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小さく、賢い。『OBSBOT TINY 3』レビュー|極小63gに宿る、4K画質のAI PTZウェブカメラ

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ふとした瞬間、オンライン会議の画面に映る自分の顔を見て、ハッとすることがあります。
連日のデスクワークで少し疲れが見える表情、照明のせいかどんよりと暗く沈んだ肌。

「まあ、大事なのは中身」とは思いつつも、どこか心に引っかかるその違和感。実はWEBカメラひとつで劇的に変わります。

ノイズのない、明るくクリアな映像。
それは単に自分を綺麗に見せるための「鏡」としての役割だけでなく、画面の向こう側にいる相手に、こちらの思いをきちんと伝えるための「配慮」であり、ひとつの「敬意」の形だと思うんです。

今回は、そんな僕の日常を少しだけ上質に変えてくれたAI搭載PTZウェブカメラ「OBSBOT TINY 3」を紹介します。

MacBookのモニターの上に並ぶ、OBSBOT MEET2、TINY3、TINY2
左からOBSBOT MEET2、TINY3、TINY2

前作のTINY 2もかなりの完成度だったのですが、今作のTINY 3は、4Kの高画質はもちろん、声までも追いかけるトラッキング精度や、その場の光に合わせた画作りの自然さがより洗練。

さらに「え、これ本当にジンバルカメラなの?」と疑ってしまうほどの驚異的な軽さとサイズ感に仕上がっています。

この商品の特徴
  • 世界最小級63gの4K PTZカメラ
  • 1/1.28”センサーの美しい映像
  • 部位まで選べるAI追尾機能
  • 声と動きで操る直感的操作性
  • メイク不要の美顔モード搭載
これぞWEBカメラの完成形!

この記事では、そんな最新WEBカメラ OBSBOT TINY 3 について、旧モデルとも比較しつつ、実際の映像や使用感も交えながら、「実際のところ、買いなの?」というリアルな部分まで分かりやすくレビューしていきます。

OBSBOT
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PR|本記事はメーカーより製品提供を受けて作成していますが、記事内容の構成・評価は当サイトで独自に行っています。

目次

驚くほど小さく賢い。OBSBOT TINY 3 の概要

OBSBOT TINY 3の特徴を端的にまとめるなら、「AI搭載 超小型 4K PTZ Webカメラ」。

「PTZ」というのは、 Pan(左右)、Tilt(上下)、Zoom(拡大・縮小)の頭文字をとった、2軸ジンバルカメラの総称で、以下のようにレンズ部分だけが自由に動く構造になっています。

正面を向くOBSBOT TINY 3
斜め下を向くOBSBOT TINY 3
右上を向くOBSBOT TINY 3

つまり、普通のWEBカメラのように固定された映像ではなく、被写体の動きに合わせて、常にベストな構図になるようカメラ自身が自動的に追跡してくれるAIウェブカメラなんです。

  • 1/1.28インチ CMOSセンサーによる「美しい4K高画質」
  • 声や部位にも追従する「高精度AIトラッキング」
  • 声・ジェスチャー・左手デバイスなどによる「多様な操作性」
  • 環境に左右されない「AIノイズリダクション」

