3万円台のコスパ最強2Kモニター『INNOCN 27D1Q』レビュー|日常作業や動画視聴におすすめ!

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こんにちは、カナちひ(@kana_chihi)です。

外出先でも写真の現像や動画編集をしたい僕は、普段から14インチのMacBookを持ち歩いているのですが、自宅での作業は効率化を考えてより広い表示領域が確保できる外部モニターを使っています。

長時間作業で疲れにくい姿勢を維持する上でも、できるだけ外部モニターに繋いで適度な距離を保ちつつラクに作業したいところですが、モニターの種類もたくさんあっていざ購入しようと思うと結構迷ってしまいますよね。

今回紹介する『INNOCNイノクン 27D1Q』は、以下のように真っ当なスペックを持ちながら3万円代という高いコスパを実現した最新モニター。

この商品の特徴
  • 2K/27インチの実用的な作業領域
  • 滑らかな映像表現を可能にする100Hzリフレッシュレート
  • 多様な接続端子を搭載
  • VESAマウント規格に対応
  • 高いコストパフォーマンス
3万円台でこのスペックは凄い!

確かに2Kモニターはクリエイティブワークに使うには少し厳しいけど、日常のオフィスワークや動画視聴であれば充分使えるレベルだし、少なくとも小さなノートPCのディスプレイをそのまま使うより遥かに生産性は上がるはずです。

今回メーカーであるINNOCNイノクンより実機を提供いただいたので、商品の特徴や使用感、どういった人におすすめのモニターなのか先行レビューをしていきたいと思います。

INNOCN
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目次

INNOCN 27D1Q の特徴

INNOCNについて

今回紹介するモニターを手がける「INNOCNイノクン」は、中国深圳シンセンを拠点に先進的なモニターの開発設計・製造・販売を一手に行う新興メーカー。

一昔前までの中国製品は「安かろう悪かろう」のイメージが強く、いまだに信頼性に不安を感じる人も多いと思いますが、深圳はドローン最大手の「DJIディージェーアイ」や、通信機器で有名な「HUAWEIファーウェイ」も拠点を構える中国のシリコンバレーといわれる地域で、最新技術の発信地としても有名です。

引用:ja.innocn.com

そんな深圳に軒を連ねる「INNOCN」も近年、量子ドットを採用したハイテク技術や低価格を売りにAmazonでも販売を伸ばしていて、中国企業を理由に選択肢から外すのはもったいないほどの評価を得た信頼をおけるメーカーのひとつと言っても過言ではありません。

商品スペック

「INNOCN 27D1Q」は以下のような特徴を持ったディスプレイで、スペックもなかなかのもの。

  • 広い視野と作業領域を持った27インチIPSディスプレイ
  • 実用性充分な2K(QHD)フォーマット
  • ゲームにも動画視聴にも対応可能な100Hzリフレッシュレート
  • HDMI、DisplayPort、Type-Cポートなど多様な接続端子
  • 傾きや高さを自由に調整できるスタンドを装備
  • モニターアームや壁掛けでも使えるVESAマウント互換
モデル名27D1Q
商品画像
画面サイズ27インチ
液晶パネルIPS
アスペクト比16 : 9
解像度QHD(2560 x 1440)
最大輝度300 nits
表示色1,670万色
コントラスト1300 : 1
色域DCI-P3 92% / sRGB 100%
色差Delta E <2
リフレッシュレート100 Hz
応答速度1 ms
映像端子HDMI 2.0 x 1
DisplayPort 1.4 x 1
USB Type-C(65W給電) x 1
オーディオ端子3.5mm ステレオミニジャック
HDR対応
(HDR 10)
VESA対応
(100 x 100 mm)
USBハブ機能
スピーカー
サイズ61.4 x 51.3 x 19.4 cm / 5.9 kg
実勢価格¥26,990
Check

特に凄いのが、ゲーミングモニター並みのリフレッシュレートと応答速度。さすがにFPSガチ勢には物足りないかも知れませんが、一般的なゲームプレイには充分なスペックと言えます。

もちろん、リーズナブルなTNパネルではなく、きちんとIPSパネルを採用しているし、色域もDCI-P3 92%と実用性のある広さ。

色域規格と再現領域

デザインや画像編集に使うには1,670万色という表示色はやや心許ない(階調が再現しきれない)ところですが、価格を考えれば充分に納得できる性能と言えそうです。

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INNOCN 27D1Q の外観

安価とはいえ、デスクでの存在感が大きいモニターゆえに、あまりにチープだとがっかりしてしまいますよね。

無駄を省いたシンプルなデザイン

狭小ベゼルを採用した「INNOCN 27D1Q」のデザインは高級感こそないもののとてもシンプルで、デスクのイメージを損なう心配はなさそうです。

下部を除く3辺のベゼルは1cmほどの狭小、下部のみ2cmほどの厚みがありますが黒でまとめられているので、野暮ったさは感じません。

ベゼルの中央には「innocn」ロゴが配置。

モニター厚は1.5mmほど。中心にかけて厚みが増す形状ですが、感覚的にはかなり薄く感じます。

背面はどことなくゲーミングモニターっぽい印象で、全体的にコストを抑えた部分かなと感じますが、まあ普段は見えない部分なので、アイランド設置のデスクでもない限りは気にならないと思います。

