「Apple TV 4K」いいって聞くけど、「Fire TV」や「Chromecast」など他のSTB※と何が違うの?
という人も多いのではないでしょうか。
確かに基本的にはどれも同じSTB機器ですが、他にも色いろ使える機能もあるので、 iPhoneやiPadユーザーなら「Apple TV 4K」がやっぱりおすすめです!
この記事では「Apple TV 4K」を実際に使ってみた僕の感想とおすすめの理由、出来ること7選をまとめていますので気になっているひとは是非最後まで読んでみてください。
映像コンテンツの視聴だけでなく、ゲームで遊んだりiPhoneと連携したり思ったより出来るとこが多いというのが実際に使ってみた感想です。
Apple TV 4K をおすすめする理由6選
- 動作がサクサクで快適
- Siriでの音声操作が便利
- iPhoneでも操作できる
- ハイスペックで余裕のある構成
- コンパクトでスマートな意匠
- 他Appleデバイスとの連動性が抜群
動作がサクサクで快適
最近のテレビはOSを内蔵しているモデルが多く、別途STB端末を購入しなくてもNetflixやHuluを視聴できるのですが、操作性は正直イマイチですよね。
うちのテレビ(SONY BRAVIA)にもAndroid OSが入っていますが、動作ももっさりで赤外線リモコンの反応も遅く結構もどかしい思いをしていました・・・
比較して「Apple TV 4K」は、まず反応が段違いに良く、アプリやコンテンツの切り替えも遅延なくサクサク動きます。
さらにSiri Remote(リモコン)の使い勝手もさすがApple製。特に説明書を見なくても直感的に使えます。タッチ対応のクリックパッドをスワイプすることでシーンも飛ばせるし、早送り/再生も思い通りでノンストレス!
個人的にはこの操作性だけでも購入する価値はあると感じています。
Siriでの音声操作が可能
テレビリモコンではちょっと面倒な操作も、「Siri Remote」からSiriを使えば音声で簡単にできます。
作品検索やアプリの切り替えだけでなく、「字幕を表示して」「この映画に出ているのは誰?」など設定変更や情報検索も便利。
「僕のiPhoneはどこ?」みたいな暗い部屋での映画視聴時にありがちな要件もしっかり対応してくれます。
iPhoneでも操作ができる
iPhoneユーザーに嬉しいのが、Apple TV 4KをiPhoneで操作できる点。
コントロールセンターから「Apple TV Remote」をタップするだけで、使い勝手は「Siri Remote」とほぼ同様。
画面の真ん中がトラックパッドのようになっていて、スワイプしたりタップしたりすることでApple TV 4Kを直感的に操作できます。
この機能は同じネットワーク内にある、どのiPhone / iPadからでも使えるので、「Siri Remote」を探したり「◯◯ちゃん、リモコン取って」というやりとりからも解放されます。かなり便利。
ハイスペックで余裕のある構成
Apple TV 4K(2022)は「iPhone14」と同じA15 Bionicチップを搭載し、ストレージも64GB(Wi-Fiモデル)/ 128GB(Wi-Fi + Ethernetモデル)とかなり気合の入った設計。
「Amazon Fire TV」や「Google Chromecast」と比較してもかなりのハイスペックです。(もちろん価格も違いますが)
機器 | Apple TV 4K | Fire TV Stick 4K Max | Chromecast with Google TV 4K |
---|---|---|---|
外観 | |||
メーカー | Apple | Amazon | |
OS | Apple TV OS | Fire OS | Google TV OS |
CPU | Apple A15 6コア | MediaTek 4コア | 4コア |
ストレージ | 64GB / 128GB | 8GB | 8GB |
メモリ | 4GB | 2GB | 2GB |
音声アシスタント | Siri | Alexa | Googleアシスタント |
インターネット接続 | Wi‑Fi 6(802.11ax) / 有線LAN | Wi‑Fi 6(802.11ax) | Wi-Fi5(11ac) |
発売年月 | 2022年11月 | 2021年10月 | 2022年9月 |
参考価格 | ¥19,800 / ¥23,800 | ¥6,980 | ¥8,360 |
