直近では円安の影響でやや緩やかになったとは言え、以前毎年のように伸びているタブレット端末の普及率。(2023年現在の世帯普及率は約39%だとか)
娘二人にそれぞれ学校から支給されているiPadも含めると我が家には現在4台ものiPadがあり、毎日のように充電器の取り合いが繰り広げられています。
そんな家庭の増加も影響してか、ますます加速しているのが複数ポートを搭載したPD充電器の小型・高出力化。
今回はそんなタブレットやMacBook Airの充電にぴったりの新商品 45W 2ポート PD充電器「Innergie PD充電器 C4 Duo」 について紹介していきたいと思います。
Innergie C4 Duo ってどんな充電器?
Innergie(イナジー)はスイッチング電源で世界シェア50%を誇る台湾の大手企業「デルタ電子」のPBブランドで、高いエネルギー効率と安全性の高い充電器を多く販売しています。
コンセプトは「One for All」。高品質な1台の充電器であらゆるデバイスに対応するという思いが込められています。
実際、以前レビューした60WのPD充電器「C6 / C6 Duo」も、本当に素晴らしい製品だったのでより高出力なものも検討している方は以下をチェックしてみてください。
デルタ電子には日本法人も存在するので、何かあれば日本語で問い合わせができるのも安心だね!
カタログスペック
商品のスペックを見ていきます(比較対象として以前ご紹介した「C6 /C6 Duo」も併記)。
製品名 | C4 Duo | C6 Duo | C6 |
---|---|---|---|
製品画像 | |||
最大出力 | 45W | 63W | 60W |
ポート構成 | USB-C × 2ポート | USB-C × 2ポート | USB-C × 1ポート |
電力配分 | 30W + 15W 15W + 30W 20W + 20W | 45W + 18W 18W + 45W 30W + 30W | ー |
サイズ | 45.6 x 42.8 x 30.4 mm | 56 x 47 x 30.4 mm | 60 x 30.4 x 30.4 mm |
重量 | 95g | 140g | 85g |
プロトコル | PD3.0 PD3.0(PPS) QC3.0 QC4.0 Apple Mode SFC | PD3.0 PD3.0(PPS) QC3.0 QC4.0 Apple Mode | PD3.0 Apple Mode |
製品保証 | 2年間のグローバル製品保証 | ||
実勢価格 | ¥6,090 | ¥6,990 | ¥5,490 |
Check | Check | Check |
「C4 Duo」の位置付けは 63Wの「C6 Duo」の低出力モデルと言えますが、「MacBook Air + iPhone」や「iPad × 2台」の充電にぴったりの出力で、サイズも一回り小さくより実用性の高いモデルとなっています。
ちなみに以下の各モデル対応レンジを見ても分かる通り、MacBook Pro以外ならほぼ45Wで対応できるので、一般的な用途であればこれ以上の高出力機は不要と言えるかも知れません。
パッケージと商品デザイン
環境問題にも力を入れるInnergieは、シリーズ全モデルでプラスチック素材を一切使わないエコパッケージを採用。
包装も小型化していて環境にも優しい可愛らしいパッケージです。
紙素材のパッケージ
真っ白で美しいデザイン
本体は真っ白で美しいデザイン。まるで鋳造したかのような継ぎ目のない構造で技術の高さが伺えます。
そして何より小さい。本当に45Wもの出力が出るのか疑ってしまうほどのサイズ感です。(出力はこの後で検証します)
プラグ部分は繰出式なので、持ち出し時は畳んでコンパクトに収納できます。
搭載されるポートはUSB-C x 2。どちらも同じ出力なので、デバイスを挿すときに気にする必要はありません。
写真には収めていませんが、底面には日本のPSEマークをはじめ数多くの国際安全規格に合格した証が印字されています。
充電器は日本国内の電気用品安全法において、感電や発火の危険性のある 特定電気用品 に分類されるため、安全性の担保された商品を選ぶことも大切です。
製品自体も購入から2年間の保証がついていて安心だね!
