こんにちは、カナちひ(@kana_chihi)です。
スマホのカメラも年々高画質になり「SNS用の写真や動画でストレージが常にいっぱい」という人、意外と多いのではないでしょうか。
そんな中、にわかに注目を集めているのが、「NAS(ナス)」と呼ばれるネットワーク対応ストレージです。
自宅で大容量のデータを安全に保存できるだけでなく、長期的に見ればクラウドサービスよりも安く済むこともあるということで、ここ数年、家庭用NASの市場は大きな盛り上がりを見せています。
というわけで今回紹介するのが、まもなく(2025年12月上旬)Makuakeでリリース予定の「Zettlab AI NAS」シリーズ。

先行販売が行われた米Kickstarterでは、総額2億円を超える支援を集めたという話題の新製品です。
このNASの魅力はなんといっても、ローカルAIによるスマートな検索機能と独自OS「ZettOS」の扱いやすさ。
家族やチームなど個々のプライバシーを保ちながら、どこからでも高速にアクセスできるこのNASは一度導入するともう手放せなくなるほど便利なアイテムなんです。
この記事では、シリーズの中核モデルにあたる「Zettlab AI NAS D6」を中心に、実際の使い勝手や導入してみた感想、気になった点まで、「はじめてのNAS」という視点で詳しくレビューしていきます。
Zettlabとは|AI NASシリーズの概要

「Zettlab(ゼットラボ)」は、中国・深センを拠点とするテックブランド。
設立からまもないスタートアップ企業ながら、開発チームには「DJI」や「Huawei」「ByteDance」といった世界的テック企業出身のエンジニアが多数在籍しており、AIハードウェア開発に関する豊富な知見と技術力を背景に、ストレージの新しい形を提案しています。
そんなZettlab初の製品として登場した「Zettlab AI NAS」は、2024年にドイツ・ベルリンで開催された「IFA 2024」でプロトタイプを出展。AIを内蔵したNASというユニークな発想に加え、シンプルで洗練されたデザインが高く評価され、2025年春には米国のKickstarterで、2億2千万円を超える応援購入を獲得するなど、欧米やアジアを中心に多くのユーザーの支持を集めました。

カナちひAIがローカルで動くというコンセプトでプライバシーと利便性を両立。それがZettlab AI NASの最大の特徴です。
製品ラインナップと仕様
そんなZettlab AI NASシリーズは、用途や性能に応じて以下の4モデルをラインナップ。
| モデル | D2 | D4 | D6 | D6 Ultra |
|---|---|---|---|---|
| 外観 | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
| ドライブベイ数 | 2 | 4 | 6 | 6 |
| 最大ストレージ | 60TB | 100TB | 148TB | 152TB |
| CPU | RK3588C (8コア/6スレッド) | RK3588 (8コア/6スレッド) | Intel Core Ultra 5 125H (14コア/34スレッド) | |
| メモリ(RAM) | 8GB (LPDDR4x) | 16GB (LPDDR4x) | 32GB (DDR5) | |
| 拡張可能RAM | 最大96GB | |||
| システムディスク | eMMC 32GB | SSD256GB | ||
| M.2 SSDスロット | 1 | 2 | ||
| LANポート | 2.5GbE×1 | 1GbE×1 2.5GbE×1 | 10GbE×2 | |
| USBポート | USB3 Gen1(Type C)×1 USB3 Gen1(Type A)×1 | USB3 Gen1(Type C)×1 USB3 Gen1(Type A)×1 USB2.0×2 | USB4×2 USB3 Gen2(Type C)×1 USB2.0×1 | |
| SDカードリーダー | SD4.0 MicroSD4.0 | SD4.0 SD3.0 MicroSD4.0 | SD4.0 MicroSD4.0 | |
| HDMI | 4K | 8K | ||
| AI機能 | AI検索 AI分類 AIナレッジQA (LLM on PC) AI文字起こし | AI検索 AI分類 ナレッジQA AI文字起こし | ||
いずれも共通した独自OS「ZettOS」とローカルAI機能を標準で備えていますが、スペックはスタンダードモデルと上位モデルで明確に分けられています。
- D2(2ベイ):コンパクトでスリム。初心者にも使いやすくアルバム管理やバックアップに最適。
- D4(4ベイ):コンパクト&静音の4ベイ仕様。家庭向け入門モデル。
- D6(6ベイ):バランス型。拡張性とコスパが魅力。
- D6 Ultra(6ベイ):高性能AI処理と高速通信が可能な上位モデル。
シリーズ全体で見ると、D6は「一般消費者がもっとも選びやすいAI NAS」という印象。
SSDキャッシュスロットやUHS-II対応のカードリーダーを備えながら価格を抑えた優れたコストパフォーマンスも大きな魅力です。
本体デザインとポート配置
Zettlab AI NAS D6はスペースグレイで統一されたアルミボディで質感が高く、落ち着いた高級感があります。