これだけの機能を、指先でつまめるほどのサイズにギュッと凝縮。

手軽に持ち運べて、WEB会議やライブ配信、YouTubeの撮影まで、「映る」体験を丸ごとアップデートしてくれるなんて本当によくできた子です。

「最小」と「最高」が同居するスペック

その体験を支えているのが、この高いスペック。

前作の「TINY 2」と「MEET 2」と比較しても、映像面やマイク性能などが、大きく進化しています。

TINY 3TINY 2MEET 2
イメージセンサー1/1.28” CMOS1/1.5” CMOS1/2″ CMOS
サイズ37 × 37 × 49mm47 × 44 × 62mm45 x 36 x 22mm
本体重量63g95.6g40.5g
最大解像度4K@30fps / 1080p@120fps4K@30fps / 1080p@60fps4K@30fps / 1080p@60fps
最大ISO感度1280064006400
マイク3マイク
(空間オーディオ対応)
2マイク2マイク
AIトラッキング上半身
クローズアップ
ヘッドレス
下半身
全身
手
ホワイトボード
デスク
物体
上半身
クローズアップ(横向き)
頭部なし
下半身
全身(縦向き)
手
ホワイトボード
デスク
グループモード
クローズアップ
上半身
単体
ボイストラッキング
ジェスチャーコントロール
音声コントロール
CheckCheckCheck
TINY 3TINY 2MEET 2
イメージセンサー1/1.28” CMOS1/1.5” CMOS1/2″ CMOS
サイズ37 × 37 × 49mm47 × 44 × 62mm45 x 36 x 22mm
本体重量63g95.6g40.5g
最大解像度4K@30fps / 1080p@120fps4K@30fps / 1080p@60fps4K@30fps / 1080p@60fps
最大ISO感度1280064006400
マイク3マイク
(空間オーディオ対応)
2マイク2マイク
AIトラッキング上半身
クローズアップ
ヘッドレス
下半身
全身
手
ホワイトボード
デスク
物体
上半身
クローズアップ(横向き)
頭部なし
下半身
全身(縦向き)
手
ホワイトボード
デスク
グループモード
クローズアップ
上半身
単体
ボイストラッキング
ジェスチャーコントロール
音声コントロール
CheckCheckCheck

普通に考えれば、「画質を上げるためにセンサーを大きくすれば、そのぶん本体も大きく重くなる」というのが自然な流れ。

ところがTINY 3は、センサーを前作の1/1.5インチよりも一回り大きくしたにもかかわらず、逆に48%も小型化、重さも34%ダイエットされているというから本当に驚きですよね。

CMOSセンサーサイズの違い(1/1.28"、1/1.5"、1/2.8")
CMOSセンサーサイズの違い:obsbot.jp

もうひとつ大きな進化を感じたのが、「暗所性能の高さ」。

光を取り込むセンサーが大きくなったことに加え、ISO感度も2倍の12800まで強化。夕方の少し暗くなった部屋でのWEB会議でも、ノイズの少ないクリアな表情を届けてくれます。

明るさが補正されたOBSBOT TINY 3
TINY3のキャプチャ映像
ミラーレスで撮影した明るさ補正なしの映像
ミラーレス一眼(明るさ補正なし)の映像
カナちひ

この辺の違いは、後ほど動画でも紹介します。

ミニマルで高級感のあるデザイン

改めて、この小ささ、ちょっと凄くないですか。

僕が普段、外出用に持ち歩いているコンパクトなMEET 2と比べてもこのサイズ感。箱から取り出した瞬間、思わず「小さっ……!」と独り言が漏れてしまいました。

手のひらに乗ったOBSBOT TINY 3とMEET 2

これまでのPTZカメラといえば、ジンバル機構がある分、どうしても少しゴツい印象があったんですよね。

実際、TINY 2も小さいとはいえ、MacBookの上に置くとそれなりの存在感が出てしまっていたんですが、このTINY 3は明らかに別物。

MacBookのモニター上に設置したOBSBOT TINY 3
14インチのMacBookに乗せても無理のないサイズ感

63gという軽さは手に取ってみると、より顕著に感じられます。

こんな卵一個分くらいの重さの中に、最新の4Kセンサーと精密なジンバルが詰まっているなんて、技術の進歩とは本当にすごい。

指で摘めるサイズのOBSBOT TINY 3

ボディ自体はマットな質感のアルミニウム合金製です。

指先に触れるひんやりとした感触や、エッジの処理の美しさは、いかにも高級感があってガジェット好きの所有欲をしっかり満たしてくれます。

OBSBOT TINY 3の全体像
「佇まい」の美しさでも最強レベル

今作から声を拾う2つの指向性マイクに加え、空間を認識するための全指向性マイクが追加された、新しい「内蔵インテリジェント指向性マイクシステム」が搭載されているんですが、その収納場所がここ。

