コンパクトで高出力!100WのPD急速充電器「VOLTME Revo 100」レビュー|おすすめ

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外出先でもMacBookやiPadを使う場合、1つは持っておくと便利なのが高出力の複数ポート充電器。

せっかくならMacBook ProやSurface Laptopでも使える100Wの高性能モデルがいいけど、価格もそれなりだし種類も沢山あっていざ購入しようと思うと迷ってしまいますよね。(ポート数や給電性能、サイズ、デザイン、安全性などなど)

この記事ではそんなひとにおすすめしたいGeNⅢ採用100W PD充電器「VOLTME(ボルトミー)Revo 100」について紹介してみたいと思います。

商品のスペック紹介だけでなく実際に使ってみた感想や気になった点も含めてレビューしていきますので、是非充電器選びの参考にして貰えれば幸いです。

カナちひ

結論、出力に関しては公称通りでコンパクト。ポート構成などニーズが合えば、競合する急速充電器と比べてコスパも高くおすすめできる商品ですよ。

おすすめポイント
  • 最大100Wの高出力
  • 3ポート搭載(type-C×2、A×1)
  • 同クラスでは最小・最軽量
  • PSE(電気用品安全法)認証品
  • 低価格で高コスパ
残念ポイント
  • 3ポート使用時の出力配分
  • デバイス追加時の給電瞬断
  • メーカーの知名度はまだ低め
VOLTME
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目次

「VOLTME PD充電器 Revo100」の商品概要

「VOLTME Revo100」は最新のGaNⅢ(窒化ガリウム)を採用したPD急速充電器で、最大100Wという高出力と同クラス最小サイズのコンパクトさが魅力の商品です。

引用:amazon.co.jp

2022年5月にUSB Power Delivery3.1という最大240Wの超高出力の新規格が登場する前は、PD規格の最大値は100Wだったので現行のMacBook Pro(16インチ|2021年以降)やゲーミングPCを始めぼぼ全てのデバイスに高速給電が可能です。

逆に僕のようなMacBook Air(最大45W充電)をメイン機とするユーザーは持て余してしまいそうですが、複数デバイスへの同時給電を考えると合計出力は高いに越したことはありません。

VOLTME(ボルトミー)について

出典:voltme-jp.com

VOLTME(ボルトミー)は「中国のシリコンバレー」ともいわれる深圳(しんせん)に本拠地をおく企業「Voltnex Innovations Technology Co., Ltd」の独自ブランドで、急速充電器や充電ケーブル、モバイルバッテリーなどを開発・製造している新進の充電器メーカーです。

正直、ブランドのネームバリューではAnker(アンカー)やELECOM(エレコム)、CIO(シーアイオー)などの競合と比べるとやや知名度は低いものの、充電器メーカーとしては20年以上の歴史があり、実際の製品を手にしてみるとその品質の高さがうかがえます

さっそく「VOLTME Revo100」の製品のスペックを見ていきます。(参考として100Wクラスの競合品と比較しています)

PD充電器(100W)スペック比較

商品名Revo 100736 ChargerLilNob 100WNexode 100W
商品画像
メーカーVOLTMEAnkerCIOUGREEN
サイズ62×65×33 mm67×57×32 mm60×75×29 mm69×69×33 mm
重量176g206g210g235g
ポート数3ポート
(C+C+A)
3ポート
(C+C+A)
4ポート
(C+C+C+A)
4ポート
(C+C+C+A)
最大出力USB-C:100W
USB-A:60W
USB-C:100W
USB-A:22.5W
USB-C:100W
USB-A:18W
USB-C:100W
USB-A:22.5W
保証期間18ヶ月18ヶ月6ヶ月24ヶ月
PSE認証
実勢価格¥6,990¥7,490¥11,800¥5,610
CheckCheckCheckCheck
実勢価格は2024年5月26日現在のAmazon税込価格

