こんにちは、カナちひ(@kana_chihi)です。
突然ですが、みなさん、「イヤホンって耳に差し込むもの」って思い込んでませんか?
実際僕もそうだったんですが、最近、耳を塞がないタイプのイヤホンがじわじわ人気を集めていて、実はちょっと気になっていたんですよね。
そこで今回試してみたのが、SOUNDPEATS(サウンドピーツ)の最新イヤホン「CCイヤーカフイヤホン」。

耳に“挟むだけ”という新しいスタイルで、見た目もおしゃれ。機能もちゃんと最新式。
正直、最初は「耳を塞がないって音質大丈夫なの?」と半信半疑だったんですが、実際に使ってみたら、耳を開放したままでも音の輪郭がしっかりしていて、聴いていてすごく心地いい。
何より、装着していることを忘れるくらい快適でした。
というわけで今回は、そんな“新感覚すぎるイヤホン”CCイヤーカフイヤホンについての使用感や、メリット・デメリットなど率直にレビューしていきます。

SOUNDPEATS CCイヤーカフ|特徴とスペックをレビュー

「SOUNDPEATS CCイヤーカフイヤホン」は、耳を塞がずに音楽が楽しめる“ながら聴き”に特化したワイヤレスイヤホン。
耳に挟むだけで装着できる「イヤーカフ型」デザインで、カナル型やインナーイヤー型と違って、耳の穴をふさがないので、蒸れや圧迫感を感じず長時間でも快適に使えるのが最大の特徴です。
しかもただ快適なだけじゃなくて、音質や機能もしっかり詰め込まれているのも嬉しいところ。
項目 | 内容 |
---|---|
外観 | ![]() |
装着方式 | 耳挟み(オープンイヤー型) |
接続方式 | Bluetooth 5.4 |
対応コーデック | SBC / AAC |
最大再生時間 | 約6時間(充電ケース併用で約24時間) |
ドライバー | 12mmダイナミック+デュアルマグネット |
素材 | シリコン+チタン合金フレーム |
主な機能 | マルチポイント接続、自動左右認識、急速充電対応 |
防水規格 | IPX5 |
ケースサイズ | 31.3 x 14.7 x 29 mm |
重量 | イヤホン(片側):約5g 充電ケース+イヤホン:約47g |
価格 | 約7,000円前後(税込) |
Check |
マルチポイント接続や自動左右認識、IPX5の防水性能など、実用性をきちんと押さえているのもポイント。
「まあこの価格だし……」と無理に割り切らずに済む仕上がりで、正直、もっと高級なワイヤレスイヤホンから乗り換えても不満は感じにくいと思います。

おしゃれで目立たないピアス風デザイン
SOUNDPEATS CCイヤーカフイヤホンをパッと見た印象は、完全に“アクセ感覚”。耳元にさりげなくつけられるデザインで、まるで大ぶりなピアスのようなデザインです。

ワイヤレスイヤホン本体は丸みを帯びたミニマルデザインで、耳の軟骨部分に挟む構造。
アームの部分は柔らかくコシのある素材で作られていて、無理に差し込む感じもなく、ポロッと落としてしまう心配もありません。

こんな感じで、耳の輪郭に沿うようにフィットするので、正面からでもかなりすっきりして見えますね。

カラーはブラック・ホワイト・ベージュ・パープルの4色展開。今回僕はシックなブラックを選びましたが、その他のカラーも男女ともに使いやすい色合いでおしゃれだと思います。

充電ケースは手のひらサイズで角のない楕円形。細かいラメの入った素材で、シンプルながらチープに見えないのもいいですよね。
まあただキズが目立ちそうなのは気になります。無造作にバッグに突っ込むのは少々気が引けるというか…

全体的に「あ、これちょっとおしゃれかも」と思える仕上がりになってます。
なので、音質はもちろん、見た目も大事にしたい人にもおすすめ。

パッケージや同梱品はこんな感じでした。


- SOUNDPEATS CCイヤーカフ 本体
- 充電ケース
- TYPE-C充電ケーブル
- 取扱説明書
- アプリガイド
- PEATS君のステッカー
専用アプリでEQや操作をカスタマイズ
SOUNDPEATSのイヤホンは「PeatsAudio」という専用アプリに対応していて、CCイヤーカフイヤホンも同様。
このアプリを使うことで、音質やタッチ操作の調整などが可能です。





