:37 – 00:07:06
地球は去年の11月に、初期日が家族の方が感染したということで、え、そういったことありました。その当時はまだその地方という組み合わせって存在を。やっぱり多くなかったので。当時の東京とか、首都圏関西って大きくなった時期に。そうですね。1人陽性者が出るとどこの誰だみたいな。
00:07:06 – 00:07:37<ここは話者交代していない>
その関連の人、仕事辞めなきゃいけないみたいな。実際起きてたような、そんな時期だったんですけど。え、で、まあ、実際それがそういったことが起きて、まあ、いつかは自分のところにも起きるかもしれないなと思って、まあ、警戒をしてましたけど、実際起きた時に、あの、やっぱりいろんなことが試されたというか、まあ、私であれば、経営者として、よい覚悟を持って、そういった対応をするのか?まあ、二次被害的なもののもの、結局大きかったので、
00:07:37 – 00:08:00<ここは話者交代していない>
えっと。あ、そう。物質的被害に対しての対応の方が、まあ、実際動いていたときも、重要だったんで、そこをこう、どういう数を持って対応していくかということと、あと、まあ、そういうピンチになった時に、どんなふうに職員がそれを機に、あ、一緒にこう成長していくかみたいなところが、とても大事だったなと思ってます。
00:08:00 – 00:08:30<ここは話者交代していない>
で、あの、まあ、1番は私からのその知事をちゃんとこう徹底して、職員がこう統一的な対応をしっかりしていくことが大事だと。これは、まあ、まとまってやれていたとは思うんですけど、あの、逆にこう、コロナがおコロナ禍に入ってからの方が、職員も私も含めて政党につながったのかなと考えています。<話者交代>はい、ありがとうございます。
00:08:30 – 00:09:19
今チャットになんかどう言われましたかってありますね。<話者交代>特に他のところもそうですけども、あの、1番最初に感染っていうのが、こう出た時の、やっぱり職員間のそうやっているんだったんですけども、皆さん、そうですね。あったということで、<話者交代>普段は冷静な年配の男性の職員が、その、えっと、現場から1人出た時に急に動揺し始めて、俺は家に帰っていいのかみたいな感じで、なんていうのかな、現場を混乱させていたことをし始めて。やっぱりそこはもう。あの、しっかり。
00:09:19 – 00:09:40<ここは話者交代していない>
あの、私がそこ行って話をして、でまあきか?計画的に落ち着いて。まあ、結局、その、うん、細かいことを話してる時間があるんですけど、濃厚接触者でもなかったですね。なので、そういうもあの知識が少ないが、上に、
00:09:40 – 00:10:03<ここは話者交代していない>
そのそういったことを起きる前に教育をしてたつもりだったんですけど、知識が少ないが、よく登録してしまったりとか、そうそういった部分を抑えていくということの方が。実際、あの、大変な人はその当時ありました。その後も大変。あの、いろんな場所でたくさん増えていったので、ちょっと違う観点かもしれませんけど、自分が直面したのはそういう部分で。
00:10:03 – 00:10:29<ここは話者交代していない>
ただ、まあ、感染対策に、あの、我々何をしっかりしていたつもりだったので、まあ、同じ時期に老健でもすぐ近くロープに出て、60人くらい完成して、何人も亡くなったことがたんですね。で、警察署も個人会社さんとか、まあ、それに比べてもう1人っていうことを抑えられたので、それは結果的に普段、皆さんの頑張りが世界出たのかなと。



一方で、話者認識の精度はまだ発展途上。β版ということもあり、男女の声は比較的正確に区別できるものの、同性同士だと識別が不安定になるケースが多い印象でした。
ちなみにCALLモードでの通話録音も試してみましたが、文字起こし時に相手の声が抜け落ちる場合がありますね。特に発言が重なった場面では反映されにくく、被せ気味に会話をする人だと精度が下がりやすいと感じました。
FOSMET XNote Rec10の気になったところ


逆に気になったのは以下の2点。いずれも機器自体より仕組みの部分になりますが、性質上気になる人も多いと思いますので参考にしてみてください。
使用するDOWAYアプリの信頼性
前述のとおり「FOSMET(フォスメット)」自体は充分信頼のおけるブランドですが、使用するアプリ「DOWAY(名義:BETRUE TECH NZ LIMITED)」については、少し気になる部分も。