同クラスの競合品と比較してポート数が3つとやや少ないものの、サイズや重量、USB-Aを単独で使用した場合の出力では他商品より優位といえます。

また価格も安価で、コストパフォーマンスを優先するひとにも刺さる商品だと思います。

ポート出力は組み合わせによって可変

次に「VOLTME Revo100」に搭載された3つのUSBポートの給電出力を見ていきます。

マルチポートを採用するUSB充電器では一般的ですが、単独使用でも各ポートで出力が異なる上、複数ポートでの同時給電に関しても組み合わせによって出力が変わってきますので、使用する際には注意が必要です。

1ポートのみ使用した場合

単ポートの最大出力は100W

1つのポートを単独で使う場合はUSB-C×2が最大100W(20V/5A)、USB-Aが最大60W(20V/3A)となります。

MacBook Pro(14インチ|M1|2021年以降)やSurface Laptop StudioなどハイスペックPCへの急速充電が可能で、16インチのMBPにも高速で充電ができます。

C1/C2共にMacBook Airは上限値45Wで安定

また活躍シーンは限られますが、USB-Aポートからも60W給電ができる珍しい仕様です。(この製品を購入して単独でUSB-Aのみを使用するシーンのイメージはつきませんが)

100Wで給電するには対応のUSBケーブルが必要

100W出力には対応するUSBケーブルが必要です。

今回実際に使用するVOLTME製のUSB typeC to Cケーブルは5A-100Wの給電と480Mbpsの高速データ通信に対応しているので、もし100W対応のUSBケーブルを持っていない場合は充電器と一緒に購入をおすすめします。

柔らかいケーブルですが25万回の折り曲げにも耐える強度とか

太めのケーブルですが、細かい部分の作りやシリコンの質感はかなりいいです。(Apple純正ケーブルより柔らかく取り回しやすい)

2ポートを同時に使用した場合

2ポート使用時の最大出力は65W+30W

2ポートを同時に使用する場合の最大出力は、C1が最大65W、C2とAが最大30W

同時にMacBook Air(M2|2022)とiPad Pro(11インチ)への同時急速充電が可能で、かなり活用できそうです。

カナちひ

いずれも純正の充電器が少々嵩張るので、外出や出張時に1つにまとめられる利点は大きいです。2ポートを高出力で使えるこの状態が個人的にはベストだと思います。

(2ポート使用時)C1はMBA上限値の45Wで安定
(2ポート使用時)C2は理論上30Wのはずだが25W前後で停滞

実際にMacBook Air(M1|2020)とiPad Pro(11インチ)を同時に充電してみましたが、C1はMBA側の上限値45Wで安定、C2のiPad Proは出力側も受電側も上限値は30Wのはずですが実測では24W前後と少し低めの値に。(デバイス側で制御されたかも)

手持ちのデバイスでは残念ながら100Wのポテンシャルは発揮できませんが、理論値75W(45W+30W)に対して実測70W(46W+24W)の出力であれば充分満足と言えます。

3ポートを同時に使用した場合

全ポート使用時の最大出力は65W+12W+12W

3ポート全てを同時に使用する場合は、USB-C1が65W、USB-C2とUSB-Aがそれぞれ12Wとなります。

MacBook Air(M2|2022)への急速充電と、iPhone2台への高速充電が可能ですが、C1への出力に関わらずC2とAの最大出力が12Wに制限される点は少し気になります。

