こんにちは、カナちひ(@kana_chihi)です。
海外旅行の際に一番気をつけたいトラブルと言えば「パスポートの紛失」。
もし紛失ということになれば、現地警察への届け出や大使館での渡航書の発行、パスポートの再申請など大変な時間と労力がかかるし、最悪の場合悪用され、犯罪に巻き込まれる可能性もゼロではありません。
今回紹介するのはそんなリスクを最小限にしてくれるSatechiの新商品パスポートケース『Vegan Leather Passport Cover with Find My』。
一見普通のパスポートケースのようですが、Appleの端末追跡システム「探す」に対応し、iPhoneで位置を特定したり、近くにあれば音を鳴らして場所を知らせるといったトラッカー機能を搭載した、万が一の際に頼れるアイテムです。
この記事ではそんな「Vegan-Leather Passport Cover with Find My」の特徴や使用感、気になったポイントなど分かりやすくレビューしていきます。
Satechi Vegan-Leather Passport Cover with Find Myの概要
先日2024年9月6日にSatechiから新たに発売された「Vegan-Leather Passport Cover with Find My」は、Appleの「探す」に対応することで、離れた場所からも位置情報を特定できる最新のパスポートケース。
搭乗券やカード4枚を収納できるポケットも用意されているので、これひとつで滞在中のウォレットとしての活用も可能です。
仕様とスペック
モデル名称 | ST-VPCK |
---|---|
商品画像 | |
カラー | ブラック |
ケース素材 | ヴィーガンレザー |
バッテリー持続期間 | 最大5ヶ月間 (3ヶ月毎の充電を推奨) |
接続方法 | Bluetooth 5.2 |
アラート音量 | 80-90dB |
スキミング対策機能 | RFID保護 |
ワイヤレス充電規格 | Qi / Qi2 / MagSafe(2.5W) |
サイズ | 14.3 x 10.6 x 1.7 cm |
重量 | 104 g |
同梱品 | パスポートケース本体、ユーザーマニュアル |
実勢価格 | ¥10,040 |
Check |
Appleの「探す」は仕組み上、端末からBluetoothビーコンを送信する必要があるのですが、バッテリーを内蔵した「Vegan-Leather Passport Cover with Find My」は最大5ヶ月もの長期間利用が可能となっています。
もちろん再充電することで繰り返し使うことができるので、長期間の滞在や頻繁に海外に渡航する人でも安心して使用することが可能です。
サイズ感はパスポートに対して多少余裕がある程度。小さなバッグにもすっぽり収まるので、持ち歩く際に邪魔に感じることはほぼないはず。
Apple製品との親和性を意識したSatechi製品だけあって、見た目の美しさも魅力のひとつ。
さっそく現物をチェックしていきます。
パッケージと外観
まずは商品のパッケージから。Satechiの商品ってパッケージの雰囲気から、すぐに「サテチ」って分かるくらい一貫性がありますよね。
開封してみると普段は見慣れない紙の包装が。どこかアパレル商品っぽい印象で、商品特性に合わせたSatechiらしい気配りを感じます。
こちらが「Vegan-Leather Passport Cover with Find My」本体。
本革より柔らかく、それでいて高級感のある佇まいは、いかにも高品質のヴィーガンレザーといった印象です。
内側には4枚のカードが入るポケットとチケットホルダー、中心部分には目立たないように電源ボタンが配置されています。
パスポートは右側のポケットに裏表紙を差し込む形でセットします。
カード4枚とパスポートを収納するとこんな感じ。
カードポケットの裏がチケットホルダーになっているので、搭乗券など必要な時にすぐ取り出せるのは便利ですよね。
このパスポートケースが電子機器であることを示す唯一の証拠が、この電源ボタン。
ペアリングやリセットの際にも使うのですが、しっかり押し感があるので、誤操作することはなさそうです。
続いてAppleデバイスの「探す」への登録方法について解説します。
iPhoneでのペアリング方法
今回はiPhoneでペアリングしていきますが、情報はiCloudで共有されるため、位置情報はiPadやMacからも確認可能です。
電源ボタンを一回押す(ビープ音が鳴り、LEDインジケーターが白く光る)。
iPhoneの「探す」アプリを開き、下記の手順で「Vegan-Leather Passport Cover with Find My」を追加。
上記はすでに「探す」を使っている場合の手順なので、もしこの機能を初めて使うという人は下記Appleサポートを参考に初期設定をしておきましょう。