たとえば「DOWAYデータセキュリティとプライバシーポリシー」にある以下の記述には、どうしても不穏な空気を感じてしまいます。
- 広範な情報収集
位置情報やデバイス識別子など、特定しやすい情報を収集。さらにメール・写真・カメラアクセスなどの権限を求める。 - 海外(米国)保存+国際転送
米国の法律(クラウド法など)により、日本の法的保護が及ばない場合がある。法執行機関や政府機関からの要請で提供される可能性あり。 - 関連会社・広告パートナーへの共有
広告やレコメンド目的のデータ共有があり、将来的に利用範囲が拡大する恐れ。 - 保持期間の柔軟さ
原則1ヶ月とあるが、法的理由や必要性に応じて延長できると明記されている。
とはいえポジティブな要素もあり、特に審査の厳しいApp Store経由で配布されている点は安心材料。
- Google CloudやOpenAIなど一定のセキュリティ基準を持つサービスを利用している
- 個人情報を入力しなくても使える(最低限必要なのはメールアドレスのみ)
- 審査の厳しいApp Storeからダウンロード可能


そもそも機密性の高い情報のやり取りでこういう録音機材を使うことはまずないと思いますが、この製品に限らずクラウドサービス全般の共通認識として「データ漏洩リスクはゼロではない」という前提を理解したうえで、用途を選んで使うことをおすすめします。
2年目以降の利用プランが少しわかりにくい
初年度は無制限で文字起こしが利用できますが、2年目以降はどうなるのかが少し分かりづらいと感じました。メーカーに確認したところ、有料プランへの自動更新はなく、無料プラン(600分/月)に自動ダウングレードされる仕様とのこと。
そのうえで、長時間使いたい場合は以下のような有料プランを選択できます。
サブスクプラン
プラン | 無料利用 | Pro | Max |
---|---|---|---|
年額(税込) | 無料 | 5,000円 | 11,000円 |
月額(税込) | 無料 | 800円 | 1,500円 |
対応言語数 | 118 | 81 | 118 |
月間文字起こし時間 | 600分 | 無制限(81言語) | 無制限(118言語) |
主な機能 | プロテンプレート(無料プランのみ制限あり)、カスタム要約、マインドマップ、話者識別、クラウド保存、音声トリミング、音声インポート、多形式エクスポート | ||
備考 | 初年度終了後、自動継続はなくこのプランにダウングレード。追加時間購入可 | 言語数制限あり | 無制限利用 |
サブスクなしで追加時間のみを購入することもでき、有効期限は2年間。もちろん無料枠で十分な人はそのまま使えるし、必要なときだけチャージ感覚で買えるのはユーザーフレンドリーだと思います。
追加プラン
追加プラン | 120分 | 600分 | 3000分 | 6000分 |
---|---|---|---|---|
価格(税込) | 300円 | 600円 | 2,500円 | 5,000円 |
1分あたり単価 | 2.50円 | 1.00円 | 約0.83円 | 約0.83円 |
有効期限 | 購入から2年間 | |||
備考 | サブスクなしでも利用可 |



とはいえ、初年度の「無制限」とのギャップも大きいので、長期的にどのくらい使うかを見極めてから購入するのが安心です。
まとめ


カードサイズのコンパクトなボディに高精度な録音・文字起こし機能を詰め込んだ「FOSMET XNote Rec10」は、会議から通話まで幅広く活用できる実用性の高いAIボイスレコーダーでした。
特に、録音後すぐにアプリで文字起こし・要約・マインドマップまで一括生成してくれる点は、議事録づくりやインタビュー整理など、日常の業務を大きく効率化してくれるはずです。
- 会議や打ち合わせの議事録作成に時間を取られている人
- インタビューや取材の文字起こしを効率化したい人
- コンパクトでどこにでも持ち運べるレコーダーを探している人
- 無料枠(600分/月)で十分なライトユーザー
海外サーバーゆえの機密性や、プラン体系のわかりづらさなど気になる点もなくはないですが、理解したうえで使うなら大きなデメリットにはならないと思います。



ChatGPTベースのAIモデルで、今後の進化にも期待できるという点も楽しみですよね!
会議の議事録づくりや取材の文字起こしに時間がかかって大変…という人は、ぜひチェックしてみてください。
以上、カナちひ(@kana_chihi)でした。


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