カメラやスマホのデータを大量に転送する際に便利なSDカードリーダー。
Apple製品が中心の我が家ではAirDropが便利すぎて最近はあまり出番がないのですが、Windows、Androidなど異なるOS間でデータをやりとりする際はあると便利ですよね。
しかし対応機器や転送速度、価格なども様々でどれを買っていいのか迷うこともあると思います。
今回はシンプルなAnker製SDカードリーダーについて、実際の使用感や競合品比較などまとめていきたいと思います。
SDカードリーダーを選ぶポイント
まずはSDカードリーダーを選ぶ際に気をつけたいポイントと『Anker SDカードリーダー』の対応状況を紹介します。
- 機器やOSの対応可否
- 転送速度
- 対応するメディアやその他拡張端子
機器やOSの対応可否
SDカードリーダーはOSや機器、接続端子によっては対応していないこともありますので必ず事前に確認しましょう。
『Anker SDカードリーダー』で動作確認が取れている機器は以下の通りです。(その他の機器にも使える可能性はありますが以下以外は自分で確認するしかありません)
・MacBook
・MacBook Pro
・ChromeBook
・XPS(DELLノートPCシリーズ)
・iPad Pro 12.9 インチ (第3&4世代)
・iPad Pro 11 インチ (第1&2世代)
・iPad Air (第 4 世代)
・Galaxy S10/ S10+ / S9 / S9+ / S8 / S8+ 他
※ニンテンドースイッチは非対応確認済み
ちなみに上記以外にもうちの『M1 MacBook Air』や『Amazon Fire HD 10』でも問題なく使えました。でも『スイッチライト』はやっぱり認識しませんね。
転送速度
データの転送速度は、接続する機器(PCやタブレット)・SDカード・SDカードリーダー(ケーブルが必要なものはケーブル)のうち、最も遅い速度が最大データ転送速度になります。
大量のデータをやり取りする場合などにボトルネックにならないよう、使用する機器のインターフェイス規格(USB3.x等)とSDカードの転送速度を確認してそれにあったSDカードリーダーを選びましょう。
ちなみに今回購入した『Anker SDカードリーダー』の対応速度は5Gbps(約635MB/s)以上で速度的には充分ですが、どうやら『UHS-II(U3)』には対応していないようです。
製品名 | スピードクラス | 最大読込速度 | 最大書込速度 |
---|---|---|---|
SanDisk Extreme PRO SDXC | UHS-I(U3) | 170MB/s | 90MB/s |
SanDisk Extreme PRO SDHC/SDXC | UHS-II(U3) | 300MB/s | 260M/s |
対応するメディアやその他拡張端子
SDカードやmicroSD、コンパクトフラッシュなど読み込みたいメディアに対応しているかどうか確認しましょう。(SDHCやSDXCなどの規格もチェック)
『Anker SDカードリーダー』はSDカードとmicroSDのみに対応していますが、その他の拡張端子(HDMIやUSB-A、LANポートなど)も使う予定があれば『USBマルチハブ』という選択肢もあります。
用途と価格、サイズ感なども考慮して選ぶと後で買い足す無駄も省けます。
『Anker SDカードリーダー』のお勧めの点
- コンパクトでケーブル要らず
- SDカードとmicroSDを並行して使用可能
- 価格が安い
- メーカーの信頼性
コンパクトでケーブル要らず
コンパクトなサイズ(W50mm x H17mm x D10mm)と、USB-C端子に直接差し込む形でとても取り回しやすいです。
重さもわずか7gですしケーブルも不要なので持ち歩く際もいいですよね!
