こんにちは、カナちひ(@kana_chihi)です。
数ある家事の中でも苦手な人が多いというアイロンがけ。
かくいう僕も、準備と片付けの手間やボタンまわりや袖口など細かい部分の仕上げの難しさからどうしても苦手意識があるんですが、今回そんなアイロンがけに対するマイナスイメージを払拭してくれるかも知れないアイテムを紹介します。
それがこちらの『Morus V6』。

いわゆる「衣類用のスチーマー」なんですが、これ本当によく出来ていて忙しい朝でもものの数分で誰でも綺麗なシワ伸ばしが可能なんです。
この記事ではMorus V6の特徴と使用感、気になった点など本音でレビューしていきます。
Morus V6 の概要

Morus V6は昨年2024年秋にクラウドファンディングサイト「Makuake」で実施された先行販売で同カテゴリー歴代No.1の1億円を達成し、大きな話題となった吸着式衣類スチーマー。
実際に使ってみると、なるほどハンガーに吊るした状態でも片手で簡単にアイロンがけが出来てとても便利です。

押し付けてシワを伸ばす従来のアイロンに対し、掃除機のように吸い込みながら作業できるので場所も取らず準備も簡単ですし、何よりうっかり折りジワを付けてしまうことがなく、細かい部分も綺麗に仕上がります。
- ハンガーに吊るしたまま密着させて使える
- 衣類を引っ張る必要がないので火傷の心配が少ない
- ダニやホコリを吸い取り、脱臭・除菌も可能
- アイロン台や当て布などの準備が不要
- 短時間で作業できる
仕様とスペック
サイズや重量、連続使用時間は以下の通りとなっています。
モデル名 | Morus V6 |
---|---|
外観 | ![]() |
カラー | ダークグレー / ホワイト |
消費電力 | 900W |
立ち上がり時間 | 約20秒 |
給水量 | 170ml |
スチーム噴出時間 | 連続約10分 |
スチーム量 | 最大約20g/分 |
コードの長さ | 2.4m |
サイズ | W109 × D174 × H241 mm |
重量 | 959g |
スチームの噴出可能時間がやや短い気もしますが、薄手のシャツなら6〜8枚はかけれるので日常使いであれば途中で給水を挟む必要は無いと思います。
外観とデザイン
Morus V6は片手で扱えるようヘアドライヤーのような形状をしています。
今回僕はダークグレーのモデルを選びましたが、スタイリッシュな見た目とマッチしてなかなかカッコいいですよね。



楕円形のヒートプレートにはスチームの噴出口と、吸引用のスリットがレイアウトされています。

吸い込んだゴミや埃は、こちらに溜まる仕組み。

使用後は付属のブラシでフィルターをサッと清掃するだけでOK。集塵パックのようなものがないので、ランニングコストもかかりません。

排気は手前のスリットから上方向に抜ける仕組みになっています。フィルターを通して廃棄されるため埃を巻き上げる心配もなし。

持ち手側には「テールライト」と言われるインジケーターが準備されていて、表示されるカラーで動作状況の確認ができます。



インジケーターの下には吸引力を調整するスイッチ。

反対側にはスチームの出力調整ボタンを配置。押し込む深さで噴射の出力を調節できます。

グリップの下には水を入れるタンクが付いています。水平方向に捻ることで脱着できる構造。


ケーブルは脱着できない仕様で、コードレスには対応していません。

その他、パッケージや付属品は以下の通り。


- Morus V6 本体
- アクリルスタンド
- 給水用ロート
- メンテナンス用ブラシ
- 取扱説明書
使い方やメンテナンス方法
使い方や片付け方も簡単に紹介しておきます。
付属のロートを使い水タンクに給水

「Morus V6」をコンセントに繋ぐ

背面のライトがオレンジから白に変われば準備完了です


スイッチで吸引力を調整

スチームの噴出量を調整しながらアイロンをかける

Morus V6 の使用感

ここからは僕が実際にMorus V6を買ってみた感想と特徴的な部分について紹介します。
アイロンの労力が大幅に軽減
ハンガーにかけたままで使えるMorus V6は、一般的なアイロンと比べて手軽さは圧倒的。
まず、アイロンやアイロン台などの準備がいらないだけで心理的なハードルが下がりますし、作業自体も衣類を上から下に撫でるだけで終わるので、テレビを見ながらでも簡単に作業できます。

何より吸引式っていうのが良いんですよね。手で引っ張らなくても綺麗にシワ伸ばしができるのはかなり楽ちん。
逆に折り目を付けることができないのでカッターシャツなどをパリッと仕上げるのには不向きですが、布が2枚重なる袖などでやってしまいがちな重ねシワの心配もありません。