商品リンク | Check | Check | Check |
正直、動画コンテンツ視聴にはオーバースペックな「Apple TV 4K」ですが、後述するゲームプレイやデータのダウンロードを考えても余裕のある構成になっています。
コンパクトでスマートな意匠
見た目にも美しいApple製だけあって、無駄のないシンプルなデザインも特徴です。
前モデル(2021年製)より体積で約20%ほどコンパクト化されていて、煩雑になりがちなテレビまわりにもすっきりと収まります。
サイズ感は上の写真の通り。マット加工の上面にはシンプルな
好き嫌いのないミニマルなデザインはどんなインテリアに溶け込みそうですよね。
他Appleデバイスとの連動性が抜群
「Apple TV 4K」を選ぶ1番のメリットはやっぱりAppleデバイスとの抜群の連動性。
アカウントを連携すれば「Apple TV+」や「Apple Music」「Apple Arcade」などのサービスも共有できますし、iPhoneやMacの画面をそのままテレビにミラーリングしたり、FaceTimeを活用して視聴中の映像コンテンツを離れた友人とリアルタイムで共有したり。
この辺りは次の見出しで詳しくまとめていきます。
Apple TV 4K でできること
ここからは「Apple TV 4K」で出来ること7選を紹介していきます。
いずれの機能も便利なものばかりですが、実際の活用シーンを想像しながら読んでいただけるとよりイメージしやすいと思います。
- 映画や動画コンテンツを楽しむ
- iPhoneやiPadの写真・動画をテレビに映す
- Apple Musicで音楽を聴く
- Apple Arcadeのゲームで遊ぶ
- スマートホーム家電を操作する
- iCloud内の写真をテレビで見る
- Share Playで離れた友人に映像を共有する
映画や動画コンテンツを楽しむ
Apple TV 4Kは「Apple TV+」はもちろんのこと、多くの大手動画配信サービスに対応しています。
対応する主な動画配信サービス
Apple TV+ | Prime Video | Netflix |
Hulu | DAZN | dTV |
Disney+ | U-NEXT | GYAO! |
YouTube | FOD | AbemaTV |
Paravi | niconicoTV | ビデオパス |
映像出力は4K/HDR/HDR10+/ドルビービジョンに対応しており、使っている4Kテレビに合わせた高品質映像を出力可能です。
リビングの大画面テレビで視聴することで、スマホやタブレットでは味わえない大迫力の映像を楽しむことができます。
「tv OS 15」から空間オーディオ対応*となり「AirPods Pro」や「AirPods Max」と組み合わせることで更に臨場感のある視聴が可能に!これもかなり魅力的です。(コンテンツ側もドルピーアトモス対応の場合)
iPhoneやiPadの写真・動画をテレビに映す
「AirPlay(エアプレイ)」を利用することでiPhoneやiPad、Macで表示している写真や動画をそのままテレビに映し出すことが可能です。
写真好きな我が家では外出先でそれぞれ撮影したiPhoneの写真を皆んなで見せ合ったり、大きな画面ですぐに映像を共有できるので団欒にも貢献しています。
ミラーリング機能(iPhoneの画面をそのままTVに映す機能)で、子供たちにiPhoneの操作方法を教えたりするのにも便利です。
Apple Musicで音楽を聴く
Apple TV 4Kにプリインストールされた「ミュージック」アプリを使えば、7,500万曲以上が聴き放題になる「Apple Music」で音楽を楽しむことができます。
月額使用料(学生580円|個人1,080円|ファミリー1,680円)は必要ですが、すでに登録済みの場合はIDを共有することでそのまま利用可能。
Siri Remoteに「あいみょんのハルノヒをかけて」と話しかけるだけで、テレビ本体や接続してあるホームシアタースピーカーから、高音質の楽曲(ドルピーアトモス|ロスレスオーディオ等)を楽しむことができます!
もちろん「AirPods Pro」や「AirPods Max」で空間オーディオの視聴も可能です。
Apple Arcadeのゲームで遊ぶ
プリインストールされた「Apple Arcade」アプリでゲームをプレイすることができます。(Apple TV 4Kのスペックはこのゲームを遊ぶためといっても過言ではありません!)