充電はMagSafeで
「Vegan-Leather Passport Cover with Find My」は、MagSafeやQi規格に対応したワイヤレス充電器でのみ充電可能です。
充電中を示すオレンジのLEDが緑に変わったら充電完了です。
ちなみにMagSafe用の充電ケーブルは付属していないので、別途準備が必要です。
もし新たに購入する場合はマグネット吸着が可能な「MagSafe」か「Qi2」、いずれかの規格品を選びましょう。
Satechi Vegan-Leather Passport Cover with Find Myの特徴
ここからは僕が実際に使ってみた感想も含め商品の特徴を紹介します。
置き忘れや盗難による紛失リスクを軽減
位置情報の確認以外にも、「探す」を活用することで置き忘れや盗難時にいち早く気付くための対策が可能です。
例えば「手元から離れたときに通知」をオンにしておけば、一定の距離(約400m)が離れると自動的にiPhoneに通知が届くため、置き忘れに気付かないままその場所を離れてしまう危険性がなくなります。
またBluetoothでiPhoneと直接通信できる範囲であれば、パスケースから音を鳴らして場所を知らせることも可能。
\ 【音量注意】サウンド再生時の音 /
防犯ブザーほどではありませんが、最大90dBの音を鳴らすことができるので、状況によっては犯行を思い止まらせることも出来るかもしれません。
RFID保護によるスキミング防止
「Vegan-Leather Passport Cover with Find My」には「RFID(Radio Frequency Identification)保護」というICカードデータのスキミング※を防止する機能が搭載されています。
非接触でデータを抜き取るスキマー(スキミングに使用する端末)にはタバコ程度の大きさのモノもあるようなので、バッグ越しに情報を盗まれないためにも保護機能のあるカバーで対策しておきたいところです。
旅行中にイヤな思いをしない為にも、備えられるものは備えておくのが吉。
高級感のあるデザインと高い品質
合皮と聞くと安っぽいイメージですが、「Vegan-Leather Passport Cover with Find My」に使われるヴィーガンレザーはとても高品質で高級感を感じます。
本革と比べて、キズや水濡れに強く長期間劣化しにくいというメリットも。
縫製もとても丁寧で、さすがモノづくりのSatechi品質と言わざるを得ません。
贔屓目無しに、単なるパスポートケースとしてだけでも価格なりの価値は充分にあると思います。
Satechi Vegan-Leather Passport Cover with Find Myの気になったところ
プロダクトとしての必需性が高く、品質的にも満足できる「Vegan-Leather Passport Cover with Find My」ですが、少し気になった点もあるので紹介しておきます。
Androidには非対応
設計上、仕方ない部分ではあるのですが、このプロダクトはあくまでAppleの「探す」アプリとの連携が必須のため、Androidでは動作しません。
正確には、事前にiPhoneやiPadとペアリングしておけば、ブラウザ上のiCloudから位置情報の検索はできるのですが、そもそもiOSやmacOSのデバイスを所有していないと登録すらできませんし、緊急時にすぐ使えないのでは有用性も損なわれます。
Androidにも「デバイスを探す」という機能がありますが、そちらには対応していない点には注意が必要です。
カラー展開はブラックのみ
もうひとつの残念だったのがカラー展開がブラックだけというところ。
確かに上品でシックなブラックは男女共に使いやすいカラーではあるのですが、もう少し色の選択肢があれば個性が出せて良かった気がします。
実用的にも、家族旅行の際にどれが誰のパスポートかすぐに分かるといったメリットもあると思うので、今後のカラー展開に期待したいところです。
まとめ
今回は海外旅行時のパスポート紛失対策に効果的なパスポートケース『Vegan Leather Passport Cover with Find My』をレビューしました。
Appleの「探す」に対応することにより置き忘れ対策や離れた場所からの捜索、スキミング防止機能までカバーしたこのパスポートケースは、海外旅行を安心して楽しむためのマストアイテムといっても過言ではないと思います。
僕も海外に行く時はこのケースでパスポートを持ち歩くことにします!
単にパスケースとしても、高品質で使いやすいサイズ感に仕上がっていると思うので、気になっている人は是非チェックしてみてください。
以上、カナちひ(@kana_chihi)でした。
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