本日2024年5月18日の東京の最高気温はなんと30度。まだ梅雨前だというのにちょっと暑過ぎやしませんかね。
こんにちは、カナちひ(@kana_chihi)です。
この時期になるとテレビで暑さ対策や冷感アイテム特集などを目にする機会が増え「ハンディファンを買おうかな」とか「新しいエアリズム買わなきゃ」と考えている人も多いと思いますが、僕のおすすめは”ネッククーラー“。
首に装着するだけで肌や頭につながる血管を冷やして火照った身体を効率的にクールダウン。まるで冷たいペットボトルを首に当てているような気持ち良さがずっと続く夏場にぴったりのアイテムです。
今回、昨年Amazonでも爆売れしたAIスマートクーラー”RANVOO AICE 3”の最新モデル『RANVOO AICE LITE』をメーカーさんからご提供頂いたので、さっそくレビューしていきたいと思います。
猛暑を乗り切るための秘密兵器「RANVOO AICE LITE」
以前某テレビ番組の酷暑対策グッズとしても紹介された”RANVOO AICE3″からタッチパネルやヘルス機能を省略し、冷却機能を強化した新モデル「RANVOO AICE LITE」。
中国深圳に本拠地を置き、全世界2000万人以上のユーザーを誇るRANVOO社が開発・製造を手掛ける最新AIネッククーラーです。
実は今年4月の国内発売に合わせてこのブログにもレビュー依頼を頂いていたのですが、発売直後から売り切れ続出で僕の手元に届いたのもつい先日、というほど人気の商品。
ネッククーラーの機能性については後述するとして、まずは特徴を簡単にまとめてみます。
- 外気温−17℃の急速冷却が可能
- 首全体を覆う広い冷却範囲
- AIによる自動温度調整
- 最長16時間の連続運転が可能
- 幅広い体型をカバーする可動域
- 暖房機能も搭載したオールシーズン仕様
- アプリ連動でスマホ操作に対応
- 髪の毛の巻き込まない安全設計
Amazonなどで販売されている数千円の安価な商品とは一線を画すAI機能やアプリ連動も気になりますが、注目して欲しいのが前作AICE3から約2倍に拡大された冷却プレートのサイズ。
冷却プレートがほぼ首の真後ろまで回り込む構造で、ネッククーラーにありがちな「プレート以外の部分が暑い」という欠点を完全に克服しています。
カタログスペック
冷却面積 | 15,020mm² |
---|---|
サイズ | 22 x 6 x 18 cm |
重量 | 525g |
バッテリー容量 | 6000mAh |
連続運転時間 | 最長16時間 |
充電時間 | 約1.5時間 |
充電ポート | USB-C(5V 3A) |
動作温度 | 0℃ – 45℃ |
実勢価格 | ¥26,390 |
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遊び心をたっぷりのパッケージ
商品パッケージはRANVOOのブランドカラーを踏襲したレッドを採用。
蓋の部分は二重構造になっていて、なぜかボタンの部分だけがちょこっと見えています。
ああ、なるほど操作ガイドの一部にホンモノのボタンを使ってるのか。こういう遊び心嫌いじゃないです。
合計3枚の蓋をめくるとようやく本体が見えてきます。
ファーストインプレッションは「おお、ゴツい…」。パッと見はヘッドホンのようですが、かなりがっしりとしてメカメカしい印象。
中央の小箱には充電用のUSB-C to Aケーブル(1m)と取扱説明書が入っていました。
独創的で近未来的なデザイン
「RANVOO AICE LITE」のデザインは独創的で近未来的。
サイバーパンクっぽい雰囲気で、ひと目見て只者ではないオーラを感じます。
まず目についたのが向かって右側に配置された液晶ディスプレイ。バッテリー残量や運転モードとその強さ、AI自動運転時の温度設定などが表示されます。
AICE3はタッチパネルを搭載していましたが、LITEではあくまで表示のみとなっています。
