こんにちは、カナちひ(@kana_chihi)です。
今年の梅雨、いつの間にか通り過ぎていた気がしませんか?
気づけばずっと夏。しかも、例年以上に“暑さのパンチ力”が強い気がするのは僕だけじゃないはずです。
そんな中で、手放せなくなっているのがハンディファン。電車移動中でも、ちょっとした木陰でも、手軽に涼をとれる夏の必需品です。
この夏、僕がヘビロテしているのが、今回紹介する『RANVOO ハンディファン FS2』。

じつはこれ、以前にレビューした「RANVOO AICE LITE プラス」を提供いただいた際に、メーカーさんから“おまけ”で頂いたものなんですが──
実際に使ってみると、全然おまけなんてレベルじゃない!
驚くほどコンパクトなのに、想像を超える風量で、今では妻用にもう一台買い足したほど。気づけばママ友の間でも「なにそれ!?」とプチブームになっているみたいです。
ということで今回は、RANVOO ハンディファン FS2の特徴や実際の使い勝手、メリット・デメリットまでをしっかりレビューしていきます。
「この夏、どのハンディファンを選べばいいの?」と迷っている方の参考になれば嬉しいです!

RANVOO ハンディファン FS2|商品概要

RANVOO FS2 のすごいところ
RANVOO ハンディファン FS2は、手のひらサイズなのに風速最大10m/sという驚きのスペックを備えた業界最小級のハンディファン。
しかも風量はなんと100段階でスライド調整でき、静かにそよ風を送りたいときから、汗を一気に吹き飛ばしたいときまで、シーンに合わせてちょうどいい風を選べます。
特に目を引くのが、風量とバッテリー残量がリアルタイムで表示されるLEDディスプレイ。小型扇風機ではあまり見かけない機能ですが、「今あとどれくらい使えるか」が一目でわかるのは、外出先ではかなり安心感がありますよね。

ペルチェ素子は搭載されていませんが、20,000回転のブラシレスモーターや、節電制御の工夫、LED表示の実装など、単なる「小さいだけのファン」とは一線を画す作り。

正直ハンディファンってどれも似たり寄ったりって思ってたんですが、今回はいい意味で裏切られました。
基本スペック
RANVOO(ランボー)といえば、TV番組やSNSで”首にかけるエアコン”として話題になったネッククーラー「AICE(アイス)」シリーズが有名ですが、RANVOO FS2は、そうした“冷却技術の知見”を背景に設計されたハンディファンで、機能性や使い勝手もきっちり突き詰められている印象。
RANVOO ハンディファン FS2 | |
---|---|
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カラー | アイスブルー / スノーホワイト / スペースブラック / ミントグリーン |
サイズ | 高さ124 × 奥行き40 × 幅47 mm |
重量 | 約112g |
風速 | 最大10m/s(最大20,000RPM) |
風量調整 | 無段階(100段階) |
表示機能 | LEDディスプレイ(風量・バッテリー残量) |
バッテリー | 非公開(実測:約2〜4時間使用可) |
充電方式 | USB-C(急速充電対応、約2時間でフル充電) |
モーター | ドイツ製ブラシレスモーター |
保証期間 | 1年間のメーカー保証付き |
Check |
音性・回転数・充電スピード・ディスプレイ表示など、基本機能がすべて揃っているだけでなく、コンパクトでありながら実用性を犠牲にしていない設計は、スペック表からもしっかり見てとれます。
円形ディスプレイもRANVOOらしいデザイン的な特徴だと思います。


外観・デザイン
RANVOO ハンディファン FS2の形状は、ハンディファンというよりまるでヘアドライヤーのようなルックス。


ミニマルだけど、金属っぽく加工された送風口だったり、ファンが透けて見える演出なんかはしっかりガジェットっぽさがあって、小さいながらも存在感があります。


表面素材はすべてプラスチック製ですが、マットな質感でさほど安っぽさは感じません。




グリップの先端には、縦置きで使う場合の振動の抑制と滑り止めを兼ねたラバーシートが貼られています。
充電用のUSB-Cポートもここに配置されているので、立てたままでは充電ができない仕様ですね。


ディスプレイはファンの中央に配置されていて、スイッチを入れると数字が浮かび上がるように点灯。
表示はシンプルながら見やすく、常にバッテリー残量や風量を確認できるのは嬉しいポイント。


手に収まるサイズ感ながら、やや太めのグリップで握ったときの安定感があります。
電源ボタンやスライドスイッチの位置も絶妙で、目で確認しなくても親指の感触で直感的に操作可能です。