とにかく手軽なので、洗濯ジワの解消やお出かけ前にジャケットなど整えたいなんて時には本当に最高だと思います。
衣類以外の消臭・除菌にも大活躍
吸引機能は衣類を吸い寄せるだけでなく、ちょっとしたホコリやゴミを吸い取ることもできます。
ソファなど普段掃除がしにくい場所でも、熱と蒸気でダニなどを退治しつつ死骸も吸引してくれるのでとても衛生的。

クッションやぬいぐるみなど丸洗いできないモノでも、手軽にケアできるのは本当に助かります。


ペットや小さい子供のいる家庭には必需品かも!
デリケート素材にも使える
カシミヤやシルクのように強い熱で風合いが損なわれるようなデリケートな素材も、吸引機能をオフにすれば普通のスチーマーのようにシワ伸ばしができます。


公式サイトには「熱を80km/hで素早く吸収する急速クールダウン効果」とあり、シルクやウール製品にも使えるようですが、気になる人は念のためヒートプレートを直接当てるのは避けた方がいいかも知れませんね。


急な外出時に大助かり
Morus V6の立ち上がりはわずか20秒と早く、アイロン台などの準備もいらないので急に出かける用事ができた時も助かります。


「最速3分」とのふれ込み通りアイロンをかけるよりは遥かに短時間で仕上げられるので、前もっての準備が苦手な人にもぴったりだと思います。
見た目もお洒落なのでそのままリビングなどに置いておけるのも良いですよね。
ライトの色で状態確認が可能
「予熱中」や「吸引モード」の確認はインジケーターの色で確認できます。


- オレンジ(点滅):予熱中
- 白:予熱完了
- 青緑:吸引機能オフ
- 青紫:通常吸引モード
- 赤紫:強力吸引モード
- 緑:クリーニング中
- 緑(点滅):水換え中
- 赤(点滅):エラー表示
吸引モードについては、一般的なアイロンのようなダイヤルやレベル表示ではなく、カラーで覚える必要があるのは少し大変な気もしますが、音の大きさが明らかに違うので運用上の問題はないと思います。
Morus V6 の気になったところ


使いたい時にすぐに使えて本当に便利なMorus V6ですが、細かい部分ではいくつか気になった点もあったので紹介します。
片手で扱うにはやや重い
ひとつめは約1kgという重さ。これ、実際に使っていると結構腕が疲れます。


当然作業中は何度も上下に動かすことになるんですが、やっていることは1kgのダンベル運動とほぼ一緒…
まあ、成人男性であれば重くて使えないということはないと思いますが、女性だとちょっとつらいと感じることがあるかも知れません。
コードレスには非対応
ここも使ってみて改めて思ったのですが、コードレスではないのでどうしてもケーブルが邪魔になります。


せっかく除菌・消臭ができるし寝室や子供の部屋でも使いたいのですが、移動する都度コンセントに差したり、どこかに引っかかったりするのはちょっと煩わしく感じます。


とはいえ「じゃあコードレスにするよ」と言われても、今度はバッテリー分だけ重さが増して使いにくくなると思うので悩ましいところですよね。
せめて脱着式のケーブルだと片付けの際に嵩張らず良かった気がします。


アクリルスタンドが使いにくい
見た目にはおしゃれなアクリルスタンドですが、2枚の板を組み合わせただけの簡素な作りで、動かすとすぐに外れます。


それでも決まった場所で使うなら問題ないんですが、スタンドと一緒にMorus V6を移動しようとすると、外れて落としてしまうこともしばしば。
専用ケースとは言わないまでも、もう少しホールド感や移動しやすい構造だと保管にも便利でQOLも上がる気がしました。
水まわりの処理が面倒
Morus V6はとても手軽につかえて利用頻度が高いからこそ、どうしても気になるんですが水の補給にロートを使うのってどうなんでしょう。
置き場所にも困る(見栄え的に)し、これを失くすと給水が困難になるのも結構つらいです。





逆に水も抜きにくいし、なぜこんな仕様に…
もう少し注ぎ口を大きくするとか、せめてロートを本体に内蔵できるようにするとかもう少し対策はあった気がします。
そこが面倒でつい水を入れっぱなしにしてしまうのですが、それはそれで臭いやカルキの付着など別の問題が起きそうなんですよね。


もし次世代機が出るのであれば、ぜひ改善して欲しいポイントです。
まとめ


というわけで今回はピタッと衣類に吸着しながら片手で簡単にアイロンがけができる「Morus V6」をレビューしました。
コードレスでは使えない点や給水方法など気になる点も確かにありますが、必要な時にすぐに使える手軽さとスチームアイロンとは思えない仕上がりは、さすがMakuakeのアイロン部門歴代No.1製品といったところ。
僕自身、Morus V6のおかげでアイロンに対する苦手意識をかなり克服できたので、同じような悩みを感じている人はぜひ試してみてください。
以上、カナちひ(@kana_chihi)でした。
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