まだまだ暑さの続く8月、我が家も24時間エアコンが消せない生活を送っています
物価の高騰で電気代の値上がりも気になりますが、健康管理の意味でも暑さを我慢しての生活は難しいですよね。
そんな感じでエアコンの電気代などについて何気なく調べていたのですが、僕が2年前に購入したアイリスオーヤマのエアコン「airwill(エアウィル)」が意外にも「冷えない」「壊れやすい」「うるさい」などと言った評価目についたので、本当のところはどうなのか実際に2年間使用してきた僕の感想と評価をまとめてみたいと思います。
最新のラインナップや価格なども紹介していくので、同商品が気になっている方は是非最後までお読みいただき検討材料にして頂ければ幸いです。
- とにかくコスパがいい
- 必要な機能からモデルを選べる
- オンラインで注文から工事まで完結する手軽さ
- 運転音が少し大きい
- エアコンメーカーとしての歴史の浅さ
アイリスオーヤマ製エアコン って実際どうなの?
アイリスオーヤマのエアコン参入は2017年からでまだ歴史が浅く、信頼性という意味では正直これからと言った感じです。
ただその分価格は同クラスの他メーカー品と比較して2〜3割程は安く性能差はさほどない(スペックを見る限りでは)ので、信頼性と価格を天秤にかける価値は充分にあると考えます。
- 平日しか使わない部屋で使用頻度が低い
- 故障してもリビングのエアコンで賄える
- スマホ連動等の機能はほぼ使わない
- 格安で5年の延長保証に加入出来た
実際2年前に「IRA-2204R」を購入した際も、上記を理由に信頼性より価格を優先して選びましたが、現在もトラブルなどなく普通に使えているので結果的にとても良い買い物でした。
実際使ってみて不安は払拭したので、他の部屋でエアコン交換する場合にも充分検討候補になると思っています。
\ 6畳モデルなら更にお買い得(工事費別途) /
アイリスオーヤマ製エアコン モデル比較
アイリスオーヤマのルームエアコンは主に3モデル展開(2023年8月現在)となっているので、それぞれの特徴とスペックを比較してみます。
スタンダード (IHF-2207G) | 自動清掃機能付 (IAF-2207M) | 空気清浄機付 (IAF-2205GF) | スマホ操作対応 (IRA-2804W) | |
発売年 | 2023年 | 2023年 | 2021年 | |
対応畳数 | 6/8/10/12/14/18畳 | 6/10/14/18/20畳 | 6/12/14畳 | 10畳 |
室温表示機能 | ◯ | ◯ | ◯ | – |
上下左右ルーパー | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
内部自動洗浄 | ◯ | ◯ | – | ◯ |
フィルター自動清掃 | – | ◯ | – | – |
音声操作 | – | ◯ | – | ◯ |
スマホ連動 | – | ◯ | ◯ | |
人感センサー | – | – | ◯ | |
空気清浄機能 | – | – | ◯ | – |
定格能力 | 冷房:2.2kW 暖房:2.5kW | 冷房:2.2kW 暖房:2.5kW | 冷房:2.2kW 暖房:2.5kW | 冷房:2.8kW 暖房:3.6kW |
定格消費電力 | 冷房:490W 暖房:560W | 冷房:490W 暖房:560W | 冷房:460W 暖房:520W | 冷房:710W 暖房:865W |
面積の目安 | 冷房:6畳 〜 9畳 暖房:6畳 〜 7畳 | 冷房:6畳 〜 9畳 暖房:6畳 〜 7畳 | 冷房:6畳 〜 9畳 暖房:6畳 〜 7畳 | 冷房:8畳 〜 12畳 暖房:8畳 〜 10畳 |
室内機サイズ | 77 x 23 x 29 cm (9kg) | 78 x 32 x 30 cm (12.5kg) | 80 x 35 x 30 cm (13kg) | 80 x 23 x 25 cm (9.5kg) |
室外機サイズ | 73 x 29 x 55 cm (26kg) | 73 x 29 x 55 cm (26kg) | 75 x 30 x 56 cm (30kg) | 78 x 29 x 55 cm (29.5kg) |
運転音 | 室内機:61dB 室外機:59dB | 室内機:61dB 室外機:59dB | 室内機:65dB (静かモード34dB) 室外機:60dB | 室内機:58dB 室外機:58dB |
期間消費電力※1 | 764kWh | 764kWh | 716kWh | 913kWh |
年間目安電気料金※2 | 約20,628円 | 約20,628円 | 約19,332円 | 約24,651円 |
本体価格※3 | 39,980円 | 115,892円 | 47,780円 | 59,980円 |
Check | Check | Check | Check |
※2 期間消費電力に新電力料金目安単価27円/kWhを乗算
※3 2023年8月19日現在のAmazon価格
工事費や別途費用について
エアコンの設置には別途工事が必要ですが、ECサイトでは商品単体販売以外にも工事費込みの商品も選べる場合が多く、一般的にはそちらを購入する方がメリットが多いです。
- 別途頼むより費用が安い場合が多い
- トラブル時の責任の押し付け合いの予防
実際、購入者の口コミを見てもエアコン設置工事の際のトラブルは意外と多いようで、販売店と工事業者それぞれ対応するのを避けるためにも出来るだけ購入店で工事も依頼してしまいましょう!