サイズは実測でおおよそ幅255mm × 奥行237mm × 高さ186mm。6ベイ構成ながら比較的コンパクトで、テレビボードやPCラックにも無理なく設置できる大きさです。


6つのドライブベイは前面パネルと一体型になっていて、指で軽く押すだけでトレイを引き出せます。トレイ自体は金属ではなく軽量な樹脂を採用することで、静音性と扱いやすさの両立が図られています。


ちなみにエアフローは奥から前方へ向かう仕様。動かすとドライブベイの隙間からわずかに風が流れてきます。


前面下部には3.5インチのカラーLCDディスプレイを搭載。
システムの状態、温度、IPアドレスなどの情報をひと目で確認できるので、ちょっとしたステータスチェックならスマホアプリを開かずに済むのはなかなか便利です。




呼吸をするようにゆらめくLEDライトは、RGBで自由に色の変更ができます。もちろん、消灯することも可能。


USBポートやSD/microSDスロットは前面に集約。
よく使うインターフェースが正面にまとめられているので、外部ストレージやSDカードの転送作業がスムーズに行えるのは嬉しいポイントです。


一方で、LANポートやHDMI、電源端子など常時接続が前提のポートは背面側に配置。ケーブルの取り回しを考慮して合理的にレイアウトされてますね。


背面には、マグネットで着脱できるメッシュカバーが装着されています。
内部へのホコリの侵入を防ぎつつ、メンテナンス時の取り外しも簡単。ファンの動作音も控えめで、静音性にも配慮された設計です。




本体をひっくり返してカバーを外すとNVMeスロットにアクセス可能。別途、最大4TBまでのM.2 SSDを用意することで、SSDキャッシュやストレージとして利用することができます。


電源はACアダプター式で、プラグはアース付きの3ピン仕様。そのままでは普通の家庭用コンセントに挿せないため、別途変換プラグを用意する必要があります。




LANケーブルはCAT.8の高品質なものが付属していますが長さは約1mとちょっと短め。設置環境によってはこれも別途用意する必要があるかも知れません。


なお、パッケージと同梱品は以下のとおりです。


- Zettlab AI NAS D6 本体
- 背面用メッシュカバー
- ACアダプター&ケーブル(約2.4m)
- CAT.8 LANケーブル(約1m)
- クイックスタートガイド(英語・中国語・ドイツ語)
セットアップと初期設定
セットアップは非常に簡単ですが手順を紹介しておきます。
開封から実際に使い始めるまでの所要時間はおよそ20〜30分ほど。HDDさえ用意すれば工具なども不要です。
電源をオフにした状態で、HDDトレイを指で軽く押し込み、ハンドルを掴んで引き抜きます。


