MOFT(モフト)といえば、これまで金属製で無骨なイメージが強かったPCスタンドを、スタイリッシュかつ底面に貼ってどこにでも持ち運べる形に進化させた大人気ブランドで、MacBookユーザーにも使っている人は多いのではないでしょうか。
この記事ではそんなMOFTシリーズから、今年2023年7月に新色を発売したPCスタンド兼スリーブケース「MOFT 多機能キャリーケース For 14″ Laptops」をレビューしていきます。
スリーブケースタイプのMOFTを使うのは初めてでしたが、機能性や見た目も含め「MacBookを外に持ち出すならこれしかない!」と思えるくらい気に入っている製品です。
MOFT 多機能キャリーケース ってどんな商品?
「MOFT 多機能キャリーケース」は、定番ののコンセプトそのままに、スリーブケースと一体型になったプロダクト。 超薄型スタンド
レザーケースを折り畳むだけの簡単設置で一見「安定性は大丈夫?」と不安になりますが、タイピングしても全くグラつかない抜群の安定感で、出先での作業性向上にも効果的。
実際に使ってみて感じたのが、素材選定や縫製一つとっても分かるMOFTのモノづくりへのこだわり=機能美。どの状態、どの部分を見ても本当に美しく所有欲を満たしてくれます。
この辺りの感動と、商品のイメージを伝えたくてショート動画を作ってみましたので是非ご覧ください!
もちろん機能性も素晴らしい一押しの商品なのですが、気になる点もゼロではないのでこれから詳しく紹介していきます。
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商品スペック
まずはカタログスペックを見ていきます。
多機能キャリーケース 14インチ | 多機能キャリーケース 16インチ | ||
カラー展開 | |||
対応端末 | MacBook Air 13インチ (2022/2020/2019/2018) | ||
MacBook Pro 13インチ (2022/2020) | |||
MacBook Pro 14インチ (2023/2021) | |||
MacBook Air 15インチ (2023) | |||
MacBook Pro 15インチ (2019/2018/2017/2016) | |||
MacBook Pro 16インチ (2023/2021) | |||
その他対応端末サイズ | 320 x 230 x 17 mm以内 | 360 x 250 x 20 mm以内 | |
耐荷重 | 5 kg | 5 kg | |
本体寸法 | 360 x 255 x 7 mm | 400 x 277 x 7 mm | |
本体重量 | 315 g | 410 g | |
実勢価格 | ¥8,480 | ¥9,480 | |
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「MOFT 多機能キャリーケース」のラインナップは14インチ用と16インチ用の2種類。それぞれ2023年夏の新作カラー含めて全7色で展開中です。
14インチ用のスリーブケースは適合サイズのMacBook Proでジャストサイズなので、13インチのMacBook Airだとちょっと大きめかも知れません。(小物も入るので余裕があってもいいけど)
重量は300gと意外とありますが、実際に手に持ってみるとそこまでの重さは感じません。むしろ手に馴染むしっとりした質感で、MacBookを直接持つよりもフットワークは軽く感じるかも。
耐荷重も5kgあるのでPCスタンドとしても充分な強度ですね!
パッケージと外観
パッケージはとてもシンプルな紙製。印字されている商品名は「3-IN-1 CARRY SLEEVE For 14″ Laptops」とのことですが、スリーブケース+2段階のスタンド=3in1ということ?