ちなみにエアコン工事費ですが、凡そ以下の価格の目安と言えそうです。(当ブログ調べ)
基本設置工事費 | 15,000円 〜 20,000円 | |
室内配管カバー(任意&部品代込み) | 8,000円 〜 10,000円 | |
室外配管カバー(任意&部品代込み) | 8,000円 〜 13,000円 | |
旧機器との入れ替えの場合 | 取り外し工事費 | 5,000円 〜 8,000円 |
回収&リサイクル費用 | 10,000円 〜 |
屋内配管カバーは見栄え的な意味合いが強いですが、屋外用配管カバーは紫外線と風雨による劣化を抑える意味でも付けておくほうがいいと思います。
アイリスオーヤマ製エアコン メリット
アイリスオーヤマのエアコンを選ぶ際のメリットとして個人的に感じたのは以下の3点。
- とにかくコスパがいい
- 必要な機能からモデルを選べる
- オンラインで工事まで完結する手軽さ
とにかくコスパがいい
冒頭でも触れた通り、アイリスオーヤマのエアコンは同クラスの他メーカー品と比較して2〜3割程安く、とにかくコスパの高さが魅力です。
以下に各メーカーの2023年度ベーシックラインからワンルームで選ばれることが多い6-9畳モデルを比較してみたのでご参考まで。
品番 | IHF-2207G | CS-J223D | RAS-D22N | AY-R22N |
---|---|---|---|---|
外観 | ||||
メーカー | IRIS OHYAMA | Panasonic | HITACHI | SHARP |
発売年 | 2023年 | 2023年 | 2023年 | 2023年 |
畳数 | 6-9畳 | 6-9畳 | 6-9畳 | 6-9畳 |
室温表示機能 | ◯ | – | – | – |
上下左右ルーパー | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
内部自動洗浄 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
音声操作 | – | – | – | – |
スマホ連動 | – | ◯ | – | – |
人感センサー | – | – | – | – |
空気清浄機能 | – | ナノイーX | – | 7000 | プラズマクラスター
自動故障点検 | – | – | ◯ | – |
定格能力 | 冷房:2.2kW 暖房:2.5kW | 冷房:2.2kW 暖房:2.2kW | 冷房:2.2kW 暖房:2.2kW | 冷房:2.2kW 暖房:2.2kW |
定格消費電力 | 冷房:490W 暖房:560W | 冷房:635W 暖房:470W | 冷房:635W 暖房:470W | 冷房:590W 暖房:470W |
面積の目安 | 暖房:6畳 〜 7畳 | 冷房:6畳 〜 9畳冷房:6畳 〜 9畳 暖房:5畳 〜 6畳 | 冷房:6畳 〜 9畳 暖房:5畳 〜 6畳 | 冷房:6畳 〜 9畳 暖房:5畳 〜 6畳 |
室内機サイズ | 77 x 23 x 29 cm (9kg) | 78 x 24 x 29 cm (8kg) | 78 x 22 x 28 cm (7.5kg) | 77 x 23 x 28 cm (8kg) |
室外機サイズ | 73 x 29 x 55 cm (26kg) | 68 x 24 x 54 cm (18kg) | 72 x 33 x 53 cm (19.5kg) | 73 x 27 x 55 cm (22kg) |
運転音 | 室内機:61dB 室外機:59dB | 室内機:59dB 室外機:57dB | 室内機:62dB 室外機:57dB | 室内機:59dB 室外機:59dB |
期間消費電力※1 | 764kWh | 717kWh | 717kWh | 717kWh |
年間目安電気料金※2 | 約20,628円 | 約19,359円 | 約19,359円 | 約19,359円 |
本体価格※3 | 39,980円 | 64,869円 | 69,800円 | 46,360円 |
Check | Check | Check | Check |
※2 期間消費電力に新電力料金目安単価27円/kWhを乗算
※3 2023年8月19日現在のAmazon価格
基本的な性能では各社ほぼ差が無い中で この価格差は大きく感じますね。
\ 外出時にはこちらもおすすめ! /
必要な機能からモデルを選べる
他メーカーのラインナップは基本的に上位モデルほど機能も多く下位モデルになるにつれ機能が削られていく感じですが、アイリスオーヤマのラインナップは機能によってモデルを選べるようになっています。(最上位機種は全部のせではない)
例えば、フィルター自動清掃機能付きであれば「Mシリーズ」、音声操作機能付きであれば「GVシリーズ」など。
使わない機能にお金を払うのは勿体無いので、無駄なく自分に最適なモデルを選択できるのは◎。
オンラインで工事まで完結する手軽さ