SDカードとmicroSDを並行して使用可能
SDカードとmicroSDの2-in-1のカードリーダーの場合、どちらか一方の排他的なものが多い印象ですが、『Anker SDカードリーダー』はそれぞれ並行して利用が可能です。(Macに接続すると2つのメディアとして認識されます)
データをSD⇆microSDでやり取りすることが可能な点は結構凄い気がします。データ量が多いと両面がかなり熱くなりますが。
価格が安い
SDカードリーダー自体単なる変換アダプタのため安いのですが、この商品もAmazonで約1,300円(2021年4月現在)と安価です。
Amazonで購入すれば最大24ヶ月の保証が無償で付いてくる点も◎。
メーカーの信頼性
Anker自体は中国企業ですが、国内に日本法人もあり日本語でのサポートはもちろんのこと、ビッグカメラ等の実店舗でも販売もされているため、万一の際も安心です。
Anker商品は全体的にAmazonのカスタマーレビュー評価が高い点も加点ポイントですね。
『Anker SDカードリーダー』の残念な点
- 端子が剥き出し
- SDカードを挿すと本体と表裏が反転してしまう
端子が剥き出し
一見キャップがつきそうな形状ですが特になく、いつも端子が剥き出しです。埃などの侵入はともかく端子の保護の観点でキャップくらいはあった方がいいと思います。
いつか曲がるか折れてしまいそうです。
SDカードを挿すと本体と表裏が反転してしまう
機能的には何ら問題はないのですが、なぜかSDカードと本体の表裏が反転してしまいます。(microSDはちゃんと両方表を向きます)
だから何?と言われるかも知れませんが気になる人には気になる点だと思います。
Mac BookとiPadで使える競合商品との比較
MacBookとiPadでの使用を前提に『Anker SDカードリーダー』と他の商品との比較をしてみたいと思います。まず前提条件は以下の4点。
・USB Type-C対応
・ケーブルレス
・i-OS / MacOS 対応
・30g以下の軽量設計
それでは選定商品のスペックを比較してみましょう。
商品 | Anker USB-C 2-in-1 カードリーダー | uni SDカードリーダー | AKINK SDカードリーダー | DI&Q USB3.0 SDカードリーダー | LENTION USB-C SDカードリーダー |
画像 | |||||
スピードクラス | UHS-I | UHS-I | UHS-I | UHS-I | UHS-I |
USB端子 | USB Type-C | USB Type-A USB Type-C | USB Type-A USB Type-C Lightning | USB Type-A USB Type-C | USB Type-C |
対応メディア | SD SDXC SDHC Micro SD Micro SDXC Micro SDHC RS-MMC | SD SDXC SDHC Micro SD Micro SDXC Micro SDHC RS-MMC | SD SDXC SDHC Micro SD Micro SDXC Micro SDHC | SD SDXC SDHC Micro SD Micro SDXC Micro SDHC RS-MMC | SD SDXC SDHC Micro SD Micro SDXC Micro SDHC |
対応容量 | 不明 | 2TB | 32GB | 2TB | 不明 |
質量 | 7g | 30g | 16.4g | 29g | 23g |
主な対応 デバイス (OS) | MacBook Pro MacBook ChromeBook Dell XPS iPad Pro 12.9in iPad Pro 11in iPad Air Galaxy | MacBook Pro MacBook Air MacBook iMac Pro Mac mini iPad Pro Surface Book Xperia Google Pixel | iPhone iPad Android Windows Mac OS Android | Macbook MacBook Pro iMAC Chromebook Galaxy Windows Mac OS X Android Linux | Android Windows MacOS |
価格(税込) | ¥1,490 | ¥1,432 | ¥1,799 | ¥999 | ¥1,499 |
詳細 | Check | Check | Check | Check | Check |
まとめ
MacBookとiPadでの使用を想定してSDカードリーダーの選び方と『Anker SDカードリーダー』の商品紹介をまとめてみましたが如何でしたでしょうか。
単にデータのやり取りならAirDropやオンラインストレージの方が手軽だし、大容量のデータ保管なら外付けSSDに分があります。
でもなんだかんだでSDカード(microSD)も使いますし、Appleユーザーなら1つは持っておいて損はない『Anker SDカードリーダー』を紹介させて頂きました。
今のところ読み書きのトラブルや遅延もなくお勧め出来る商品ですよ!
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