商品の外観もとてもシンプルで、一見普通のレザー製のスリーブケースといった感じ。
僕は今回 新色のミスティグレーを選択しましたが、若干青みがかった薄いグレーでクールな印象。イメージ通りのいい色味です。
スタンドは間口部分のスリットを折り畳んで高さを出すシステム。支柱となるフラップとはマグネットでくっつくようになっています。
表面素材はMOFT謹製のヴィーガンレザーを採用。
手触りは革のような質感でしっとりとしていますが、汚れや傷が付きにくい素材。防水性もあるので突然の雨くらいであれば中身を濡らすことなく保護してくれます。
基本的には汚れに強い素材ですがガソリンに触れると腐食するので注意が必要です。また保護カバーを装着している場合、素材によっては色移りする可能性があります。
引用:MOFT公式商品サイト「よくある質問」より
重さは実測で343gと、その剛性ゆえに一般的なレザーケースより少し重いですが、別途スタンドを持ち運ぶことを考えると遥かに手軽です。
MOFT 多機能キャリーケース の良かったところ
ここからは僕が実際に使ってみて特に優れていると感じたポイントを4つ紹介します。
- おしゃれでスタイリッシュなデザイン
- どんなシーンでも使いやすい考え抜かれた構造
- 細部まで作り込まれた高い品質
- 貼り付けず底面を塞がない排熱構造
おしゃれでスタイリッシュなデザイン
MOFTの製品はこれまでも様々なデザイン賞を受賞(https://www.moftjapan.com/pages/award-winning)するなど一貫したデザイン性の高さが魅力ですが、このキャリーケースも多分に漏れず、めちゃくちゃスタイリッシュでおしゃれ。
一見高級感のあるレザースリーブケースと思いきや、一瞬で折り紙のように変形する機能美は本当によく出来ています。(見せびらかしたくて無駄に外に持ち出してしまうほど!)
またカラーバリエーションの豊富さも魅力の一つ。この夏に追加されたミスティグレー/スモークターコイズ/サンドベージュの3色を含め、どれも絶妙に素敵なカラーで選んでいるだけで楽しくなります。
MacBookの定番スリーブケースになりそうなだけに、今後のカラー展開にも期待せずにはいられません!
どんなシーンでも使いやすい考え抜かれた構造
単に外出先で使いたい2つのアイテムを1つにした便利アイテムというだけでなく、単体のスリーブケースやPCスタンドとして見てもとてもよく設計されていて、どんなシーンでも使いやすい構造になっています。
例えば、スタンドの高さは7.5cmと5cmに調整可能。わずかな違いですが、膝の上で足を組んで使うには5cmの高さがぴったり。安定性を損なわず無理のない姿勢でタイピングできるので、デスクがない環境でも楽に作業ができます。
一方、7.5cmは椅子が高めのカフェなどで使うのにちょうどいい高さ。キーボードの位置も高くなるので低い机でも必要以上に腰を曲げることなく自然な姿勢で作業が可能です。
この辺りは先発である超薄型スタンドの機能性をしっかりと受け継いている部分と言えます。
またスリーブケースとしても、PCスタンドとして必要な剛性がそのまま中身を守る堅牢性になり、ジャストサイズながら折り目があることで、MacBookの出し入れがしやすい点など本当によく考えられています。
貼り付けず底面を塞がない排熱構造
多機能キャリーケースはMacBookの底面前方と後方の2点で支える構造のため、エアフローに優れていて排熱にも効果的です。
夏場や室温の高い環境でも熱がこもりにくく、特にファンのないMacBook Airには有効かも知れません。
細部まで作り込まれた高い品質
そんな美しいデザインと考え抜かれた機能性を持つMOFTの多機能キャリーケースですが、品質についても素晴らしいのひとこと。見えない部分までこだわった仕上げや縫製などもこの商品の大きな魅力の一つです。
まず素材のヴィーガンレザーですが、質感が良く汚れに強い表面素材はもちろん、裏面にもきめ細かく肌触りのいい高品質な素材が使われています。素材の異なる2枚を貼り合わせているのですが、革製品によく見られるズレや剥がれなどは一切なく完全に一体化しています。
個人的に感動したのが、普段は見えない小物を入れる伸縮性のあるポケットの裏側の加工。
直接素材を裏から貼り付けて終わりでも良さそうなところですが、結合部分をしっかりと裏側の生地で覆うことで物が引っ掛からず出し入れがしやすくなっています。(見た目的にも綺麗)
開き過ぎて裂けることがないよう開閉部分は縫製の糸でしっかりと補強されているのも好印象。縫製も綺麗で長持ちしてくれそうです。
細かいところまで徹底的にこだわる姿勢こそ、MOFTの最大の魅力であり多くの人に選ばれる理由かも知れませんね!