10×20mmに満たないわずかなスペースながら、環境音を抑えた聞きやすい音声を届けてくれます。

OBSBOT TINY 3のマイク部分

USB-C接続端子は土台部分の背面に配置。

OBSBOT TINY 3のUSB-C端子

MacBookにマウントする際は、こちらのマウントを使用します。

マグネットで簡単に脱着できるほか、無段階で角度調整もできるので、少し厚め(最大で27mmくらい)の外部モニターでも水平を維持したままマウントできると思います。

OBSBOT TINY 3の調整式マグネットマウント
マウントに磁気吸着したOBSBOT TINY 3

なお、本体底面には1/4インチのネジ穴も用意されているので、三脚などにセットして使うことも可能。

OBSBOT TINY 3の底面

パッケージや同梱品は以下の通りです。

OBSBOT TINY 3のパッケージ
OBSBOT TINY 3の同梱品
日本語で記載されたOBSBOT TINY 3の取扱説明書

本体、マウント、ケーブルをまとめてコンパクトに持ち歩けるハードケースが付属しているのも嬉しいポイントでした。

専用ハードケースに綺麗に収納されたOBSBOT TINY 3と付属品
同梱品一覧
  • OBSBOT TINY 3 本体
  • 調整式マグネットマウント
  • USB-Cケーブル
  • USB-C to A変換アダプタ
  • 専用ハードケース
  • 取扱説明書

\ マウント込み最小級WebカメラならMeet Flip /

賢さをカスタマイズする「OBSBOT Center」対応

そんなOBSBOT TINY 3を制御するのが、専用ソフトの「OBSBOT Center」。

多機能すぎるTINY 3を、初めてでも簡単に操作できるよう、よく考えられた専用コンソールです。

  • OBSBOTカメラの切り替え(最大4台)
  • プレビュー画面の表示
  • スリープと再起動
  • バーチャルカメラの設定
  • 美化機能
    背景、被写体補正、フィルター、画質/滑らかさの優先切り替えなど
  • RTCリモート(遠隔操作機能)の設定
  • リモコン機能のON/OFF
  • テレプロンプターの表示と設定
  • ショートカットキーの有効/無効
  • OSC設定の有効/無効
  • ソフトウェア設定
    デバイス/アプリのアップデート、解像度/出力形式の選択、ショートカットキーの設定、OSC設定、言語設定など

機能毎に整理されたUIと、分かりやすい日本語のヘルプ表示にも対応しているので、どこに何があるのかさえなんとなく覚えておけば、配信しながらでも戸惑うことなく扱えると思います。

OBSBOT Centerのコンソールキャプチャ
マークにカーソルを合わせるだけでヘルプ表示が可能

設定した内容をプリセットとして保存しておくことで、次回からはワンクリックで呼び出すことが可能。

設定状況については、本体のLEDライトの色で確認できます。

緑色に点灯するOBSBOT TINY 3のLEDライト
通常時
青色に点灯するOBSBOT TINY 3のLEDライト
AI追跡時
紫色に点灯するOBSBOT TINY 3のLEDライト
AIモード時