Innergie C4 Duo 特徴とおすすめポイント
実際に商品を使ってみて良かったと感じたポイントを4つ紹介します。
- 普段使いにちょうどいい出力値
- 出力差のないデュアルポート
- コンパクトで携帯性抜群
- 真っ白で美しいデザイン
普段使いにちょうどいい出力値
45Wという出力値は、MacBook Airや一般的なノートPCを少し余裕を持って充電できる充分なスペック。
- MacBook Air 13インチ(2022/2020)
- MacBook Air 15インチ(2023)
- iPad Pro / Air / 無印 / mini
- Surface Laptop Go(1/2/3)
- Surface Go(1/2/3)
ハイスペック機への充電を必要としないなら、価格やサイズを抑えられる45Wの充電器がコスパ的にも良いと言えます。
2ポート搭載の「C4 Duo」ならiPad 2台を同時に充電できるので無駄がなく、普段使いにちょうどいい出力値と言えます。
念の為、電力チェッカーと「C4 Duo」で出力を検証してみましたのでご参考まで。(いずれも公称スペック通りの性能でした!)
充電出力を検証
1ポートのみを使った場合
1ポートのみを使ってMacBookへの給電した場合の出力公称差▲0.4W。
最大 45W
実測 44.6W
電気エネルギー(W:消費電力)の見方
消費電力(W) = 電圧(V) × 電流(A) で計算します。(例:20V / 2Aなら40W)
2ポートを同時に使った場合
iPhoneを充電しつつ同時にMacBookへの給電した場合の出力公称差▲0.5W。
最大 30W
実測 29.5W
出力差のないデュアルポート
複数ポート搭載のPD充電器にありがちなポート毎の出力差がないのも「D4 Duo」の特徴です。
仕様をいちいち確認することなく空いているポートの好きなところに挿すだけで、常に最大出力で充電できるのはかなり優位性のあるポイント。(意外と最大出力を出せるポートは1つだけという仕様も多い)
それぞれのデバイスに必要な電力は自動的に検出・計算され、最適な出力に調整してくれる点も安心です。
コンパクトで携帯性抜群
「C4 Duo」は長辺で45cm、重量95gと45WのPD充電器の中でもかなりコンパクトな製品で携帯性が抜群。外に持ち出す際にはとても便利です。
僕は旅行好きで出先での仕事も多いのですが、実際に3ポート以上必要なシーンはかなり限られるので、小型化 できるなら2ポートで充分と感じています。
真っ白で美しいデザイン
清潔感のあるホワイトカラーのミニマルで美しいデザインもこの製品の魅力の一つです。
Innergieの「One For All」シリーズは一貫したデザインコンセプトで製造されており、特にApple製品との親和性の高さが個人的に刺さった部分。
せっかく使うなら見た目も妥協したくないという人にもおすすめです。
Innergie C4 Duo 気になったポイント
実用面で困るということでは無いのですが、使っていて少し気になった点があったので紹介します。
- ポートの間隔が狭い
- 指紋や傷が目立つ
ポートの間隔が狭い
「C4 Duo」のUSB-Cポートは中心よりかなり端に寄った配置にあり、狭い間隔(約4mm間隔)で2つ並んでいます。
その結果、少しケーブルの抜き挿しがし難くなってしまっているのは残念な点。
さすがに、刺せない・抜けないということは無いのですが、ケーブルを頻繁に抜き挿しして使う想定であれば注意して欲しいポイントです。
指紋や傷が目立つ
「C4 Duo」の表面加工は光沢があって美しい一方、光が当たると結構指紋や汚れが目立ちます。
個人的にはマットな表面加工の方がより高級感も出て良かったかも。気になる人は気になると思うので、念の為紹介しておきます。
大した問題では無いけど、ちょっと潔癖入っている僕には結構気になるポイント・・・
まとめ
この記事ではコンパクトで普段使いにちょうどいい「Innergie PD充電器 C4 Duo」 をレビューしました。
改めてサイズと出力のバランスが絶妙なPD充電器なので、それほど高出力を必要としない人にぴったりの製品です。
ちなみに現在海外対応用の可変プラグも準備中とのことなので、発売後はますます活用シーンが広がりそう!
Innergieの充電器は、Amazonでも定期的に値引きクーポン対象になっている(2023年11月3日現在も500円クーポン適用可)ので、気になっている人は時々チェックして買い時を見逃さないようにしてくださいね。
\ 60Wの充電器が欲しいならC6 Duoもおすすめ! /
コメント