MOFT 多機能キャリーケース のちょっと残念だったところ
基本的にはとても完成度の高い製品ですが、2点ほど気になる点があったので紹介します。
- 滑り止めフラップが干渉してMacBookを開きにくい
- ポケットは便利だけど保護力は低そう
滑り止めフラップが干渉してMacBookを開きにくい
MacBookが滑り落ちないようにしっかりと支えてくれる小さなフラップですが、1cmほどの高さがありMacBookを開くためのスリットを塞ぐため、片手では開きにくくなる点が少し気になります。
上の写真のように指を立てて引っ掛ければ開けなくはないのですが、通常は指の腹でも簡単に開けるので正直ややストレスを感じる部分です。
これ以上フラップを小さくすると支えが弱くなりそうなので、見た目は少し犠牲になりますが、横にずらして配置するなど改善して欲しい部分です。
ポケットは便利だけど保護力は低そう
マウスやケーブルなどの小物を内側から収納できる伸縮性のあるポケットは確かに便利なのですが、内容物がそのまま外側に張り出してしまうため、物によっては破損しないか気になります。
ポケットの生地自体にクッション性もあり丈夫そうではあるのですが、あまり厚みのあるものは入れない方が良いかも知れません。(USBケーブルやSDカードなどであれば何の問題もなさそう)
もちろんスタンドとして使う場合は安定性が悪くならないよう、中身は取り出して使いましょう。
購入者の声
最後に各ECサイトから購入者の声をいくつか紹介します。
公平に高評価・低評価で同数紹介したかったのですが、本当に否定的なレビューが少なく満足度の高さが伺えますね!
見た目、機能性、何の文句もありません!
シエナブラウンにしましたが
大人っぽいけど若々しい、素敵な色です♪
何よりスタンドを別で持ち歩かなくていいのが最高です!
ずっと小型PC入れに使ってますが、このシリーズは最高。色違いで二色を使い分けています。収納兼PCスタンド、フリーアドレスの味方。
私はiPad Pro12.9のケースとして16インチスリーブケースを使っていますが、スタンドとしても使えるし、キーボードケースを付けたまま収納できるので重宝しています。何よりも気軽に出し入れできて、そのままスタンドにしてタイプ出来るのが気に入っています。
本当に傷がつきにくいので、ガシガシ使っています。
macbook16inchに、別で購入したクリアのカバーをつけているのですがそれでも入ったので助かりました。
また、角度がつくとこんなにも作用しやすいのかと感動しています。
届いたばかりですが、大変良いです。
元々MOFTのシールタイプのスタンドを使っていたのですがとても便利で、同時に薄くて嵩張らないPCケースをずっと探していて今回こちらを購入しました。
本当に薄くて、それでいて革の質感がしっかりしていて硬めの耐久性のある素材で、大変満足です。
異なる高さで2段階調節可能ですが、方法もシンプルで分かりやすいです。
ポッケの部分はなんというか腹巻きみたいな異素材になっていて、中に入りつつびよんと伸びるので収納できるという感じでした。
また、今回サンドベージュにしましたが過度に黄身が強いわけでなく良い色でした。
デザインはとても格好良く、折ってPCスタンドのようになるところや伸縮性の小物入れがあるところも気に入っています。
ただ汚れるようなところに置いていないのに、すぐに画像のように汚れ?指紋?がついて白っぽくなってしまってすごく気になります…ブラックだけなのでしょうか。今は暗めのものが多いので明るい色も出してほしいです。
スリムで外出先でもスタンドとして使えるのでコンセプトはとても良いと思います。
逆にスリムが故にマウスやバッテリーも入れるとボコッとするので、入れられないことはないですが別で携帯した方が良いかもしれません。
そのあたりはスリムさとどちらを優先するか、や総合的な使い方の優先度次第なので総合すると良い製品だと思います。
まとめ
さてこの記事では、おしゃれで便利なPCスタンド兼スリーブケース「MOFT 多機能キャリーケース For 14″ Laptops」についてレビューしてみました。
PCスタンドとスリーブケースという異なる用途のアイテムを高い次元で一つに融合したこの製品は、本当に画期的で魅力的!出先で長時間仕事をする人には最適解と言っても過言ではないアイテムです。
僕自身もそうですが、この商品の利便性と高い品質は一度使うと手放せなくなる人も多いのでは無いでしょうか。
本当におすすめできる商品なので、これからMacBook用スリーブケースの購入を考えている人は是非チェックしてみてください。
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