なお、Stream Deck用に基本的な機能をまとめた専用プラグインが用意されているのも嬉しいポイントでした。

画面を注視することなく瞬時に設定を切り替えられるという点で、演出やカメラワークにもこだわりたい配信者にもオススメです。

OBSBOT TINY 3をStream Deck Neoで操作する様子
カナちひ

最大4台のOBSBOT製カメラを制御できるので、複数のカメラを切り替えるような本格的な映像配信も可能です。

【検証】動画で体感する、進化したAI機能

明るく自然な映像とAI追跡

百聞は一見にしかず。ということで、OBSBOT TINY 3の基本的な機能と挙動をまとめた検証動画を作ってみました。

前作TINY 2の映像比較も含め、導入を検討している人はぜひチェックしてみてください。

この動画で注目して欲しいポイントは以下の5つ。

  1. 素早いAF性能
    1/1.28インチの大型センサーと全画素PDAF(像面位相差オートフォーカス)により瞬時にピントが合います。迷いのないAFはそれだけで視聴者のストレスを大きく軽減してくれるはずです。
    ※映像内での明るさの変化は設定によるものです。事前に明るさを固定しておくことで一定の明るさを維持することが可能。
  2. 自然で違和感のないトラッキング
    AIトラッキング 2.0による滑らかな追従機能。顔だけでなく、手元や全身など細かい指定も可能。追従速度も選べるので、シーンに合ったカメラワークが実現します。
  3. 自然で美しい美顔モード
    AIが肌や唇の色を美しく保ち、メイクいらずの美肌効果を演出。さらには細身加工やパーツレベルの補正も可能です。
  4. 暗所の透明感
    明るさの足りない部屋でも、肌のトーンを落とさず綺麗に見せてくれます。デュアルネイティブISOの恩恵を最も感じるポイント。
  5. 複数カメラの切り替え
    最大4台のカメラをボタン一つでシームレスに切り替え。それぞれ個別の追従モードや補正が可能で、複数カメラを使った本格的な配信が一人で実現可能です。

それぞれの完成度が本当に高く、一度体験したらもう他のWEBカメラには戻れなくなるほどのクオリティです。

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「キレイに見せる」に妥協しない

「映像自体かキレイ」なのはもはや当然として、TINY 3から感じる「人を魅力的に写すことへの執念」のようなものには本当に驚かされます。

トーンや肌質の補正はもちろん、自然な化粧効果まで加えてくれる。忙しい日々の中で、完璧に準備が整っていない時でも、このカメラなら常に「一番良い状態の自分を届けてくれる」という安心感があるんですよね。

しかも、一度作った「理想の自分」の設定はずっと保持。配信や会議のたびに、「前回の映りと違う……」なんて悩む必要もありません。

ミニ三脚に乗せたOBSBOT TINY 3で配信をする女性

2026年2月の執筆現在ではまだ未対応のようですが、実装されたらかなり面白そうなのが、自分の見た目や声をリアルタイムにキャラクターに置き換えられる「アバター&バーチャルボイス」機能。

アバター機能を紹介する公式サイト映像
アバター&バーチャルボイス:obsbot.jp

難しい設定や、複数のアプリを使い分ける必要もなく、WEBカメラ一台で顔出しなしの映像を簡単に届けられる。これからVtuberを目指す人に、ぜひ試してほしい機能です。

手元を見せて伝えられる「デスクモード」

プレゼンやオンライン説明会で、リアルに大活躍してくれたのが、この「デスクモード」。

通常、手元の資料をカメラ越しに見せたい場合、見せたい位置に角度に微調整する必要があるんですが、左右反転した状態では、これが結構難しいんですよね。手振れもするし。

通常のモードで大変そうに雑誌の内容を説明する筆者
画面を見ながらの指し示しは結構難しい

そんなとき、このデスクモードをONにすることで、カメラがくるりとお辞儀。
デスクに置いた資料をAIが「手元の映像」として見やすいように自動で反転し、台形補正までしてくれるんです。

デスクモードで撮影した雑誌(キャプチャ)
AIが相手が読見やすいように自動補正

僕のようなレビュアーの場合、実際に商品を触りながら説明を受けたりすることも多く、実際この機能には本当に助けられています。

デスクモードの活用シーン
  • 手元の資料を指差しながら説明する
  • ガジェットの質感や操作感を見せる
  • 手書きの図解でアイデアを共有する

マウントを工夫すれば、縦動画にも対応

公式には記載がないのですが、本体を90度横向きに固定することで縦動画の撮影も可能です。

実際に試してみましたが、本体を倒した状態でもジンバルは正常に動作するし、「OBSBOT Center」の設定で映像を90度回転させれば、こんな感じで縦長映像として出力されます。