- タッチキーのカスタマイズ
- EQのカスタマイズ
- モード切替(ゲーム/ムービー/ノーマル)
- 音声ガイド言語の変更
- ファームウェアアップデート
僕は普段、そのイヤホンに最適化されたデフォルト設定でそのまま使う派なんですが、環境や気分に合わせて「もうちょっと低音を足したい」とか、「オンライン会議向けに中音域を強調したい」といった微調整ができるのは地味にありがたいです。
アプリのUIも直感的でわかりやすいので、ガジェットに詳しくない人でも迷わず使えると思います。

実際に使って感じたメリット・良かった点

ということで、ここからは僕が実際に使ってみた感想をまとめていきます。
イヤホンを着けてるのを忘れる快適な装着感
まず最初に気づいたのが、装着したときのストレスの少なさ。
AirPods Proとか、日常的に耳に押し込む系のイヤホンを使ってると気づかないけど、「耳を塞ぐ、押し込む」という行為って意外とストレスだったみたいで、SOUNDPEATS CCイヤーカフイヤホンに変えた時の開放感には結構感動しました。

このイヤホンのアームの部分は形状記憶のチタン合金なんですが、全体の70%が柔らかいシリコン素材で覆われているから、肌触りもふわっしていて結構優しいフィット感なんですよね。
しかも、耳の穴に入れるわけじゃなくて、軟骨あたりに“挟むだけ”。だから長時間つけてても痛くならないし、外耳炎気味な人でも被れたりしにくそう。
あと、耳に引っかけるタイプみたいに、メガネやマスクと干渉しにくいのも良い感じです。
耳をふさがず、自然な音でしっかり聴ける
なんとなくオープンイヤーって音がスカスカな印象ありませんか?でもSOUNDPEATS CCイヤーカフイヤホンはそこら辺もよく作られてるなって印象。
さすがにBOSEみたいな脳内に響くような低音ではないけど、音の輪郭もしっかりしてるし、中高音も自然な響き。EQでしっかり調整されてるのがわかります。

これなら家で作業しながらとか、朝の支度中とかでも、気持ちよく音楽を楽しめますね!
さすがに3万円以上するような本気のイヤホンの音質には及ばないかも知れないけど、価格に見合わない、期待以上の音であることは間違いないと思います。

生活音を聞きながら音楽を楽しめる安心感
今回実際に使ってみて、一番「これ、いいかも」と思ったのが、“聴きながら、ちゃんと生活できる”こと。
音楽を聴きながら、妻に話しかけられても普通に返事できるし、宅配のチャイムも聞き逃さない。タイマーの音とかケトルの沸騰音なんかもちゃんと聞こえるの、当たり前だけどちょっと感動。

あと、カナル型のイヤホンだと、どうしても“自分の世界”にこもっちゃうんですが、SOUNDPEATS CCイヤーカフイヤホンは日常と音楽が共存できる感じのちょうどいい距離感が、とてもラクちん。
通勤中もアナウンスを聞き逃さないし、周りの状況に気を配りながら音楽を楽しめるので、歩きながら使っても安心感があります。
まさに「ながら聴き」最適化されたイヤホン!
ケースに戻すだけでOKな左右自動認識
普通、イヤホンって左右が決まってて、ケースに戻す時もちょっと気を使うじゃないですか。でもSOUNDPEATS CCイヤーカフイヤホンは、どっちをどっちに入れてもOK。
イヤホンを充電ケースに収納するだけで、その都度、左右チャンネルを自動的に切り替えてくれます。

朝のバタバタしてるときとか、地味にこの仕様が助かるんですよね。ノールックでケースに戻せるって、こんなに快適なんだ、って気づかされました。
あと、ペアリングも早くて待機時間のストレスがゼロ。スマホとPCを同時につないでおけるマルチポイント機能も、テレワークしてる時にはめちゃくちゃ便利。