(3ポート使用時)C1は相変わらずMBA上限値の45W
(3ポート使用時)C2とAはC1の出力に関わらず最大12Wに

高級感のある商品デザイン

重厚感のあるマットな塗装とやや丸みを帯びたデザインは高級感があり個人的には好きな意匠です。

給電中は三菱のようなマークが白く発光
手触りはサラサラで気持ちいい

細かい点ですが折り畳み式プラグの収まりがとても良い(出っ張りが少ない)ので、収納時に他の機材と接触して傷つける心配もなさそう。

折り畳み式プラグはしっかり収納できる

製品の良し悪しとは直接関係ないですが、パッケージはとてもシンプルです。

最近はパッケージにも拘った商品も多いですが、こういう部分でコスト削減しているならむしろ歓迎できます。

左側がRevo100、右側がUSBケーブルのパッケージ

コンパクトで軽量。携帯性も◎

「VOLTME Revo100」は出力100W超の複数ポート充電器としては最小・最軽量クラスです。

携帯性に優れているので、外泊や出張が多く少しでも荷物を減らしたいひとには大きなメリットになるはずです。

左からRevo100、UGREEN65W、Apple30W、Apple5W
左からRevo100、UGREEN65W、Apple30W、Apple5W

ただ、Apple純正の充電器と比較すると手に持った感じはズシッとしています。重いというより中身が詰まっている感じ。(昔スティーブ・ジョブスがiPhoneを水につけて出てきた気泡分のスペース分小さくするよう指示した逸話的なこだわりを感じます)

それでも以前レビューした「UGREEN PD充電器 65W」とほぼ同じサイズで100Wの出力を実現している点は素晴らしいです。

電気用品安全法(PSE)認証

「VOLTME Revo100」には日本国内の電気用品の安全性を示すPSE認証マークが印字されています。

背面のPSEマークやCEマークなどで安全基準対応を表記

充電器は発火や漏電などの危険性もある商品なので安心して使えることは絶対条件です。

電気用品安全法(PSE)認証とは

電気用品安全法(PSE)認証とは:日本国内の電化製品の安全技術基準である電気用品安全法(PSE)への適合を証明するマーク。特にひし型のPSEマークは充電器は発火など高い危険性が予測される電気用品への記載を義務付けるもので厳しい審査が必要とされています。

信頼できるメーカー品としてはリーズナブル

Amazonで販売されている商品だけでも100WのPD充電器は沢山あって価格変動も多く、一概にコスパの良し悪しは判断できませんが、製造元がはっきりしていて信頼できそうなメーカー品の中では「VOLTME Revo100」は比較的リーズナブルと言えます。

2023.2.21現在のAmazon価格より抜粋
カナちひ

「とにかく安ければOK」ということであれば他商品の選択もありますが、前述の通り高出力の充電器は発火などの危険性も0ではないので、ある程度実績や歴史のあるメーカー品を選ぶことをおすすめします。

「VOLTME Revo100」の気になるところ

基本的には性能・コスパともにかなり満足度の高い商品ですが、気になった点を2つほどご紹介したいと思います。

3ポート使用時の出力配分

先ほども触れましたが、3ポート全てを同時に使用する場合の最大出力配分は65W+12W+12Wのみです。(C1で30Wしか使わない場合でも、C2&Aの上限出力は12Wまで)

100W充電器のメインターゲットであるハイスペックPCのついでにスマホも充電したい層にはぴったりですが、単に3ポートの充電器として見るとC2ポートとAポートが12Wに制限されてしまうのは個人的に少し残念です。

カナちひ

必要な給電量に応じて45W+30W+18Wなどフレキシブルに配分できると普段使いもできてもっと活用シーンが広がると思います。

デバイス追加時の給電の瞬断

複数ポートを装備した充電器にはよくある仕様なのですが、「VOLTME Revo100」も使用ポートが変わる都度、出力調整のために全ポートの給電が一時瞬断します。

これは「充電器」としてはほぼ問題ではないのですが、バッテリーを搭載していない「Fire TV Stick」やディスプレイなどへの給電を考えている場合は、たびたび電源を入れ直すことになるので注意が必要です。

購入者の口コミと評判

引用:PhotoAC

最後にAmazonレビューから購入者の声をいくつか紹介してみたいと思います。

まだ発売から間も無くVine先取りプログラムメンバーからのレビューが中心となりますが現時点では圧倒的に高評価が多く、特に性能面では否定的な意見はなさそうです。(しいて言うなら「充電時のLEDが眩しい」という意見くらいでしょうか)