パッケージや付属品は以下を参考にしてください。




- ハンディファン本体
- 充電用USB-Cケーブル
- 取扱説明書
RANVOO ハンディファン FS2|レビュー


というわけで、さっそくRANVOO ハンディファン FS2を導入してみて感じた正直な感想をまとめて紹介します。
小さいのに、風量がすごい
まず驚いたのが、そのコンパクトさ。手のひらサイズというだけでなく、シンプルに嵩張らないので、ズボンのポケットやポーチにもスッと収まります。


この「持ち運びをまったく苦に感じない」というのは、ハンディファンにおいてかなり大きなメリット。


そして、最大10m/sという一般的なハンディファンの約2倍の強風がピンポイントで届くのが、RANVOO ハンディファン FS2の真骨頂。
一般的な扇風機のように風が広がらず、首元や袖口から直接素肌に風を送り込めるのはかなり快適。


このあたりもまさに「小さなドライヤー」のような使用感で、欲しい場所を効率的に冷やしてくれます。
ちなみにブレードは5枚構成。


基本的に扇風機は羽の枚数が多いほど均一な風を送ることができるんですが、これだけの風量なら多少ムラがあったとしても特に気にならない人がほとんどだと思います。
操作性や使い勝手も上々
風量は、スライドスイッチの上下で無段階に調整可能。
1段目でも結構な風が出るし、そこから100段階も調整できる必要性は正直感じませんが、ボタン式と違って、今どれくらいの強さかが指先の感覚でわかるのはいいですよね。




しかもこのスライダー、0に戻すと実質「電源オフ」扱いになる仕様。一方の電源スイッチでもON/OFFが切り替えられるので、これらを組み合わせることで誤作動を防ぐことができます。



バッグの中で勝手にまわってて、気づいたら「バッテリーがゼロ」なんて、よくある失敗とも無縁になりそう。
シンプルだけど、痒いところに手が届く工夫はさすが。
バッテリー持ちは最大出力で約2.5時間
気になるバッテリー持ちについてですが、公表スペックは非公開。
ということで、実際に「最大風量で100%から使い切るまで」を検証してみたところ、2時間30分という結果でした。


これくらい持てば、出先で充電しなくても通勤の行き帰りくらいは余裕だし、一般的なハンディファンと比べても十分電池持ちはいい方だと思います。
ちなみに充電は急速充電で約2時間。会社などで仕事中に充電しておけば、帰るときにはしっかり満充電になっているはずです。
ちなみに2時間ほど連続運転したあたりで、本体の温度も測ってみたんですが、外気温+5℃くらい。


実際に手で触れてみても「ほんのり暖かい?」くらいで、ほぼ熱を感じなかったのは意外でしたね。
ディスプレイ表示で使いやすさアップ
ファンの中央に内蔵されたLEDディスプレイには、現在の風量とバッテリー残量がリアルタイムで表示されます。
これが思った以上に便利で、「あとどれくらい使える?」という不安がなくなるし、外出時の充電タイミングの目安としてもかなり助かります。


ただ数値の視認性自体は悪くないのですが、磨りガラス越しに表示が浮かび上がるような仕様なので、明るい場所や直射日光下ではやや見づらく感じることも。


とはいえ、リアルタイムのバッテリー表示がある安心感は、ハンディファンとしては大きなメリット。
「残量がわからず突然止まる」といったトラブルを避けられるだけでも、この表示機能には十分価値があると感じました。


RANVOO ハンディファン FS2|気になったところ


逆に気になったのは以下の2点。こちらは実際の使用感に結構関わってくると思うので、購入を検討している人は参考にしてみてください。
音はけっこう大きめ
最大風量で使うと、かなりパワフルな風が出る反面、音もそれなりに大きくなります。
特にファンが高速回転するRANVOO ハンディファン FS2の場合、掃除機のようなキーンという高めのノイズが混じるので、よりうるさく感じるかも知れません。
この音の違いと大きさを一般的なポータブルファンと比較してみたので、まずはこちらをご覧ください。
こちらが実際の計測値。直接風が当たらないようにテストしていますが、周囲に聞こえる動作音だけでも10dBくらいの差がありました。
一般的なハンディファンとの音量比較




