この時期になると書店にも翌年の手帳が並び始め、一年も終わりに近づいてきた感じがしますよね。
ガジェット好きとしては毎年手帳のデジタル化を真剣に検討するのですが、結局今年も「コクヨ ジブン手帳 2024(DIARY)」を購入しました。
僕が手帳に求めることは「機能的な罫線レイアウト」で「万年筆が使えること」、「作業スペースは広いがコンパクト」であることの3点。
そんなニーズにしっかりと答えてくれるのが「ジブン手帳」です。
この記事では「コクヨ ジブン手帳 mini 2024(DIARY)」の各コンテンツと、仕事で6年間愛用してきた僕の使い方を中心にその魅力を紹介していきたいと思います。新社会人の方にもぜひ読んで欲しい記事です。
- 手帳術で仕事の効率を上げたい人
- スリムで携帯性の高い手帳が欲しい人
- 24時間をしっかり管理したい人
- 自分に合ったカスタマイズがしたい人
- 普段使いで万年筆を使う人
- 来春に新社会人となる人
コクヨ「ジブン手帳」とは
LOG YOUR LIFE 「1年で終わり」ではなく「⼀⽣つかえる」⼿帳へ
コクヨ ジブン手帳コンセプトより
ジブン手帳はそのコンセプトの通り、1年間の予定や記録だけでなく長期間残したいライフログ、自由に使えるグリット罫のメモ帳など、用途の異なる3冊の手帳を組み合わせて使うことで真価を発揮します。
確かに1冊のスケジュール帳では、途中でメモページが足りなくなって別にノートを持つ必要があったり、長期間残しておきたい情報を毎年新しい手帳に書き写したりする手間がありますよね。
ジブン手帳は用途や交換サイクルに合わせて「LIFE」「DIARY」「IDEA」の3分冊にすることで、無駄や手間を省けるよう設計されています。
LIFE | DIARY | IDEA |
---|---|---|
基本交換不要 | 1年毎に交換 | 使い切ったら交換 |
40ページ | 112ページ | 40ページ |
一生に必要な情報を記録 | 多機能スケジュール帳 | グリッド罫ガイド付きメモ帳 |
⚫︎ ⼈⽣でやりたい100のリスト ⚫︎ ⼈⽣の夢 ⚫︎ 座右の銘 ⚫︎ ⼈⽣設計 ⚫︎ 通年記念⽇ ⚫︎ ⽇本&世界旅⾏地図 ⚫︎ ジブン年表 ⚫︎ 家系図 ⚫︎ 緊急連絡簿 ⚫︎ パスワードヒントリスト ⚫︎ 資産欄 ⚫︎ 病歴 ⚫︎ お気に⼊りの写真 | ⚫︎ 週間バーチカル型スケジュール ⚫︎ ⽉間ブロック型スケジュール ⚫︎ ⽉間プロジェクト ⚫︎ 3年分カレンダー ⚫︎ 年齢早⾒表 ⚫︎ 年間スケジュール ⚫︎ 今年の夢 ⚫︎ お⾦の計画 ⚫︎ ⼀週間の計画 ⚫︎ お気に⼊りの⾔葉 ⚫︎ おすすめリスト ⚫︎ 本 / 映画リスト ⚫︎ もらいものリスト ⚫︎ 約束リスト ⚫︎ ⼈⽣でやりたい100リスト ⚫︎ 鉄道路線図 ⚫︎ 日本地図 ⚫︎ 時差世界地図 ⚫︎ 今年の振り返り | ⚫︎ メモ帳 |
A5/B6スリム | A5/B6スリム | A5/B6スリム |
¥790 | ¥2,900 | ¥725(2冊セット) |
Check | Check | Check |
ジブン⼿帳(DIARY)の特徴
「ジブン手帳(DIARY)」の主な特徴は下記の通りです。
- 万年筆でも裏写りしない「THIN PAPER」
- 機能性の高い3つのダイアリー
- どのページもフラットに開いて書きやすい
- スリムで軽く携帯性が高い
- 純正アクセサリが豊富でカスタム可能
万年筆でも裏うつりしない「THIN PAPER」
ジブン手帳では用途に合わせて2種類の紙を使い分けていますが「DIARY」には「THIN PAPER(52g/㎡)」というコクヨオリジナル用紙が採用されています。
紙自体はかなり薄く軽いのですが、万年筆で描いても滲まず、透けず、裏写りもしない素晴らしい用紙です。
こすっても波打しにくい
裏写りしにくい
トモエリバー並みの軽さ
ちなみに「LIFE」や「ジブン⼿帳 Biz」には、よりインクの乾きが早く長期保存に適した「MIO PAPER」が使われていますが、こちらも万年筆との相性はバッチリです。
機能性の高い4つのダイアリー
「DIARY」は24時間の週間バーチカル(縦型)レイアウトのスケジュール帳ですが、様々な機能性を持たせつつ、初めてでも直感的に使えるよう工夫が凝らされています。