サイドのボタンを押しながらストッパーを開き、


HDDのステッカー面を表に、接続端子が奥になるようにセットします。


ドライブトレイの突起をハードドライブの 4 本のネジ穴に合わせたら、ストッパーを元に戻してロック。


差し込む角度に注意しながら、トレイを元のスロットへ戻します。


「カチッ」と音がするまでしっかり押し込めばセット完了。


RAID構成に応じて、同じ手順で必要な台数のHDDを取り付けましょう。
背面のLANポートにネットワークケーブルを接続します。


付属のACアダプターを本体背面に接続。


一方の電源プラグをコンセントに挿すと自動的に電源が入り、LCDディスプレイに起動画面が表示されます。
しばらくしてネットワーク情報(IPアドレスなど)が表示されたら、本体側の準備は完了です。


LCDディスプレイに表示されたIPアドレス(例:192.168.XX.XX)を確認し、ブラウザに入力します。


表示された設定ガイドに従って管理者アカウントを作成。




システムが起動し、ZettOSのUIが立ち上がれば初期設定は完了です。


RAIDの設定をします。設定アプリを開き、


ストレージプールを選択。


ガイダンスに従って、使用するディスクとRAIDモードを選択します。


ユーザー名と割り当てる容量を選び、次へ。


これでRAIDの設定は完了です。


外部ネットワークからアクセスするための、リモートアクセスを設定します。


リモートアクセスにチェック > 任意の「Zettlab ID」を入力 > 保存。


もしパスワードを忘れたり、ネットワーク設定を初期化したい場合は、電源ボタン横の小さなリセットボタンを5秒間長押し。


再起動後、LCDに表示される管理者情報と初期パスワード「Zettlab123」でログインし、改めて設定を行えばOKです。



NASに使うHDDは、通常のデスクトップ用ではなく、
長時間稼働に耐えられる NAS専用モデル(例:WD RedやSeagate IronWolfなど) が安心です。
Zettlab AI NAS D6レビュー|実際に使って検証


ここからはZettlab AI NAS D6の実際の使用感をレビューしていきます。
Zettlab独自の「ZettOS」の操作性から、AI機能の実力、動作音まで──数日間使って感じたリアルな感想をまとめました。
Macのような使用感の「ZettOS」
ZettOSのUIは非常にシンプルです。
デスクトップ上部にはメニューバーがあり、下には複数のアプリアイコンが並ぶ──まるでMacのデスクトップをそのまま再現したようなデザインで、ファイルマネージャーの構成も「Finder」にそっくり。
普段からMacやWindowsを使っている人なら、初見でも迷わず使えると思います。


またアプリストアも搭載されており、追加アプリの導入も数クリックで完了します。


ネットワーク経由のアクセスだし、D6はスタンダードモデルということもあって、操作性にはそれほど期待していなかったのですが、実際に使ってみると驚くほど軽快。
ウィンドウ操作やファイル整理も、ほぼMac本体と変わらないレスポンスで、まったくストレスを感じません。
AIタグやフォルダ管理もZettOS上で完結でき、端末とのファイル同期も非常にスムーズ。クラウドを介さずに使えるのに、iCloudのような操作感というのは面白いですよね。



日本語も海外製品によくある文法間違いや誤訳が一切ありません。メニューだけでなくヘルプまで自然な言語で表されているのには地味に感動しました。
一方、iPhoneからアクセスするための専用アプリ「Zettlab」は、写真とファイルの同期に特化したシンプルな設計。
アプリからNASの制御をしたり複雑な設定はできませんが、日常的なデータのやり取りやバックアップには充分な機能性だと思います。




共通した感想は、「誰でも使えるようによく考えられている」ということ。使っているうちに「NASって難しそう」という印象は自然に覆されていました。
- UIデザイン:★★★★★(直感的で洗練)
- 操作レスポンス:★★★★☆(軽快。Mac Safariでも快適)
- モバイル連携:★★★★☆(iPhoneとの親和性◎)
安心のローカル完結型AI機能
実用的なAI検索機能
ZettOSのAI検索はファイル名やタグだけでなく、文章の中身や音声、画像の内容まで解析してくれます。
データを保存すると自動的に解析が始まり、内容を学習。