ねむさん

★★★★★ 100ワット対応アダプタだけど小型
VOLTMEさんの製品はいくつか持っているのですが、パッケージのデザインが良く、まず好印象です。非常にミニマルさを感じます。またデザイン性にお金をかけられる企業体力を感じます。
製品は、全体的に丸く、ブランドロゴも控えめでおしゃれです。プラグも折りたためますし、純正と比べるとかなり小さいので、かばんに入れておいても邪魔になりません。
性能的は、3ポートあり、C1、C2、Aポートと3ポート構成で、C1は単体利用で100Wもでるので、M1MacbookProを持ち出すときはこのアダプタです。
その他のポートを併用する場合でもC1ポートは基本的に65Wをキープしてくれるので、心強いです。カフェでは3ポートもあると使い回せるので便利です。MacbookAirとiPhoneとAirPodsProの定位置となっています。非常に満足感は高めです。

兎田ペコラさん

★★★★★ 白もいいけど黒もいい!
本体サイズは結構前に購入した100Wの充電器と比べるとだいぶ小さいですし、65Wと比べてもほとんど同じくらいのサイズ感です。重みはずっしりとありますけど。
表面は触っても指紋がつきにくいサラッとした良い質感です。あとは特徴のあるでこぼこのデザインがあって派手過ぎないけどシンプル過ぎでもない一癖ある見た目で個人的には好きです!白より黒の方がこのデザインは映える気がします!
もう1つ特徴的なのはコンセントに挿すとUSBポートの上にあるマークがしっかり光ってそれはかなり目立ちます。光るからなんだって感じですけど、こういうのが好きな人はなんか気分が上がる気がします(*¯꒳¯*)
充電に関しては100WのMAXまでは確かめられていませんが3台同時充電も問題なく出来ましたし、USBが抜きにくいとか異常な発熱なんかはなかったです。
ちょっと他とは違うデザイン性もありつつ、質感や性能はちゃんとしていますし、こういう100W充電器の中でも比較的安いのでベッドサイドで使いたいから光らなくていいっ!って人意外にはおすすめの製品です(๑˘ᴗ˘๑)ぺこ

TKさん

★★★★☆ コンパクト乍らこれ一つでOKのPD100W対応
外寸は、61.5mmX64.5mmX33mmと65Wから100Wクラスではかなりコンパクトです。重量も180g弱なので、ノートPC付属の純正アダプターをリプレイスして持ち歩けますし、同時にスマホ充電も可能です。
インプット電源と接続するとLEDが点灯するので、電源タップが根元で抜けていたといった失敗が防げます。
GaNを使った急速充電器の中で100WPD対応の機種は多くなく、やや高価なものが多いので、これは価格的にも魅力ある一品だと思います。
取扱説明書の日本語訳は見直し余地がありますが、実用上問題はありません。(例えば線材、設備と漢字にせずコード、デバイスと表記した方が分かり易いといったレベル)。

説明書の日本語は確かに少し怪しいですが、英語、ドイツ語、日本語をサポートしています。(国ごとに使い分けているのかも?)

まとめ

今回は新型PD急速充電器『VOLTME Revo 100』についてレビューしました。このコンパクトさで100Wの高出力&3ポートはハイスペックPCユーザーだけならず外出先で複数のデバイスを使うひとなら1台は持っておいて損はない商品だと思います。

この記事で紹介した「Revo 100」以外にもVOLTMEでは用途に合わせて65W/30Wモデルもラインナップしているので、気になったひとは是非チェックしてみてください。

VOLTME PD急速充電器 Revoシリーズ

商品名Revo 100Revo65Revo 30 Duo (C+A)Revo 30 Duo (C+C)
商品画像
サイズ62×65×33 mm59×55×32 mm43×36×33 mm43×36×33 mm
重量176g132g54g54g
ポート数3ポート
(C+C+A)
3ポート
(C+C+A)
2ポート
(C+A)
2ポート
(C+C)
最大出力USB-C:100W
USB-A:60W
USB-C:65W
USB-A:36W
USB-C:30W
USB-A:18W
USB-C:30W
実勢価格¥6,990¥4,990¥2,480¥1,640
商品概要リンクリンクリンクリンク
実勢価格は2024年5月26日現在のAmazon税込価格

個人的にはVOLTMEのモバイルバッテリーも気になっているので、機会があればまたレビューしたいと思います。

それでは。

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