表示や操作系は左手側に集約
操作ボタンはディスプレイの上部に配置されています。電源&モード切り替えボタンと、
ボタンのみのシンプルで分かりやすい設計。電源ボタンの長押しで切り替えられるモードは以下の4つ。
- 送風モード(緑):送風のみ(3段階調整)
- 冷却モード(青):冷却+送風(3段階調整)
- 暖房モード(赤):暖房(3段階調整)
- AIモード(白):設定温度に自動調整
それぞれスイッチを縁取るインジケーターの色で判別できます。
首の太さに合わせてサイズ調整が可能
装着時は背面のヒンジ部を起点に首の太さに合わせて直径9.9cmから14.6cmまで無段階に調整が可能。
直径だとあまりイメージが湧かないので、僕の首をベースに計算するとだいたい首周りで31cmから46cmに相当するかと。成人であれば男女共に使えるサイズ感です。
ヒンジの部分は全面隙間なくシリコンで覆われていて、汗などが内部に侵入しないようになっています。
ただし送風や排熱のため至るところに文字通りの風穴が開いているので、水の侵入には気をつけたいところ。
使いながら充電できるUSBポート
充電用のUSB-Cポートはディスプレイの下側に。
付属のL字端子ケーブルを使えば充電しながら使ってもケーブルが邪魔になりません。(首の後ろに配線を送るイメージ)
Bluetoothでアプリに繋ぐために必要な技適マークもしっかり取得されています。
全体的にビルドクオリティは高め。ヒンジ部のグラつきもなく歩きながらでも落としそうな不安は感じません。
専用アプリでiPhoneからも操作可能
スマートホンでの操作用に専用アプリ「Metaura」が用意されています。
本体だけでは設定できないモード(静音/温湿布/省電力)への切り替えや、ビープ音のON/OFF、言語の変更もこのアプリで行います。
アプリ操作はとても直感的で見たままアイコンをタップするだけ。
iPhoneとの接続も本体の近くでアプリを起動すれば自動的に繋がるなど良く設計されています。
無くてはならないものではないけど、首から外すことなく操作ができるのは嬉しいポイントです。
RANVOO AICE LITE|使用感をレビュー
熱がすぅっと消えていく涼感
「これ、めちゃくちゃ気持ち良い。」
今はまだ5月なんですが、外気温は30℃を超える夏日で何もしていなくても額や背中がうっすら汗ばむくらい。
でも「RANVOO AICE LITE」を首に掛けて電源を入れると、ほんの数秒で首から頭にかけての熱がすぅっと消えていく感覚があります。
もちろん全身は暑いままなので”みるみる汗が引いていく“ということはないのですが、それでも冬に入る露天風呂のように全身の暑さが緩和されたように感じます。
首周りをぐるりと囲む冷却プレートが直接当たる部分はもちろん、内部の冷却機関を通って流れだす風も外気より冷たくて扇風機というよりまさにクーラーに近い印象。
最大出力で使うと結構音が気になるのですが、アプリで静音モードにすれば多少は軽減されるので屋内ではオススメ。(その分風量は落ちます)
操作系はシンプルで使いやすい
首に掛けたままだとディスプレイは確認できませんが、操作系はすべて左手側に集約されていて何度か使えばブラインドタッチも可能です。
操作が面倒に感じるなら自動的に設定温度に調整してくれる”AIモード“が便利。
外気温に合わせて冷却・暖房・風量調整・節電まですべてオートでやってくれるので、スイッチを入れるだけで常に快適性を保ってくれます。
全方向をカバーする冷却プレート
以前のモデルの口コミで多かった”首の後ろが暑い”という欠点は前述の山型の冷却プレートで克服済み。「LITE」ではむしろ涼しく感じるポイントになっています。
発熱の要因となるバッテリーは両側面にそれぞれ配置されていますが専用の大型スリットから外に向けて排熱するため、体表で熱を感じることはありません。
冷風は上下に、排熱は真横(外側)にとエアフローが完全に分離されていて熱を巻き込む心配は無用です。