実際に1000枚ほどの写真と動画を「ZettOS」と「macOS Tahoe 26.1(MacBook Pro)」でワード検索してみたところ以下のような結果に。
| 検索ワード | ZettOS | macOS(Tahoe 26.1) |
|---|---|---|
| 「手に持ったスマホ」 | 検出数:49/正答率:93% | 検出数:29/正答率:96.6% |
| 「食事をしている人」 | 検出数:38/正答率:81% | 検出数:5/正答率:100% |
Apple Intelligenceに比べて若干誤答は多いものの、検出数はZettOSが圧倒的。
膨大なデータから目的のカットを探すような用途では、ZettOSのほうが頼もしく感じます。
また、「外出先でドリンクを飲む女性」や「赤い洋服を着た人物」など、少し複雑な指示でもしっかり理解し検索してくれるのも◎。
動画ファイル内のシーンまでちゃんと検出できるのってちょっと凄くないですか?


トランスクリプト(音声文字起こし)も便利
もうひとつ印象的だったのが、音声解析による自動トランスクリプト機能。
英語・日本語の両方に対応しており、MP3やWAVファイルをアップロードするだけで、数分後にはテキスト化が完了します。
多少のノイズがあっても文脈を補完してくれるので、インタビューや会議記録の整理にも使えそう。自動でセグメントやタイムコードを付与してくれるのも助かりますよね。
また、サムネイルでは中身のわからない音声ファイルも、トランスクリプトによって内容を開かずに確認できるのも便利です。


何より、このAI機能がすべてクラウドを介さずローカルで完結しているというのが強み。



個人データや業務ファイルを外部に送信せず、AIによる効率化をそのまま享受できるという安心感は、今の時代とても大きな価値だと思います。
ネット接続が不安定な環境でも動作する点も含め、セキュリティと利便性を両立した“次世代AI NAS”として、非常に完成度が高いと感じました。
- UIデザイン:★★★★★(直感的で洗練)
- 操作レスポンス:★★★★☆(画像の切り替えや動画再生も軽快)
- モバイルアプリ:★★★★☆(シンプルで直感的に使える)
豊富なRAID対応と、分かりやすい設定方法
複数のHDDを搭載できるNASでは、「RAID(レイド)」の選択がとても重要です。
複数のHDDを1つのストレージとして扱うことで、速度・安全性・容量効率のバランスを最適化する技術。RAID構成によって、ディスクの故障時の復旧やデータ転送の高速化などの恩恵があります。
Zettlab AI NASは、速度と安全性のバランスが良い「RAID 5」や「RAID 10」など、5つのRAIDをサポート。
| RAID種類 | 安全性 | 容量効率 | 転送速度 | HDD構成数 |
|---|---|---|---|---|
| RAID 0 | × | ◎ | ◎ | 2台以上 |
| RAID 1 | ◯ | × | × | 2台以上 |
| RAID 5 | △ | ◯ | ◯ | 3台以上 |
| RAID 6 | ◎ | △ | ◯ | 4台以上 |
| RAID 10 | ◯ | △ | △ | 4台以上 |
最初はどれを選べばいいか悩ましいところですが、ZettOSでは使用するディスクの数によって選べるRAIDの種類や、その特徴まで分かりやすく解説されており、初心者でも自分に最適なRAIDをしっかりと選べるよう工夫されています。


原則、RAID構築後に容量の後付け拡張(リビルド)はできませんが、Zettlab AI NASでは今後、動的RAID拡張機能に対応予定とのこと。



例えばD6の場合、最初に3台のHDDでRAID5を構築していても、後から新しく購入したHDDを同じRAIDに追加することが可能になります!
※同容量のHDDの使用を推奨
ちなみにSSDキャッシュの設定もここから可能です。