縦長(9:16)動画のプレビュー画面(キャプチャ)
解像度を落とさず縦長(9:16)に対応

ただし、付属のマグネットマウントだけでは物理的に横向き固定ができないので、L字ブラケットや三脚をうまく活用する必要はあります。

それでも横動画をクロップするより画質も落ちないし、何よりインスタライブやショート動画向けにリアルタイムで「高品質な縦動画を撮りたい」というニーズにきちんと応えられるのは嬉しい発見でした。

koolehaoda
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空間を捉えるマイクと「VOX SE」による拡張

今回のTINY 3、進化したのは映像やAIの追跡機能だけでなく、「音響面」も大幅に強化されています。

まずは小さなボディに内蔵された3つのマイクによるAIノイズリダクション。音声とノイズをしっかり分離し、自分の声だけを立体的かつクリアに拾ってくれます。

普段のWEB会議やちょっとした通話なら、これ単体で全く不満のないレベルに仕上がっています。

専用ワイヤレスマイク「VOX SE」対応

配信や動画制作などで「さらに上のクリアな音質を求めたい」「カメラから少し離れて、動きながら話したい」という場合は、ワイヤレスマイク「OBSBOT VOX SE」があるとさらに便利です。

このマイクの特徴はTINY 3シリーズ専用に振り切った設計で、TINY 3本体との直接ワイヤレス接続が可能。映像と音声を個別に管理する必要がなく、Bluetoothでのペアリングの手間すら不要なんです。

OBSBOT Centerで簡単接続

何より便利なのが、マイク本体のボタンでTINY 3を遠隔操作できる点。事前に割り当てた機能に限りますが、ボタンをポチッと押すだけで「AI追跡のON/OFF」や「ズーム」などの機能を手元でサッと切り替えることが可能に。

OBSBOT Vox SE
極性パターン無指向性
サイズ29×25×12 mm
重量9 g
サンプリングレート48kHz / 24bit
Bluetooth規格Bluetooth 5.4
動作時間最大20時間
最大接続台数2台
Check
VOX SEに割り当てられる機能
  • 人物トラッキングのON/OFF
  • トラッキングモードの切り替え
  • 等倍ズーム(ズームのリセット)
  • 録音の開始/停止

WEBカメラ内蔵マイクの枠を超えたTINY 3の音響性能ですが、「映像だけでなく、音のクオリティも極めたい」という人にとって、このVOX SEは最高の拡張オプションになってくれると思います。

\ 実際の音声比較はこちら /

OBSBOT
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OBSBOT TINY 3 の気になった点

仕事で使うことを想定しても、ほぼ隙のないOBSBOT TINY 3ですが、「ここは知っておいたほうがいいかも」と感じるポイントもいくつかありました。

まだ発売から間もなく、今後のファームウェアアップデートで対応されそうなものもありますが、ご参考まで。

水平補正や縦動画には非対応

ジンバル内蔵でAI自動追従が優秀なTINY 3ですが、可動域は「パン(横)」と「チルト(縦)」の2軸仕様で、「ロール(回転)」方向の補正には非対応です。

現時点では電子的な水平補正機能もないため、カメラ自体が左右に傾いていると、映像もそのまま斜めに映ってしまいます。

MacBookに正しくマウントされたOBSBOT TINY 3

構造的に似ている「DJI Osmo Pocket 3」のようなアクションカムをイメージしていると、勝手に水平も取ってくれそうに感じますが、TINY 3はあくまでモニターの上に置いて使うことを前提としたWEBカメラ。

