動画撮影や写真を撮る人ならいくつあっても無駄にはならない外付けSSD。持ち出しを考えるならできるだけコンパクトで高速転送が可能なポータブルSSDを選びたいところです。
さらに言うなら、大切なデータを預けられる信頼できるメーカーを選びたいし、コスパにだって拘りたい。
今回はそんなわがままにしっかり答えてくれる、Kingston(キングストン)のポータブルSSD『Kingston XS1000』を紹介したいと思います。
とにかく小さくて安心できるメーカー品なのに、時期によっては1TBで数千円台で販売されていて経済的!コスパを追求する人にもぴったりのSSDです。
今Mac用にポータブルSSDを購入するなら、この商品を選んでおけば間違いないと思うよ!
Kingston XS1000|商品概要
Kingston(キングストン)について
Kingston Technology(キングストンテクノロジー)は、米国に本社を置く独立系メモリモジュールの製造メーカーで、この分野では世界No.1のシェアを誇る大手企業です。
国内では、サンディスクやサムスンなどと比較すると知名度では劣りますが、Kingstonのモジュールは世界最大級のデータセンターや大手クラウドプロバイダーなど第一線でも活躍しているので品質や信頼性は折り紙つき。
大切なデータを保存するSSDだからこそ、安心して任せられるものを選びたいですよね!
商品スペック
それではさっそく商品のスペックを見ていきましょう。
比較対象として、同メーカーの上位モデルにあたる XS2000 も一緒に記載してみます。
モデル名 | XS1000 | XS2000 |
---|---|---|
発売日 | 2023年8月18日 | 2022年11月17日 |
容量 | 1TB|2TB | 500MB|1TB|2TB|4TB |
インターフェイス | USB3.2 Gen 2 | USB3.2 Gen 2×2 |
最大読出速度 | 1050MB/秒 | 2000MB/秒 |
最大書込速度 | 1000MB/秒 | 2000MB/秒 |
サイズ | 69.54 x 32.58 x 13.5mm | |
重量 | 28.7g | 28.9g |
動作温度 | 0°C~40°C | 0℃~40℃ |
付属品 | USB-C to A ケーブル | ゴム製スリーブ USB-C to C ケーブル |
保証 | 5 年限定保証と無料技術サポート | |
価格(1TBモデル) | 10,980円 | 16,980円 |
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商品の位置付けとしては、先行発売された2000MB/秒の超高速モデル「XS2000」の低価格品のようなイメージで、転送速度と容量で差別化されているようです。
ただXS2000の転送速度の実現には、接続するデバイスとケーブルもUSB3.2 Gen 2×2規格に対応する必要があるので、Macも含め非対応のPCではXS1000と同様の読出速度1050MB/秒が最大となります。
その他の違いは見た目くらいなので、MacユーザーならほぼXS1000一択かも。
パッケージと外観
SSD自体が小さいのでパッケージもコンパクト。内容物もXS1000本体とUSBケーブルのみと、実にシンプルです。(取説すら入ってない)
本体の見た目はご覧の通り全身真っ黒ですが、金属とプラスチックを上手く組み合わせてあるので安っぽい感じはしませんね。
正面から見て右側面に接続用のUSB Type-CポートとLEDインジケーターが装備されています。
サイズの比較対象に、手持ちのSanDiskとバッファローのポータブルSSDを並べてみました。
この2つもかなりコンパクトな部類ですが、スペック的には2倍以上の差があるXS1000も負けていませんね。(少し厚みはあるかな)
転送速度を検証
MacBook Proと、Blackmagicのベンチマークソフトを使って転送速度を確認していきます。
ちなみに付属のUSB-AケーブルではMacに繋げないので、Thunderbolt 3ケーブルで代用。
計測結果は書き込み950MB/秒、読み出し920MB/秒と、ほぼスペック通り。
ここまでの速度が出れば通常使用の範囲ではストレスはまったく感じないはずです。
実際のデータでも試しましたが、10GBほどの動画であれば10秒弱で読み書きできますよ!早い!