週間バーチカル以外にも月間のプロジェクトを追えるレイアウトや、3年間の長期カレンダーなど、目的に合わせて使い分けられるフォーマットが準備されているので、ビジネスシーンのさまざまな予定をこの1冊で完璧に管理できるのが特徴。
- 週間バーチカル
-
1週間毎の24時間バーチカル(縦型)レイアウト。
平日・土日均等スペースで毎日の記録がしっかり書けて、細かなスケジュール管理や1週間毎に仕事を区切っての管理に最適です。
- 月間ブロック
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翌年3月まで使える1ヶ月毎のブロック型ダイアリー。
1週間以上の長期出張の予定や週を跨く休暇など月単位で俯瞰して見たい場合はこちらを使います。
- ⽉間プロジェクト
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2ヶ月間の予定を俯瞰できるプロジェクトレイアウト。
左にプロジェクトやタスクを記載して、進捗状況は日別に。進行具合が一目瞭然なので体重管理や株価のグラフにも使えます。
- 3年分のカレンダー
-
3年分のカレンダーは1ページに集約されています。
会社の創立記念日やプリセット休暇、夏季・冬季休暇などを記載しておけば先の予定も一目瞭然です。
どのページもフラットに開いて書きやすい
巻頭・巻末までページがフラットに開くので勝手に捲れたりせず、中心付近までしっかりと文字を書くことができます。
もちろん剛性は担保されているので少々ハードに使ってもページが脱落したりすることはありません。
スリムで軽く携帯性が高い
僕は筆記性と携帯性のバランスを重視して「mini / B6サイズ」を使っていますが、3冊合わせても厚さ15mm重さ250gと非常にコンパクトです。
総ページ数200枚の紙を綴ってあることを考えるとかなりかなり薄く軽いですよね。
純正アクセサリが豊富でカスタム可能
ジブン手帳の使い勝手をさらに向上させる純正アクサセリ(JIBUN-TECHO Goods)も多く販売されています。
個人的に便利だと思った商品をいくつか紹介しますので参考にしてください。
僕の「DIARY」の使い方を紹介
ジブン手帳の罫線レイアウトは自由度が高く、人によって様々な使い方が可能です。
活用方法については公式ホームページやガイドブックなどでも紹介されていますが、ここでは企業のオフィスワーカーである僕の使い方について紹介させて頂きます。
使い方のイメージ
以下は実際に僕が使用した週の記入例です。(ちょっと字が汚くて恥ずかしいですが)
複数のカラーペンなどを使い分ければもっと見やすく整理できるとは思いますが、仕事で使う場合は速記性を重視して万年筆1本で記入しています。
ToDoリスト
一番左は「ToDoリスト」としてその週にやることを記入。とりあえず上から順番に記入し、終わったらチェックして潰していきます。
1週間で完了しなかったものは翌週のToDoリストに転記して終わるまで追っていく感じ。
特に期日がある場合は当該日のスケジュールにも記載します。二度手間とも思えますが漏れをなくすダブルチェックの意味であえてそうしています。
ToDoリストに案件が増えてくるとスケジュール調整の必要性が早めに分かる点もポイントです。
勤務形態と準備物
スケジュールの日付の下に「勤務形態」、使わない0〜6時までのスペースに「当日の準備物など」を記入しています。
「勤務形態」では、出社 / テレワーク / 外出の予定に加え、有給休暇やフレックス勤務などの予定がすぐに分かるように。
「準備物欄」では、その日に持参すべき資料や購入品などを記載し、備忘録として活用。日付下は特に目が行く場所なので絶対忘れてはいけない用事を書いておく場合もあります。
スケジュール
ここはそのまま使っていますが、予定の開始時間に加え所要時間を矢印で記入しダブルブッキングを予防しています。(開始時間のみだと終了時間が分からず重複する可能性があるため)
以前はマーカーを使って予定ごとにブロックに囲っていましたが、いちいちペンを使い分けるのが面倒なため今は開始時間と矢印だけで表記するようにしています。
当日のToDoと出来事メモ
スケジュールの下段は当日の「出来事メモ」と「ToDoリスト」に活用しています。