モノの使いやすさって、結局こういう小さい最適化の積み重ねだったりします。
低遅延で動画やゲームも快適
ワイヤレスイヤホンって、モノによっては動画を観るときなど微妙に音がズレて聞こえることもあるんですが、SOUNDPEATS CCイヤーカフイヤホンは、その点問題なし。
Bluetooth 5.4対応で伝送も安定していて、YouTubeでもNetflixでも、映像と音声のズレを感じず違和感のない視聴ができます。

さらに、専用アプリから切り替えられるゲームモードをオンにすると、遅延はさらに抑えられて、音ゲーとかタイミングがシビアなコンテンツにもそこそこ対応できるレベルに。
この辺りを心配しているひと、意外といるんじゃないですかね。

SOUNDPEATS CCイヤーカフの気になる点・惜しいところ

価格を考えれば、素晴らしい完成度のSOUNDPEATS CCイヤーカフイヤホンですが、もちろん気になる点もいくつあったので紹介します。
騒がしい場所では音がかき消される
耳を塞がない構造のため、外の音も一緒に入ってきます。
これ、“ながら聴き”には便利なんだけど、電車の中とか、賑やかなカフェだと、正直聞こえづらいです。音量を上げればいいって話でもなく、周囲の音とのバランスが難しい。

逆に言えば、周りの音も拾えることの安心感ではあるんだけど、静かな環境じゃないとポテンシャルを発揮しにくい点はSOUNDPEATS CCイヤーカフイヤホンのデメリットといえます。
寝転がっての使用には不向き
これも使ってみて気づいたんですが、横向きに寝た状態だと使いにくいです。
イヤーカフ型で耳の外側に挟む設計上、横になって耳を枕に押し付けると痛いし、なによりイヤホン自体を壊しそうでちょっと怖い。

姿勢によっては気にならないこともあるけど、日常的に寝ながら動画を視聴したり、音楽を聴きながらうとうとしたいタイプの人にとっては、この点は要注意かも。
リラックスタイムに使いたいなら、座った状態か仰向け専用と割り切るのが良さそうです。
本体操作には少し慣れが必要
SOUNDPEATS CCイヤーカフイヤホンは、ボタンの代わりにタップや長押しで操作するタイプ。

見た目はスッキリしてていいんですが、以下のようにやや操作方法が覚えにくいのが気になります。
操作方法 | L側 | R側 | L/R共通 |
1回タップ | 音量を下げる | 音量を上げる | |
2回タップ | 再生/停止、着信を受ける | ||
3回タップ | モード切り替え | 音声アシスタントの起動 | |
1.5秒触れる | 曲戻し | 曲送り | 通話を切る |
10秒触れる | 電源を切る |
片方だけではできない操作もあるし、軽く触れただけで反応してしまうこともあって、誤操作もそこそこ起こりやすい。
デバイス側からも操作できるので問題ないっちゃ問題ないんですが、思い通りに操作できないと「ああ…もう!」ってストレスがたまるので、ここはちょっと残念でした。

一部の操作はアプリでカスタマイズできるのが救いです。
まとめ|“ながら聴き”&快適性重視派におすすめ


今回紹介した「SOUNDPEATS CCイヤーカフイヤホン」、ホンネを言うと価格的にも正直最初はあまり期待していなかったんですが、いい意味で裏切られた感じ。
数千円で買える「ながら聴き」イヤホンって、片手落ちな製品も多い印象でしたが、ここまでバランス取れてるのは珍しいし、素直に良く仕上ったプロダクトだと思います。
もちろん、騒がしい場所では使いにくいとか、ちょっと特殊な操作性とか、完璧じゃない部分もあります。でもそれを差し引いても、日常使いには本当にちょうどいい使用感と音質。
カナル型が苦手な人や、ファッションも重視したい人にもかなりおすすめ。特に大学生とか、社会人1〜3年目くらいの人にはドンピシャじゃないかなと。
これからのイヤホンは“挟む”時代かもーーそんなことを思わせてくれるイヤーカフスイヤホンでした。
以上、カナちひ(@kana_chihi)でした。


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