- RAID対応:★★★★★(RAID0/1/5/6/10 対応で選択肢が広い)
- 設定の分かりやすさ:★★★★★(OS側でサポート。初心者でも迷わず設定可能)
- 最大容量:★★★★★(最大148TBと充分な拡張性)
重たいファイルもスムーズに転送
有線LAN(2.5GbE)での実測結果
2.5GbEポートを搭載したZettlab AI NAS D6は、ローカルアクセスでも非常に高速なデータ転送が可能です。
実際に自宅のネットワーク環境でMacBook Proを有線LAN接続し、RAID0の転送速度を計測してみました。




| テスト項目 | 実測速度 |
|---|---|
| 書き込み(Write) | 約95.4 MB/s(約763 Mbps) |
| 読み込み(Read) | 約83.9 MB/s(約671 Mbps) |
理論値である2.5GbE(最大312MB/s)には届いていませんが、これはおそらく我が家の宅内LANケーブル(CAT5e:最大通信速度1Gbps)が要因。
環境が整っていれば、さらなる高速化が期待できたはずです。残念。



それでも100MB近いRAWファイルでもサクサク転送可能。写真や動画のバックアップには充分な速度です。
SDカード(UHS-II)スロットの転送性能
本体前面に用意された「SD4.0」スロットの速度も計測してみましたが、表記上の速度は「152.6MB/秒」と充分実用的。


カードを挿して「COPY」ボタンを押すだけで自動バックアップできるのも便利で、僕のように頻繁に画像や動画データをバックアップする人間にはとてもありがたい機能でした。




- ネットワーク転送速度:★★★☆☆(必要充分、ただし10GbEには非対応)
- SDカード転送速度:★★★★☆(UHS-II対応で高速バックアップが可能)
- 体感レスポンス:★★★★☆(転送の待ち時間が少なくストレスフリー)
静音性と発熱のバランスも優秀
HDDの性能にも左右されますが、今回使用した「Seagate IronWolf」での動作音は思っていたよりかなり静か。
HDD特有の「カリカリ」「ガーッ」といった昔ながらのアクセス音はほとんどしないし、書き込み中でも、わずかにモーター音がする程度です。


また、10GBほどの連続書き込みを行った際の表面温度を測ってみましたが、もっとも熱を持つモニター付近でも約36℃と人肌程度 。ファンもほとんど回転していませんでした。


おそらく真夏など室温が高い環境ではもう少し発熱するかもしれませんが、少なくとも一般的なリビングや書斎での使用であれば、音・熱ともに気にならないレベルだと思います。
- 動作音:★★★★☆(非常に静か。ファンノイズも気にならないレベル)
- 発熱:★★★★★(もっとも熱を持つ部分でも40℃は超えない範囲)
- 静音設計:★★★★☆(ファン制御が的確で、常時静かに安定稼働)
待機電力はサーキュレーター程度
NASの運用で気になるポイントが消費電力。基本常に電源を入れておくデバイスだからこそ、気になる人も多いと思います。
こちらが1日の消費電力をモニタリングしたもの。もちろん搭載するHDDの種類や数によっても変動しますが、僕の環境ではおよそ20Wh程度で運用されているみたいです。


参考までに20Wの消費電力を、電気代に置き換えてみるとこんな感じ。
| 時間 | 消費電力 | 電気代 |
|---|---|---|
| 1時間 | 20Wh | 0.62円 |
| 24時間(1日) | 480Wh | 14.88円 |
| 720時間(1ヶ月) | 14.4kWh | 446.4円 |
| 8,640時間(1年) | 172.8kWh | 5,356.8円 |
「蛍光灯やサーキュレーター、iPhoneの高速充電時と大体同じくらい」と考えておくと良さそうです。



データ書込中でも30〜32Whくらいだったので、それほど電気代を気にする必要はなさそうですね。
Zettlab AI NAS D6 の気になった点


先ほどの検証のとおり、Zettlab AI NAS D6の完成度はかなり高く、特にUIやAI機能の使い勝手は想像以上。
とはいえ、初めてNASを導入する際には、知っておいたほうが良さそうなポイントもいくつかありました。ここではその中でも特に印象に残った点を紹介します。
USBでMacとの直結転送はできない
意外と勘違いしがちなのが、USBポートの使い道。
実はこれ、外付けSSDやUSBメモリ、カメラなどをNAS側に接続するためのポートで、本体そのものを外付けドライブのようにMacやWindowsへ直結して使うことはできない仕様です。