特に三脚などで使う場合は、最初にしっかり水平を整えてあげるのが、綺麗に撮るためのちょっとしたコツです。

「熱」は持つけど、進化は感じる

4K高画質かつAI処理を並行して行う構造上、やはり本体はそれなりに熱を持ちます。

特にこれだけ小さなボディだと、熱を分散するのにも限界があり、使用していると土台部分から徐々に熱くなってきます(場合によっては40℃を超える場合も)。

OBSBOT TINY 3を温度計で測る様子(表示は33.6℃)

とはいえ、カメラ部分の表面温度はほんのり暖かい程度で、前作のTINY 2より改善されている印象。

もちろん動作に異常が出たり、火傷するような温度でもないのですが、知らずに触るとちょっと驚くかも知れません。

モニターライトとの併用には工夫が必要

サイズ的に気をつけたいのが、デスクトップ環境での使用。とくにモニターライトと併用する場合はうまく共存できるよう、ちょっとした工夫が必要です。

ちなみに僕は、BenQの「ScreenBar Halo」を愛用しているのですが、そのまま設置するとどうしてもカメラの画角にライトのフレームが写り込んでしまうんですよね。

BenQ ScreenBar Haloに画角を塞がれるOBSBOT TINY 3

幸いマウント用のマグネットは本体側に内蔵されているため、付属のマウントや市販の金属スペーサーを間に挟むことで、高さを出して回避することは可能です。

BenQ ScreenBar Haloの土台の上にマウントしたOBSBOT TINY 3
金属板にマグネットで張り付くOBSBOT TINY 3

モニターライトとの競合はTINY 3に限った話しではないのですが、以前より小さくコンパクトになったぶん、高さ的な制約が増した点は少しだけデメリットと言えるかも知れません。

5.8万円という価格をどう見るか

最後に、避けては通れない「5.8万円(税込)」という価格設定について。

一般的なWEBカメラとして見れば、どうしても「高い」と感じてしまうのが普通だと思います。実際、同じようなPTZウェブカメラと比較しても価格設定は少々お高め。

OBSBOT Tiny 3OBSBOT Tiny 3 LiteInsta360 Link 2 ProInsta360 Link 2
イメージセンサー1/1.28” CMOS1/2” CMOS1/1.3” CMOS1/2” CMOS
本体サイズ37×37×49mm41×41×58mm71×59×38mm71×59×38mm
本体重量63g73g102.5g101.5g
最大解像度4K@30 / 1080p@1204K@30 / 1080p@1204K@30 / 1080p@604K@30 / 1080p@60
最大ISO感度12800640032003200
モードAI追跡、ホワイトボード、デスクビュー、美顔補正、プライバシーAI追跡、ホワイトボード、デスクビュー、美顔補正、プライバシー
コントロールジェスチャーコントロール、音声コントロール、音声ロケーター、音声トラッキング、STREAM DECK制御、リモコン操作ジェスチャーコントロール、音声コントロール、音声ロケーター、音声トラッキング、STREAM DECK制御、スマホアプリ操作
実勢価格¥58,000¥33,800¥42,800¥33,000
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価格は2026年2月15日現在のAmazon税込価格
OBSBOT Tiny 3OBSBOT Tiny 3 LiteInsta360 Link 2 ProInsta360 Link 2
イメージセンサー1/1.28” CMOS1/2” CMOS1/1.3” CMOS1/2” CMOS
本体サイズ37×37×49mm41×41×58mm71×59×38mm71×59×38mm
本体重量63g73g102.5g101.5g
最大解像度4K@30 / 1080p@1204K@30 / 1080p@1204K@30 / 1080p@604K@30 / 1080p@60
最大ISO感度12800640032003200
モードAI追跡、ホワイトボード、デスクビュー、美顔補正、プライバシーAI追跡、ホワイトボード、デスクビュー、美顔補正、プライバシー
コントロールジェスチャーコントロール、音声コントロール、音声ロケーター、音声トラッキング、STREAM DECK制御、リモコン操作ジェスチャーコントロール、音声コントロール、音声ロケーター、音声トラッキング、STREAM DECK制御、スマホアプリ操作
実勢価格¥58,000¥33,800¥42,800¥33,000
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価格は2026年2月15日現在のAmazon税込価格