音の大きさ具体例をご覧いただくと分かるとおり、70bBを超えると「結構うるさい」と感じるレベルで、静かなオフィスや図書館などで使うのは憚られます。
音の大きさ | 感じる音の目安 | 音の具体例 |
---|---|---|
20dB | きわめて静か | 木の葉の触れ合う音、雪の降る音 |
30dB | 静か | 深夜の郊外、鉛筆での執筆音 |
40dB | 閑静な住宅街の昼間、図書館内 | |
50dB | 普通 | 家庭用エアコンの室外機(直近)、静かな事務所の中 |
60dB | 走行中の自動車内、普通の会話、デパート店内 | |
70dB | うるさい | 高速走行中の自動車内、騒々しい事務所の中、セミの鳴き声(直近) |
80dB | 走行中の電車内、救急車のサイレン(直近)、パチンコ店内 | |
90dB | きわめてうるさい | カラオケ音(店内中央)、犬の鳴き声(直近) |
屋外や駅のホームなど周囲の環境音が大きい場所では気になりませんが、しっかり使えるシーンを考える必要はありますね。
充電しながらの使用が難しい
これはなんとも残念なポイントなんですが、USB-Cの充電ポートが本体の底面にあるため、充電ケーブルを挿すと自立できなくなるんですよね…


まあ、そもそも立てて使うにはアンバランスで安定も良くはないので、手に持った状態で使うものとして設計されているんだと思います。


ただ、価格を考えるとL字型にUSBポートを拡張できるスタンドを付属するとか、一工夫欲しかったというのが本音。
結局自立はできませんが、ハンズフリーで長時間使いたいなら以下のようなアダプタを利用してどこかに立てかけて使うという方法しかありません。
ハンディファン使用時の注意点


ハンディファンは気軽に使える便利アイテムですが、意外と注意点の多い商品だったりします。
特に夏場の屋外使用では、リスクにもつながりかねないものもあるので、RANVOO ハンディファン FS2に限らず、気をつけたいポイントを簡単にまとめておきますね。
- 炎天下や直射日光のもとでは使用を控える
-
外気温が35℃を超えるような炎天下では、ハンディファンの風も”熱風”になってしまうことも。
そうなると逆に体の表面温度が上がり、汗が早く蒸発してしまうことで体内の水分を奪われやすくなる危険性もあります。ハンディファンを使う際は、直射日光を避けた日陰や、屋内での使用がおすすめです。
- 高温環境で放置しない
-
とくに注意したいのが、車の中など密閉された高温環境での放置。内部のバッテリーが加熱することによる膨張・発火・爆発のリスクはなんとしても避けたいところです。
- 直射日光の当たる場所に置かない
- 高温になる車内に放置しない
といった基本的なバッテリー保護は忘れずに…
- 水濡れ・髪の巻き込みに注意
-
防水仕様ではないため、雨の日や水辺での使用は避けましょう。
また、風を吸い込む背面に髪や紐が巻き込まれると故障や事故の原因になります。特に小さな子供の場合は、指を突っ込んでしまう可能性もあるので十分に注意しましょう。
- ファンの後ろをふさがない
-
風が出なくなるだけでなく、モーターの負荷が高くなり最悪故障する可能性も。特にバッグの中で誤作動すると、ほぼ密閉状態になるので、うっかりスイッチが入ってしまわないよう気をつける必要があります。



特に暑い夏に使うものだからこそ、温度管理はわりと重要。極端な温度環境での使用や保管で思わぬリスクを拾ってしまわないよう気をつけましょう。
まとめ|携帯性と風力のバランスが最高


『RANVOO ハンディファン FS2』は、コンパクトなサイズ感と、それに見合わない強力な風量が魅力のポータブル扇風機。
細かく風量を調整できたり、残量をリアルタイムで確認できたりと、見た目のシンプルさからは想像できないほど”使う人のことをよく考えた工夫“が詰まっていて、正直かなりお気に入りのアイテムです。
- 通勤・通学で手軽に涼をとりたい人
- バッグにいつでも忍ばせておける扇風機を探している人
- 安物ではなく、しっかり“効く”ハンディファンが欲しい人
- ネッククーラーはまだちょっと…という方の次の選択肢に



RANVOOはネッククーラーで有名なブランドですが、こうしたハンディファンでも「冷却×ガジェット」という世界観をしっかり守っているのも好印象でした。
この夏、バッグの中に1台忍ばせておくだけで、いつでも“快適”を取り出せる安心感。
「小さいけど頼れるやつ」を探しているなら、このハンディファンはかなり有力な選択肢になるはずです!
以上、カナちひ(@kana_chihi)でした。


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