つまりデータ転送は基本的にLAN経由のみとなり、2.5GbE(約312MB/秒)が上限値。
より高速な転送を求める場合は、10GbE対応の上位モデル(D6 Ultra / D8 Ultra)と、対応するネットワーク環境が必要となります。



この仕様はNASでは一般的だけど、見落としがちなので注意しましょう。
初期費用はそれなりにかかる
Zettlab AI NAS D6本体のほかに、RAID構成に必要なHDDが複数必要なのも忘れてはいけないポイント。
たとえば Seagate IronWolf 8TB×2台でRAID0(16TB)を組む場合、HDD代だけでおよそ7万円前後となり、これがほぼ初期目安。さらにRAID5やRAID10など冗長性の高い構成を選ぶ場合は、プラス1〜2台が必要数量となります。


とはいえ、クラウドサービスを長期的に使うことを考えるとその印象は大きく変わります。執筆時点では発売価格は不明ですが、仮にKickstarterでの応援購入額(約82,000円)として比較してみると──
| サービス | 容量 | 月額 | 年額 | 2年間 |
|---|---|---|---|---|
| Google One | 10TB | ¥7,280 | ¥87,360 | ¥174,720 |
| iCloud+ | 12TB | ¥9,000 | ¥108,000 | ¥216,000 |
| Zettlab AI NAS D6 | 16TB | 初期総額約¥152,000 (本体¥82,000+HDD¥70,000) | ||
ご覧のとおり約2年間でそれぞれのクラウドサービスより割安となり、さらに大容量で長期運用するほどNASのコスパが跳ね上がります。
確かに初期投資は軽くはないものの、そもそも一般的なクラウドサービスには10TBを超えるようなプラン自体が少なく、大量の写真や動画データを扱う人にとって、この投資は決して無駄にはならないと思います。
デスクに置くにはちょっと大きい
Zettlab AI NAS D6は6ベイ構成ながら、幅255mm×高さ186mmと比較的コンパクトな部類。
ただ奥行きもそこそこあり、デスクでは意外と場所を取ります。


背面には排熱ファンや各種ポートが並んでいるため、壁にぴったり付けて設置するわけにもいきません。


とはいえ、デスク下やサイドラックの上といった場所だと、掃除や移動の際に邪魔になるんですよね。
前述のとおり、Zettlab AI NAS D6はUSBケーブルでPCと直結する必要がないため、配線さえ確保できれば少し離れた場所に設置しても支障はないのですが、デスクまわりですべてを完結させたいという人には少し悩ましいサイズ感かも知れません。


まとめ|初心者でも使いやすいAI NAS


僕にとって実は初めてのNASだったんですが、Zettlab AI NAS D6は“専門的で難しそう”というNASのイメージを良い意味で裏切ってくれました。
セットアップの簡単さ、macOSライクなUIの使いやすさ、そしてローカルで動作するAI検索・文字起こしの便利さ──どれも「専門知識がなくても直感的に使える」というコンセプトが徹底されているんです。


静音性や発熱も控えめで、リビングにも気軽に置ける点も初心者にとって大きな安心材料になるはず。
- 写真や動画の撮影が多く、管理が面倒に感じている人
- NASは難しそう…と感じていて、導入に踏み切れない人
- クラウドに大容量の個人データを預けるのに抵抗がある人
- 静音性の高いストレージを自宅運用したい人
- 家族やチームでデータを共有したい人
もちろん、HDDを含めた初期投資や設置スペースなど考慮すべき点もありますが、それでもこのNASで得られる利便性と安心感は大きく、導入後は間違いなく満足できると思います。
NASを検討している人は、以下の公式サイトやSNS、まもなく(2025年12月上旬)リリース予定のMakuakeをぜひチェックしてみてください。
Zettlab 公式サイト:https://jp.zettlab.com/
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以上、カナちひ(@kana_chihi)でした。








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