ただ、TINY 3が提供しているのは、単なるレンズではなく「4K画質」「精密なジンバル」「AIカメラマン」がセットになった超小型・軽量の撮影システムそのものなんですよね。

そういう意味では、比べるべきはむしろアクションカムで、どんな場所でもリアルタイムに最高の配信環境が手に入ることを考えればむしろ妥当な価格にも思えてきます。

カナちひ

「ただ映ればいい」人には確かに過剰ですが、「映像で自分の価値を届けたい」クリエイターやビジネスパーソンにとっては決して無駄にはならない投資だと思います。

OBSBOT TINY 3 のよくある質問(FAQ)

本編では書ききれなかった仕様や、購入前にふと頭をよぎりそうな疑問をFAQ形式でまとめました。

スマホやタブレットでも使える?

一般的なWEBカメラとしての使用は可能です。

iPadであればケーブルを挿すだけでzoomなどで利用が可能です。ただし「OSBBOT Center」には非対応のため、AIトラッキングや美顔補正などの各種機能は使用はできません。

AI追跡は夜間でも使える?

顔を認識できる程度の明かりがあれば大丈夫です。

体感ですが、かなり暗い環境でも驚くほど粘り強く追跡してくれます。赤外線センサーではないため完全に真っ暗な状態では止まってしまいますが、通常の室内照明であれば夜間でも全く問題ないレベルです。

Windows Hello(顔認証)には対応してる?

いいえ、対応していません。

顔認証ログインを使う場合は、PC内蔵カメラや別の認証デバイスと併用する形になります。

マイクの音質はどう?

WEB会議なら十分にクリアです。

ノイズキャンセリングが優秀で、周囲の雑音を綺麗に消してくれます。ただ、配信や動画制作など「音質を重視」するなら、外部マイクを使うのがベスト。純正マイクの「OBSBOT Vox」ならTINY 3に直接接続できるので、運用面でもおすすめです。

OBSBOT
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TINY 2から買い替えは正直アリ?

「仕事道具」として使い倒すなら、十分にアリです。

前作も非常に完成度が高いため、画質向上だけを目的にすると少し贅沢な気もしますが、配信者や毎日のように打ち合わせを行う人なら、「道具への投資」として買い換えても後悔しないだけの価値はあると思います。

まとめ|Webカメラではなく、映りを買う

マイクアームにマウントしたOBSBOT TINY 3

数日間、僕がOBSBOT TINY 3と一緒に過ごしてみて確信したのは、これが単なる「映すための道具」ではなく、自分の価値を最大化してくれる頼もしいパートナーだということ。

  • 相手に与える信頼感を最大化したいビジネスパーソン
  • 一人でも凝ったカメラワークを実現したい配信者やクリエイター
  • 手元の資料や作品を美しく見せたい講師やデザイナー
  • 最新のAIがもたらす「未来の体験」を、誰よりも体験したいガジェット愛好家

設定ひとつで自分を美しく整え、声ひとつで自由自在に動き、ワンタッチで手元を映し出す。
TINY 3がもたらしてくれたのは、機材のセッティングに追われる時間ではなく、「目の前の相手やコンテンツに集中できる自由」そのものでした。

明るい表情を引き出すのも良いカメラの特徴

もし今のWebカメラに不満を感じているとしたら、他を少しだけ節約して「自分の映り」に投資してみるのもありかもしれません。きっと毎日の配信やオンライン会議がこれまでより少し楽しみになると思いますよ。

以上、カナちひ(@kana_chihi)でした。

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