SONYシューティンググリップGP-VPT2BTのレビュー&手ブレ軽減効果について

当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

SONYのミラーレス一眼αシリーズにはカメラ内手ぶれ補正機能も搭載されているのですが、動画撮影にはやはり脆弱で手ブレの少ない動画を撮影しようと思ったらやっぱり以下のようなジンバルが必要です。

\ 軽量&コンパクトなジンバルならこれがおすすめ /

ただ普段使いにはどうしても嵩張るし、本格的な手ぶれ補正は後から行う前提で取り回しやすく多少の手振れ軽減にもなるグリップということで、SONYのシューティンググリップ「GP-VPT2BT」を購入してみました。

カナちひ

結論、手ブレ軽減に関しては気持ち程度でしたが、カメラのグリップを握ってそのまま撮影するよりは遥かに安定するし、録画や停止などの操作がグリップ側で出来る点はかなり便利でした。

この記事ではそんなシューティンググリップ「GP-VPT2BT」について実際の使用感を紹介していきたいと思います。

目次

α7c(本体手振れ補正)+ GP-VPT2BT撮影動画

さっそく「GP-VPT2BT」を使って撮影した動画をご覧頂きたいと思います。使用機材と設定は以下の通りです。

今回の使用機材と設定
  • カメラ:SONY α7c
  • 設定:ボディ内手ブレ補正:ON(オート)
  • レンズ:FE35mmF1.8(レンズ手ぶれ補正なし)
  • シューティンググリップ:GP-VPT2BT

α7c 本体内手ブレ補正のみで撮影した動画

撮影にあたっては両手でグリップとカメラを持ち出来るだけ揺らさないよう意識しましたが結構手ブレしています。

5段5軸のボディ内手ブレ補正も歩きながらだと思ったほど効かないですね。静止してシャッターを切るのとはやはりわけが違うようです。

「GP-VPT2BT」はジンバルではないので仕方ないと思いますが、ここら程度であればSONYの「Catalyst Browse」という無料ソフトウェアで後処理出来るのでこのあと紹介します。

\ ダウンロードはこちらから /

※ソフトウェアによる事後手ブレ補正はα7cなどジャイロ情報を記録しているカメラに限ります。

「Catalyst Browse」で手ブレの後処理を行った動画

全く同じ動画を後から補正したものですが見違えるほどスムーズになりましたね。

事後補正なので物理的に手振れを抑えている訳ではなく、映像の中心部分をクロップして調整するためどうしても画角は狭くなりますがかなり見れる映像になっているかと思います。

次に左右で元データとの比較動画を掲載しますので、補正レベルや画角を確認ください。

後補正処理のビフォーアフター比較動画

8秒あたりから同じ時系列の動画を左右で比較しているので分かりやすいかと思います(「Catalyst Browse」の使い方についてはまた別の記事で紹介します)。

左側が元の画角、右側が補正後の画角

ということで少しだけ画角を妥協すれば後処理も可能と分かったところで、改めて「GP-VPT2BT」の操作性やレビューに移って行きたいと思います。

GP-VPT2BTを使ってみて良かった点

製品の外観はシンプルでSONYらしい
GP-VPT2BTのメリット
  • 軽量&コンパクトで持ち運びしやすい
  • グリップ側でカメラ操作が可能
  • 握りやすく片手での操作に不安がない
  • 操作がワンタッチでユーザーフレンドリー

軽量&コンパクトで持ち運びしやすい

高さ173mm重さ215gと軽量&コンパクト(ミラーレス一眼用の3軸ジンバルでも最軽量で700kg前後)。

SONY α7c + 単焦点レンズFE35mmF1.8と組み合わせるとちょうど1kgになりますが、グリップの握りやすさや重量バランスの良さからそれほどの重さは感じません。

グリップ本体のサイズもW49.5xH173xD42 mmと、ポケットに無理なく入る大きさで携帯性は抜群です。

α7c + FE35mmF1.8との組み合わせ

Bluetoothでカメラに接続できるので、ケーブルが邪魔にならない点も◎。

グリップ側でカメラ操作が可能

街で自撮りをする際などはカメラのみでは構えるのがやっとで操作はほぼ不可能ですが、「GP-VPT2BT」があれば手元でカメラの操作ができるため自分撮りにはほぼ必須です。

また雲台部分のボタン一つでカメラを回転させることができ、レンズの向きよって操作ができないなんてこともありません。

もちろんシャッターボタンもちゃんと「半押し」が可能ですので、Bluetoothのリモートシャッターとしての用途もきちんと果たせます。

握りやすく片手での操作に不安がない

グリップの長さが短く両手で縦に持つことは出来ませんが、持ちやすい形状のおかげで片手でもしっかりホールド可能です。

通常カメラは両手で扱うため、このグリップを使うことでボタン操作も含め完全に片手が開くというのは子供を連れている際はとても重宝します。r

カナちひ

子供の手を繋いだまま撮影することもできるので、小さいうちは安心です。

サイドボタンで上下の角度を変えこともでき、ローアングルで撮影する場合もカメラ単体よりはるかに安定します。

上に手を伸ばして人の頭越しに撮影するようなシーンにも活用出来るためバリアングルモニターのα7cとの相性はばっちり!

操作がワンタッチでユーザーフレンドリー

先程の「雲台の回転」や「上下角の変更」もそれぞれ対応したボタン一つで操作が可能です。

またカメラとの取り外しも雲台下のダイヤルを親指でくるくる回転させるだけでOK。

グリップ部分を展開してミニ三脚にもなりますし、こういうユーザービリティの高さはさすがSONYらしい商品で一時期品薄になった理由も頷けますね。

ほぼ全てのボタンが親指1つで操作が可能な位置に配置されています

グリップは開くとミニ三脚になるので、固定撮影やWebカメラとして使用する際も便利です。

GP-VPT2BTの残念だった点

GP-VPT2BTの残念な点
  • 手ブレ軽減への効果は薄い
  • 価格の割に質感がいまいち

手ブレ軽減効果は薄い

GP-VPT2BTは手ブレ軽減効果について謳っている商品ではないためそもそも評価ポイントでは全くないのですが、ホールド性が向上することでややマシになる程度と考えたほうがいいです。

映像にこだわるならやはり3軸ジンバルで物理的に対応しましょう。

広角レンズをお持ちで画角に余裕があるのであれば先ほどのアプリでの事後補正でもOKです。

価格の割に質感がいまいち

決してチープという訳ではないのですが、実売価格でも10,000円を超える商品にしては高級感はあまりないように感じます。

金属の使用やボタン電池からバッテリーに変更することによる重量増を嫌ってのことだとは思いますが、全身プラスチックなので質感は正直いまいちです。

まとめ

シューティンググリップ「GP-VPT2BT」の商品レビューと、手ブレ補正(処理)とで欲張ってしまったので、少し読みにくい記事だったかも知れませんがいかがだったでしょうか。

GP-VPT2BT自体は色々なサイトで紹介されている通りVlog用の機材としては非常にお勧めできる商品ですが手ブレ軽減には繋がらないというレビューでした。

ただカメラグリップとしての利用だけではなく、リモート会議用の「WEBカメラ」や「手元動画撮影」時の卓上三脚としての活用も出来、αシリーズのミラーレスをお持ちであれば1台は所有しておいて無駄にはならないと思います。

気になった方は是非ソニーストアなどでチェックしてみてくださいね。

\ 質問・お問合せは公式LINEでも受付中! /

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次