もちろん他のメーカー商品もオンラインで購入できるのですが、アイリスオーヤマはオンライン販売に力を入れているため、ECサイトでの数多く販売実績があり購入から工事完了までがスムーズな点もポイント。
安価な分、数多く捌ける(=在庫が多い)ので欠品しにくかったり、リアル店舗と違い地域毎に複数の工事業者を抱えているため工事日程の調整がしやすいです。(時期にもよると思うけど、うちでは購入から5日で設置まで完了しました)
反面、設置工事の品質を気にする声もあるようですが、工事込みで購入すればメーカーおよびECサイトで最後まで責任を持って貰えるのでそれほど心配する必要はないかなと思います。
アイリスオーヤマ製エアコン デメリット
実際に2年間使ってみた経験からも特にデメリットは感じないのですが、少し気になる点として2つほど紹介します。
- 運転音が少し大きい
- エアコンメーカーとしての歴史の浅さ
運転音が少し大きい
これは僕の使っているモデルが6〜9畳用で出力の問題かも知れませんが、隣室のシャープ製エアコンと比較して特に始動時の運転音は明らかに大きいです。
メーカーの仕様では冷房時で61dBとのことなので「走行中の自動車内、普通の会話、デパート店内※」に該当し、環境によってはちょっと気になるレベルかも知れません。(とは言え他メーカーのエアコンも59dBとかだけど)
当然、設定気温になれば風量も落ち着き静かになるので、ずっとうるさい訳でなありませんが少しでも静かな方がいいという場合は他の選択肢があるかも知れません。
エアコンメーカーとしての歴史の浅さ
これは直接的なデメリットではありませんが、アイリスオーヤマはエアコン参入からまだ6年目と歴史が浅く、一般的なエアコンの寿命と言われる10年を経過していないため、耐久性やトラブルについてはまだ未知数という不安はあります。
ただ、アイリスオーヤマのエアコンは自社生産ではなく、歴史ある東芝(の関連会社)のOEM品といわれているので商品の品質自体には問題ないと思います。(東芝製が不安ということでなければ・・・)
どちらかというと「トラブルが起きた時の対応」の方に不安が残ると言えるかも知れません。
まだ発生してないトラブルを気にしても仕方がないですが、「修理依頼をしたらシャープの修理スタッフが来た」なんて話もあるようなので、その点は理解した上で購入した方が良さそうですね。
冷えない?壊れやすい?という評判について
アイリスオーヤマのエアコンについて調べると「冷えない」「壊れやすい」などのワードの口コミがいくつか出てきますので、この点について僕なりの見解を少しだけ書いてみます。
冷えない要因は?
これについては我が家では普段から寒いくらいよく冷えますし、対応畳数以内であればエアコンの構造的にもガス漏れやコンプレッサーの故障でもない限り他の機器との差はないはず。
考えられるとしたら清掃不足によるフィルターの詰まりか、エアコンの設置場所(天井や壁からの距離不足)ですが、これもアイリスオーヤマの機器に限ったことではないので、たまたま使用者にそういう人が多かった、とかかな?
いずれにしても構造上の問題ではなく、何からの要因による個別の事由だと思いますので、まずは以下のお客様サポートへ問い合わせしてみるのが良さそうです。
壊れやすいという評価は?
これは個人的には前述の歴史の浅さからくる印象によるものだと感じます。
実際、我が家でも設置直後にエアコン本体からの水垂れが発生してイヤな思いをした経験はあるのですが、これは設置業者によるドレンパンの設置ミスが原因で、修正頂いてからは何ら問題なく2年が経過してます。
ただそれも問い合わせをして初めて分かった要因であり、購入直後だと「新品なのにいきなり水が漏れた!」と不信感を抱くのは理解できます・・・
またポコポコという異音についてのコメントもありましたが、マンション高層階での外気圧との差で起きる排水の逆流音の可能性が高く、少し窓を開けて気温差を減らしたり逆止弁を取り付けるなどで解決しそうな気がします。
改めて然るべきメーカーのOEM品である以上、アイリスオーヤマの機器特有の問題ではない場合がほどんどだと思いますので、個人的には現時点でそれほど心配する必要はないかなと思います。(これから10年の寿命に近づいてきてからは分かりませんが)
まとめ
さて、この記事ではアイリスオーヤマ製エアコン「airwill(エアウィル)」について、実際に2年間使用してきた僕の感想と評価をまとめてみました。
今回は最もコスパに優れたスタンダードモデルを中心に書いてきましたが、もちろんリビングで使う20畳クラスのフラッグシップ機においてもコンセプトは同様で他メーカーより2〜3割は安い価格設定になっています。
この辺りのクラスになると各社の特色が明確になるので、また違った視点での評価になると思いますが、いずれにしても価格的なメリットは大きいと思います。
改めて機器自体の問題で「冷えない」とは「壊れやすい」とかは無いはずなので、古いエアコンの電気代を安く抑える意味でも、もし入れ替えを考えているならアイリスオーヤマ製エアコンを検討してみてはいかがでしょうか。
それでは!
コメント