スタンドの形状はこんな感じ。モニター本体も含め直線的なデザインでかなりシャープな印象です。

柱部分には穴が空いていて、正面からケーブルが目立たないように配線できますのもいいですね。

上下左右・縦回転もできる4Dスタンド

付属のスタンドは4D仕様になっていて、上下左右・高さ・回転に対応しています。

可動箇所と範囲
  • チルト : – 5° ~  20°
  • スイベル : ± 25°
  • ピボット : 90°
  • 高さ : 0 ~ 120mm

作り自体は簡素ですが安定感もよく、これだけ動かせれば必要充分だと思います。

チルト:上下に-5°〜20°

スイベル:左右に±25°

ピボット:90°回転

可動部分にはしっかりメモリが振ってあるのは面白いですね。

確かに適当に動かしたあと、元に戻すときに微妙にズレてて違和感を感じることありますもんね。うん、実用的。

スクロールできます

端子類は背面・操作系はモニター下に集約

各種インターフェースは背面に集約。DC(電源)もすぐ横にあるのでケーブルをまとめやすいのは助かります。

インターフェース一覧
  • HDMI 2.0
  • DisplayPort 1.4
  • USB Type-C(65W給電)
  • 3.5mm ステレオミニジャック
  • DC電源

操作系はすべてモニター下にまとめられています。左から機能 / 上下キー / 戻る / 電源となっており、表示はもちろん日本語にも対応しています。

カナちひ

特にディスプレイ制御のアプリなどはなく、シンプルに使いたい人向き。

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INNOCN 27D1Q レビュー

画質は悪くないけど解像感はやはり2K

普段4Kディスプレイを使っている僕の場合、2Kディスプレイの解像度の粗さは正直気になるのですが、ディスプレイ自体の発色は悪くありません。

ある程度調整すれば以下のようにMacBookに近い色味を出すことも可能です。

モアレ(格子模様)は撮影由来なので気にしないでOKです

ただやはりテキストになると解像度の違いがはっきりと現れます。

以下の画像は実際に4Kモニターと「INNOCN 27D1Q」の画面をスクリーンショットで切り出したものですが、拡大してみるとより輪郭線のギザギザ(ジャギー)が目立っているのがわかると思います。

4Kと2Kの解像感

ただこれは「INNOCN 27D1Q」の特徴ではなく2Kモニターに共通して言えることなので、気になるようであれば4Kモニターを選択するしかありません。

カナちひ

それでもかなり細かい文字でなければ「潰れて読めない」ということはないので、普段使い用ならそこまで気にする必要はないかも。

VESA互換でモニターアームも使える

安価なモニターには専用スタンドしか使えないモノもありますが、「INNOCN 27D1Q」はしっかりVESAマウントに対応。

付属のスタンドはボタンひとつで簡単に脱着でき、代わりにVESA互換のモニターアームや壁掛け金具を取り付けることができます

モニター自体が軽い(5kg程度)ので、エルゴトロンのようなネジ式マウントの装着もラクちん。

100x100mmの取り付け穴を使用

デスクを少しでも広くすっきりと使いたいならやっぱりモニターアームは外せないので、ちゃんと選択肢が用意されているのは嬉しいポイントです。

Macとの接続はUSB-Cひとつで完結

多様なインターフェースを持つ「INNOCN 27D1Q」ですが、MacやSurfaceなどと接続するならUSB-C接続が便利。

映像入力の一方で最大65Wの給電もしてくれるので14インチのMacBook Proくらいならデュアルディスプレイ中でも充電可能です。

もちろん、iPadやiPhoneを大きな画面に投影したいというときにも、ケーブルを差し替えるだけでそのまま使えます。

HDMIケーブルも同梱されていますが、特別な理由がない限りUSBケーブルでの接続がおすすめです。

HDMIケーブルのほか、USB-C to Cケーブルも同梱されています

スピーカーも搭載

正直音はいまいちですが、ステレオスピーカーも搭載されてます。

特に音質にはこだわらないというのであれば、別途スピーカーを準備する必要がないのは手軽でいいですよね。

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INNOCN 27D1Q の気になったところ

価格帯を考えれば充分な品質と感じる「INNOCN 27D1Q」ですが、ハイスペックモニターと比べると機能的に弱い部分も少なからずあります。

その中でも僕がちょっと特に不便に感じたところを2点ほど紹介します。

機能は必要最低限

5万円くらいのモニターには当然のように付いてくる「USBハブ機能」やソフトウェアで映像をコントロールできるアプリなどには非対応。

映像入力と電源以外の端子は皆無

モニター経由で左手デバイスを繋いだり、SSDとデータのやり取りをするとかはできないので、USBポートに限りのあるMacBook Airなどで使いたい場合は別途USBハブを用意する必要があります。

あくまで「モニターはモニター」と割り切って使うのが吉。

電源ユニットは内蔵されていない

これも価格帯を考えれば当然かも知れませんが、モニター内に電源ユニットが内蔵されていないため結構ゴツめのACアダプタが付属します。

昇降式デスクなど、収納に限りがあるデスクの場合は置き場所に困ることもあるので注意が必要です。

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まとめ

この記事では、実用的な性能と2万円台という競争力のある価格が魅力の2K/27インチモニター『INNOCNイノクン 27D1Q』をレビューしました。

ハイスペックモニターほどの利便性はないけど、色域や表現力は一定の基準をクリアしている印象でオフィスワークや動画視聴といったライトな用途であれば充分納得できる品質のプロダクトだと思います。

良かったところ
気になったところ
  • 2K/27インチの実用的な作業領域
  • ゲームにも使える100Hzリフレッシュレート
  • 多様な接続端子を搭載
  • VESAマウント規格に対応
  • 高いコストパフォーマンス
  • 機能は必要最低限
  • 大きめのACアダプタが場所を取る

さすがに映像関係者やクリエイターが使うレベルではないけど「とにかく安くて良いモニターが欲しい」というひとにとっては有力な選択肢になるはずなので、気になったらぜひチェックしてみてください。

以上、カナちひ(@kana_chihi)でした。

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