Kingston XS1000|実際の使用感
ここからは僕が実際に使ってみて「良かった!」と思うところや、「ここは残念・・・」と感じたことを紹介していきます。
どこに持っていっても邪魔にならない
手のひらサイズのXS1000は、本当にどこに持って行っても邪魔にならないです。むしろケーブルのほうが邪魔なくらい。
僕がMacBookを持ち出す時に使うMOFTのスリーブケースは結構サイズがピチピチなんですが、コンパクトなXS1000ならサイドポケットに入れてもほぼ違和感がないのでいつも一緒に携帯できます。
もちろんiPadの相棒としてもぴったり。Apple製品は内蔵ストレージが逼迫しがちなので、大容量の外付けSSDとまとめておけるのはかなりのメリットだと思います。
ボディは金属製で剛性もちゃんとあるので万一落としてしまっても大丈夫そうです。
一見無骨だけど結構おしゃれなデザイン
パッと見、真っ黒である意味飾り気のない実用重視の外見ですが、ちょっと大きめの消しゴムみたいなデザインは意外とApple製品ともよく合います。
圧倒的なメンズライク感はあるけど、シーンを選ばず使えるデザインで仕事用のアイテムとしても悪目立ちせず良いかも。個人的にはカッコいいと感じる外観です。
転送速度は必要十分
僕の場合、SSDの用途は基本的に撮影した画像・動画の退避がメイン。
編集や現像を行うMacBookを出来るだけ高速に動かすためにも、内蔵ストレージにはデータを貯めないようにしているのですが、長回しの4K動画やRAWデータなど嵩張るデータも多く、1回にやりとりする数十GBのデータ転送時間が結構ストレスなんですよね。
1GBを1秒で転送可能なXS1000なら、1分もかからず終わってしまうので体感的には一瞬です。
大量のデータを一度に流すともちろん本体はそれなりの温度になりますが、他のSSDと比較して特別高温という感じではなく、むしろ速度は安定している点はさすがキングストン製といったところ?
内蔵ストレージを丸ごとバックアップするなんて使い方をしない限りは、十分な転送速度だと思います。
タイミングによっては1万円をきる経済性の高さ
XS1000は信頼できる大手メーカー品としては比較的低価格で販売されていて、コスパの高いモデルといえます。
商品名 | XS1000 | エクストリーム ポータブル | T7 Shield | MiniStation Pro |
---|---|---|---|---|
外観 | ||||
メーカー | Kingston | SanDisk | Samsung | BUFFALO |
容量 | 1TB|2TB | 500MB|1TB|2TB|4TB | 1TB|2TB|4TB | 500MB|1TB|2TB|4TB |
インターフェイス | USB3.2Gen2 | USB3.2Gen2 | USB3.2Gen2 | USB3.2Gen2 |
最大読出速度 | 1050MB/秒 | 1050MB/秒 | 1050MB/秒 | 1050MB/秒 |
最大読込速度 | 1000MB/秒 | 1000MB/秒 | 1000MB/秒 | 1000MB/秒 |
サイズ | 70 x 33 x 14 mm | 101 x 53 x 10 mm | 88 x 59 x 13 mm | 107 x 57 x 12 mm |
重量 | 28.7g | 52g | 98g | 79g |
価格(1TBモデル) | 10,980円 | 15,276円 | 13,616円 | 11,980円 |
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僕がXS1000を購入したのは今年11月のブラックフライデーでしたが、その時の価格は8,999円とかなり安くなっていたので即買いしました。
今の価格は10,980円(2023年12月29日現在)と少し上がっていますが、結構価格が上下する商品なので購入を考えている人はセールの時期を見計らって買うと良いかも知れません。
付属のUSBケーブルはいらないかも
気になった点では、今年8月に発売された比較的新しい商品にも関わらず、付属ケーブルがUSB-Aというところ。
これより前に発売されたXS2000にはType-Cを同梱していたのに何故?という感じです。
30cmの長さ的にはちょうどいいのですは、特にMacBookからはUSB-Aポートが淘汰されて久しいので、出来ればType-Cのケーブルを付属して欲しかったです。
まとめ
さて今回は本体ストレージが不足しがちなMacBookの良き相棒としても有能なポータブルSSD『Kingston(キングストン)XS1000』を紹介しました。
改めて大切なデータを預けられる信頼できるメーカー品でコスパも高く、今買うならこの商品が一番と言えるそんなポータブルSSDになっています。
僕は購入時にセール対象だった1TBのモデルを選びましたが、この手のストレージデバイスは容量が逼迫すると極端にパフォーマンスが落ちる場合が多いので、予算的に余裕があれば2TBの方を選んだ方が幸せになれるかも知れません。
Thunderbolt対応のM.2 SSD以外では、Macで使える最高速度の外付けSSDなのでデータを頻繁にやりとりする人には特におすすめです!
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