月額使用料は税込600円ですが、ファミリー共有で最大6名までデバイスを跨いで遊べますし、200以上のゲーム全てアプリ内課金もなく子供だけで遊んでも安心。ゲーム好きなら大きなメリットです。
一部のゲームプレイはSiri Remoteでもできますが、ほとんどのゲームはMFi互換のコントローラーで操作します。PlayStationやXbox、Switchなどを持っていればそれでOKですが、新たに購入するなら以下のコントローラーがおすすめですよ!(僕もこれを使っています)
スマートホーム家電を操作する
Apple TV 4Kを「HomeKit」対応アクセサリと連携することで、スマートホーム家電の操作が可能です。
「HomeKit」に対応した家電をiPhoneの「ホーム」アプリに事前に登録しておくことで、Siri Remoteから「リビングの照明を消して」などの操作ができます。
ただ対応した日本製家電が少ない現時点では、多くの家電に対応するスマートリモコンと専用アプリの方がまだ使いやすいので個人的には今後に期待というところです。
iCloud内の写真をテレビで見る
「写真」アプリではiCloudに保存された写真やLive Photos、動画を閲覧することができます。
最大5人で使える共有写真ライブラリにも対応しているので家族や親しい友人などと共有しておけば、思い出の写真を好きな時に4Kテレビの大画面で見ることが可能です。
Share Playで離れた友人に映像を共有する
「Share Play」で共有することで、離れた友人・家族と一緒にリアルタイムで映像コンテンツを視聴可能です。
やり方も簡単で、一緒に見たいコンテンツから「Share Play」を選択、共有したい連絡先に「FaceTime」をつなげるだけ。
普段あまり会えない遠方の友人と一緒に映画を観て、そのままFaceTimeで感動や感想を共有する。今の時代にあった使い方だと思います。
サブスクリプションの必要なコンテンツの場合、招待者それぞれの加入が必要です。
Apple TV 4Kをおすすめしたいひと
「Apple TV 4K」をどこか地味に感じてしまう理由のひとつに「ある程度シチュエーションとターゲットを選ぶ」点があるように感じます。
もちろん、ひとりでも大画面で映像コンテンツを視聴したいニーズもあると思いますが、Apple TV 4Kが真価を発揮するのはやはり大勢でテレビを囲むシチュエーションではないでしょうか。
最後に僕が実際に使ってみて「こういうひとなら購入しても後悔しないだろうな」と感じるひとを紹介したいと思います。
テレビを中心に団欒をしたいひと
質の高い動画コンテンツの視聴はもちろん一人でも楽しめますが、「Apple TV 4K」は複数名での共有に特化した機能も多いです。
みんなのiPhoneを持ち寄って思い出の写真でワイワイ盛り上がったり、ホームシアタースピーカーで素敵な音楽を流しながら食事を楽しんだり。
そんな用途にメリットを感じるひとであれば「Apple TV 4K」をしっかり楽しめると思います。
iPhone、iPad、Macユーザー
使える機能的な意味で、やはりスマホやタブレットもApple製品でまとめているひとの方が得られる恩恵が大きいです。(Appleユーザーじゃないひとは「FireTV」か「Chromecast」を選んだ方がコスパがいい)
「Apple TV 4K」で使えるサブスク系アプリは、アカウントを連携することで個別に使用料を払うことなく楽しめるので、既に「Apple TV+」や「Apple Music」、「Apple Arcade」などに加入しているなら真価を十二分に発揮できるはずです。
上の2つに当てはまるひとであれば、まず購入しても後悔はないと思いますよ!
まとめ
さて今回は「Apple TV 4K」の購入を後押しするイメージで、出来ることとおすすめの理由をまとめてみました。
約2万円という価格は確かに安くはないですが、機能性の高いテレビに買い換えることを考えればまだ手軽ですし、実は旧モデルより2,000円ほど安く設定されています。(アップル製品では新型の方が安くなるのは本当に珍しい!)
また日本ではまだ使えませんが、「Apple TV 4K」はフィットネス&メディテーションサービスアプリ「Apple Fitness+」にも対応しています。
映像を見ながらワークアウトを行う「Apple Fitness+」は、Apple TV 4Kとの相性が良さそうで目玉となる機能になりそう!早く日本でも開始されるといいですね。
「Apple Watch」+「Apple TV 4K」+「フィットネス」。最強の予感がしますよね。早く来い。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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