出来事メモは、あくまで「一言メモにとどめ」しっかり文章で残すべきものは別紙の「IDEA」に記入。
ToDo(当日分)は、ToDoリストのうち「特に期日があるものを記載」するルールにしておくと納期遅れ防止にもなります。
その他全コンテンツ一覧
既に紹介したスケジュールレイアウト以外の全コンテンツを一覧で紹介します。
僕自身はスケジュール以外の機能はあまり使わないのですが、すべてを使いこなせばかなりの情報を集約できそうですね。
AGE CHART / MY DREAM(年号表 / 目標リスト)
MONEY PLAN(月間収支表)
JAPAN MAP(行った/行きたい場所リスト)
WEEKLY PLAN(時間割表)
100 WISHES LIST(やりたいことリスト)
FAVORITE PHRASES(いい言葉リスト)
RECOMMENDATION LIST(人に勧められたことリスト)
BOOK LIST(読んだ/読みたい本リスト)
MOVIE LIST(観たい/観た映画リスト)
GIFTS RECEIVED / GIFTS GIVEN(プレゼントリスト)
PROMISE LIST(約束リスト)
LOOKING BACK ON 20XX(一年間の出来事リスト)
ROUTE MAP(路線図)
路線図は画像の東京以外にも、大阪、京都、名古屋、仙台、神戸、福岡、札幌、横浜が掲載されています。
WORLD TIME DIFFERENCES(時差一覧表)
PERSONAL DATA(個人情報・連絡先リスト)
新しい「DAYs」と「Lite」も便利
2020年版から追加されたDAYs / Liteも気になるプロダクトです。それぞれの手帳の特徴を簡単にまとめてみましたので気になる人はチェックしてみてください。
僕は結局いつものDIARYにしましたが、薄くなったLiteと結構迷いました。基本ベースは変わらないので気分で変えてみてもいいかも知れませんね!
DAYs / DAYs mini
1日のスケジュールや出来事を1ページにしっかり記載したいなら、デイリータイプのDAYsがおすすめです。
2冊で1年分の分冊タイプ
半年ごとに分冊されているので厚さや重さも半分。半年分となる1冊の厚みが、通常のジブン手帳DIARYとほぼ同じなので、さらに軽快に持ち歩くことができます。
24時間軸を中央に配置
ページの中心に時間軸が配置されることで、仕事と家族の予定や、ToDoリストとライフログなどを左右に書き分けて管理が可能。シンプルな罫線レイアウトでカスタマイズ性も抜群です。
DAYs / DAYs mini だけの専用レイアウト
Lite / Lite mini
ジブン手帳DIARYほどの多様なページは不要という人には、より項目を絞ったミニマルなLiteもおすすめ。
基本ベースはDIARYを踏襲しつつもページ数が少く(112枚→96枚)、単純に薄く軽量なのも魅力。
手触りの良い表紙
Liteの表紙は手触りの良いポリウレタン製。派手過ぎず、それでいて個性的なカラーラインナップは日常使用でも気分を上げてくれそうです。
シンプルで落ち着いたデザイン
基本的な24時間軸の罫線レイアウトは同じながら、落ち着いたデザインで実にシンプル。ジブン手帳Bizほどのクールさはいらないけど、POPなのもイヤという人にはぴったりかも。
まとめ
「コクヨ ジブン手帳」について色々と紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
ステーショナリー好きの僕はいつも人の使ってる手帳が気になるのですが、ベテラン社員の方でも会社支給の手帳だったり、メモ帳だったり意外に頓着のない方が多い印象です。
特に業務に使う手帳は意外と他人の目にとまるものですし、「手帳術」というくらい使い方によって仕事の効率もかなり変わってくるので、是非こだわって選んで欲しいです。
気に入ったステーショナリーを使うと仕事への意欲も上がるしね!
ちなみにリフィルのみでも販売されていますので、買い替えならこれが一番お得。(僕も毎年リフィルのみ購入しています)
この記事が自分にぴったりの手帳探しのお役にたてれば幸いです。
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