女性には少し重いかも
少し気になったのが約500gという重さ。
重さのほとんどは首というより肩に乗るので、ヘッドホンのように首が疲れるということはないのですが、さすがにずっとぶら下げていると肩が凝りそうです。
特に首の細い女性の場合、フィットしない状態で歩くと鎖骨に当たって痛いみたい。(ちなみに男性の僕には全然そんな感じはしません)
最大出力でも4時間近く使える
重さを代償にバッテリーの持ちはとても良く、AIモードなら最長16時間の連続運転に対応。
試しにフル充電状態から最大出力の冷却モードで何時間使えるか試してみましたが、テスト結果は3.5時間くらい。
さすがに”一日中使える”とは言えないけど、往復の通勤時間くらいなら余裕です。
なお「RANVOO AICE LITE」は充電しながら使えるので、レジャーや旅行など長時間使う予定であればモバイルバッテリーと組み合わせるのがベスト。
流石に40℃を超えるような酷暑ではどこまで効果があるのかはまだ分かりませんが、少なくとも風だけ送るポータブル扇風機や帰化熱を利用する濡れタオルよりは冷却性能は高そうです。
RANVOO AICE LITE|気になった点
暑い夏を少しでも快適に過ごしたい人には間違いなくおすすめできるアイテムですが、いくつか気になった点もあるので紹介します。
- 動作音はそれなりにする
- 首が細い女性には不向き
- 人目が少し気になる
- 価格がやや高い
動作音はそれなりにする
これは最大出力で使った場合ですが、耳の真下から発生するファンと風の音がダブルパンチで効いてくる動作音は正直結構気になります。
特に屋内ではテレビの音や会話にも支障を来たすレベル。
風量はそのまま涼しさに直結するので「仕方がないよね」と納得はしつつ、やはり静かな部屋では使いにくいのは少し残念に感じます。
ちなみにノイキャンヘッドホンでカットを試みても本体に直接当たるゴーという風音はどうしようもなく、対策は風量を下げる一択のみ。
首が細い女性には不向き
ネッククーラーは冷却プレートで頭に繋がる頸動脈を直接冷やすという構造上、ある程度首にフィットした状態でないと効果が得られません。
そのため首の細い女性や子供の場合は側面に隙間ができてしまい”首の後ろだけが冷たい”という状況になるかも。
またシンプルに重さもあるので長時間使った際の肩こりも気になるところ。
定期的に外してぐるぐると首を回すようなインターバルを挟んで使うことをオススメします。
人目が少し気になる
最近ではネックマウントの扇風機を使っている人も増えてきたので以前ほど好奇な目で見られることはありませんが、なにぶん大振りでインパクトのあるデザインは人目を惹きます。
街中で使うとチラチラと周りからの目線を感じて落ち着かないのは僕が自意識過剰なせいではないはず…
もう少し認知が進めば気にする人もいなくなると思いますが、あまり目立ちたくない人は抵抗があるかも知れません。
価格がやや高い
首掛け式ファンと冷却プレートのハイブリットタイプのネッククーラーとして、他に比べるものがないのであくまで個人的な感覚ですが、26,000円という価格はちょっと高いかも。
もちろんワンシーズンで使い捨てるものでも無いし、AI機能や暖房機能付きで1年中使えることを考えるとコスパ的に悪くはないのかなとは思いますが、気軽に手を出しにくい価格設計はやはりネックに感じます。
まとめ
この夏の救世主になるかも知れない最強ネッククーラー『RANVOO AICE LITE』。
近未来的なデザインや確かな冷却効果は他に比肩するものがなく、発売即売り切れという人気も頷けます。
猛暑を乗り切る切り札としての活躍はもちろん、個人的にはデスクワークでの集中力回復にもぴったりなアイテムだと思いました。
それにしても黎明期のアイテムは新しい商品が出るたびにどんどん進化していって楽しいですね!
それではまた。
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